・人前で初めて自慰行為
男性の場合、中学生くらいになれば、まあ、人並みに自慰行為をするようになると思います。
ですが、女性ってどうなんだろうなあ、と思って大学時代の彼女に尋ねてみたら、「そんなの一度もしたことないわよ!」と、軽くキレられました。
照れ隠しなのか何なのか、今となっては藪の中ですが、ともかく、こういう話の中から、男性の自慰行為について彼女から質問があり、どういうわけか、彼女の前で実演する運びとなりました。
ベッドの下に隠していたエッチな本を取り出して、お気に入りのページを開いて、シコシコするわけですが、いつもとは明らかに感じ方が違います。
つまり、思うような快感が得られないのです。
なぜなら、目の前に彼女がいて、自慰行為を凝視しているから。
とてつもない気まずさがありますし、ぶっちゃけた話、どっか行ってほしい・・。
でも目的は彼女に自慰行為がどんなものなのかを見せるわけで、もうなんか何をやっているのか、よく分からなくなってくるんですよね。
そもそも論として、目の前の彼女とセックスしたほうが気持ちいいわけで、それをやろうと思えばできる環境でもあります。
にもかかわらず、謎に、気まずい雰囲気の中、自慰行為。
結局、馬鹿らしくなってきて、彼女と普通にセックスすることにしたのですが・・。
・いつもと違う反応
不思議なことに、セックス中の彼女の反応がいつもより、可愛いのです。
最初に異変を感じたのは、彼女がフェラチオを始めた時。
ものすごく丁寧に、愛情のある舐め方なのです。
顔を見てみると、切なそうな表情をしていて、目の前にあるペニスにものすごい愛情を注いでいるような感じがふんだんに伝わってきます。
時間も長く、いつもなら、早々に切り上げるのに、今回は、ペニスをなかなか離そうととしません。
口いっぱいに咥えたり、舌先でくすぐるように舐めてきたり、舌全体を使って下から舐め上げたり、自分の唾液を手に取って、優しくしごいたり。
このままではイッテしまいそうなので、攻守交替。
今度は彼女をたっぷりと愛撫し、その後にいざ合体。
・初めての中出し
冷静沈着にコンドームを装着し、彼女に挿入すると、物の数秒でイキそうになってきました。
すると、彼女が大胆な行動に。
僕のペニスからコンドームをはぎ取り、そのまま膣へと誘導したのです。
いつもなら、厳しいくらいに装着するように求めてくるのに、この日は自らはぎ取るという・・。
このまま出してもいいものかどうか、悩むものの、生の彼女の気持ちよさには抗えませんでした。
次第にピストンのスピードが速くなり、あっという間に放出。
彼女をみると、なんだかうれしそう。
手を伸ばして、ハグを要求してきたので、体を起こしてディープキス。
こんな、セックス人生で初めてで、今思い返してみても、一番気持ちよかったセックスだと言えるかもしれません。
それくらい心身ともに気持ちよかったわけですが、きっかけはやっぱり、自慰行為なんですよね。
明らかにあれから、彼女のスイッチが入ったように思います。
なかなかパートナーに自慰行為なんて見せるタイミングはないと思いますが、上手くいくと、こんな感じでいい結果に結びつくという話。
ただ、彼女以外で、こんなことをやったことは一度もありませんので、これが効果的かどうかは何とも言えません。