・美人の姉
自分には2つ年の離れた姉がいますが、まあ、小さいころから美人だ美人だともてはやされていました。
姉弟なので、姉のことを美人かどうかで見たことは一度もなく、むしろ正反対のタイプの女性がタイプだったりしたんですよね。
やっぱり、そこは避けるというか、なんか嫌じゃないですか。
姉と同じようなタイプの人と付き合うのって。
ただまあ、小学生くらいの頃は、姉のことを、あーだこーだと考えるようなこともありませんでしたが、中学に入ると、かなり意識するようになりました。
いわゆるシスターコンプレックスってやつです。
というのも、さっきも言ったように姉は小さいころから美人だともてはやされていて、地域でも結構な有名人だったからです。
そのため、同級生からは、「姉ちゃんのパンツくれよ~」なんてよく言われてました。
あとはちょっとヤンチャな先輩からも、「お前の姉ちゃん、紹介してくれよ」なんて、言われてたっけなあ。
そんなこともあって、姉とは正反対の女性がタイプになっていったわけですよ。
とはいえ、やっぱり心の底では、姉のことを美人だとは思っていたのかもしれません。
・姉に似ている
そんななか、25歳の時のことです。
友人に誘われて合コンに参加すると、ちょっとドキッとすることがありました。
どういうことかというと、姉にほんのり似ている女性がいたのです。
いや、両者を横に並べたら、違いがはっきり分かりますし、こんなことを言うのもなんですが、間違いなく姉の方が美人です。
でも、ふとした時の表情が、やたら似てる。
笑ったときの顔とか、食事の時の所作とか。
あとは、細かいことを言うと、眉毛の形とか。
すごくストライクゾーンは狭いけど、ある瞬間にやたら似てることがあるんです。
で、ドストレートに言うと、なぜかこの女性とセックスがしたいと思うようになりました。
姉と正反対の女性がタイプだと言っていたのに・・。
・正常位の時の表情
さて、友人のアシストもあって、この女性と無事に付き合うことができたのですが、最初のセックスは本当に興奮の連続でした。
さっきも言いましたが、ふとした瞬間の表情が、姉に似ていると言いましたが、セックス中の表情は姉そのものでした。
特に、正常位の、斜め上からの彼女の表情。
小さいころに、よく、プロレスごっこを姉としていましたが、姉の上にまたがったときの表情とそっくりなのです。
で、これが妙に興奮してしまって・・。
申し訳ないですが、セックスの最中は、姉のことが頭の中をよぎっていて、つい名前を呼びそうになったほどです。
また、バックでつながっている時も、ポニーテールの感じとか、肩幅の感じとか(姉も彼女も水泳をしていて、肩幅が広く筋肉質)、妙に似ています。
姉のことが頭にある中で射精に至ると、変な興奮を覚えましたし、実際、精子の量や勢いもいつもに比べて多かったように思います。
そんなこんなで、彼女とのセックスの際には、姉をほうふつとさせる体位でフィニッシュに至ることが多かったですね。
ちなみにですが、彼女を実家に招いた際、姉と顔を合わせることになりましたが、家族のだれも2人が似ているという事を指摘することはありませんでした。
自分とは見え方が違うのかな。
ただ、この彼女とは、わずか半年で別れることになりました。
やっぱりセックス中の違和感を感じていたのかもしれません。
「私の事ほんとに好き?」なんて言われまして。
話し合った結果、別れることになりました。