『ハイスペックお姉ちゃん』
俺には女子大生の姉貴がいる。
弟の俺が言うのもなんだが、顔は結構キレイな方だと思う。
おまけに胸もEカップとなかなかデカい。
こんな感じだから、姉貴にはいつも彼氏がいた。
小学校の時以来彼女がいない俺とはまったく対照的だ。
加えて姉貴の料理やお菓子作りの腕は抜群。
たぶんカレー、肉じゃが、唐揚げ、マドレーヌ、クッキー辺りは店で出せる。
しかし、こんなハイスペックな姉には裏の顔がありまして……
『セックスモンスターなお姉ちゃん』
それはとにかく性欲が強いということだ。
俺と違い、姉貴は男に困ることは絶対にない。
だけれども、姉貴は他所ではあまりセックスというものをしない。
本人は「下手にヤると敵を作っちゃうんだよ」と言っていたが、そんなもんなんだろうか。
とはいえ、性欲は放っておいても消えるものではない。
おまけに姉貴はいわゆる「陽キャ」の類のお方なのでアイドルやアニメにハマるということもない。
すると、その矛先は弟に向かうわけで……
『ベロンベロンなお姉ちゃん』
そういえばこの間、こんなことがあった。
ある日の夜、姉貴がベロンベロンになって帰ってきた。
俺らの住んでいる場所はその地方の中ではかなりの都会だとはいえ、基本的には車があることが前提の街なので母が駅まで迎えに行っていたっけか。
また、姉貴は途中のコンビニでアイスを買ってきていた。
姉貴は女の子らしく、飲み会帰りのアイスが大好き。
その時は確か、キウイの果肉感がものすごい強いアイスを買ってきていたように思う。
加えてアイスティーや柿ピーも欠かさないのがいつものルーティン。
本人は「お腹冷やすと良くないんだよね」とか「こんなの太っちゃう」とか言う癖に、普段の生活で帳尻を合わせるので決して太らないのが羨ましいところだ。
とまあそれはさておき。
ベロンベロンになった姉貴がシャワーを済ませてパジャマに着替えた後、俺の部屋に来るということは全然珍しいことではないのだが、そうなった時にはほぼ確実に事が起こってしまうわけで……
『お姉ちゃんに押し倒された!』
姉貴はお高めのシャンプーの香りをまといながら、俺を押し倒した。
柔らかくぷにぷにで弾力ある161cmのボディが、身長176cmかつ運動部で無駄にゴツゴツしてる(しかし大学に入ってからはなまってしまった)俺を押し倒した。
姉貴が俺のパジャマの下とパンツを脱がすと、ぷるんと出てきたのはどんどんと勃起しつつある男根。
手慣れた様子でそれにゴムを付けると、姉貴は前戯もなく、俺の上で腰を振り始めた。
「ハァ、フゥッ……」
声は漏らさない。
漏らしてはいけない。
こんな壁の薄いアパートでそんなことをしたら、母親より先にお隣の爺さんに気づかれてしまう。
とはいえ人間、「我慢」や「隠れて」という要素が入るとエロをよりエロく感じるもので……
ドピュッ。ドピュッ。ドピュッ……
あっという間に姉貴の中に出してしまった。
だが、これで終わるかと言えばそんなわけがない。
これは姉貴が満足するまで続くのだ。
「もう一回、イけるでしょ?」
次の瞬間、俺の顔に何かが垂れた。
そして、顔に姉貴のアソコと姉貴の尻が降ってきた。
「ぐえーっ!?」
正直言って、シンプルに重い。
でもまあ、悪くはない……のか!?
窒息しそうになりながら、俺は人の二面性について少し考えてしまった。
こんな女子大生は普通というわけじゃあないのだろうけれど、どれくらいの割合でいるのだろう?