何となく触ってみると、気持ちがいいかも。
指で触って、その指の匂いを嗅いで、独特の変な匂いを楽しんでいました。
そのうち癖になり、いつもいつも匂いを嗅いでいました。
寝る時にはいつもきまって指で触り続けていました。
小学生なので、パンツに手を入れたまま眠ってしまうことが多く、母から、「何であんたは、いつもパンツに手を入れて寝てるの」と言われ、寝る前には、ちゃんと手を出さないといけない。気を付けないといけない。
と幼いながらに、少し罪悪感を感じながらコソコソと続けていました。
夜遅く、父は良くテレビドラマを見ることがありました。
「子どもが見るもんじゃない。早く寝なさい。」などと怒られた記憶があります。
ベッドシーンやレイプシーンなど、荒い息遣いの女性の声や映像が、幼かった私の記憶に鮮明に残っています。
何となく大人になったらやってみたいなという憧れがありました。
はぁはぁ言っている声が、気持ち良さそうで自分の指で、自分のアソコを触りながら、その声やシーンを想像していました。
男の人に抱かれてみたいな。
無理やりはイヤだけれど、胸を揉まれたりアソコをいじられたり、気持ち良さそうだなと、そんなことを考えながら触り続けていました。
変なおじさんに遭遇
昔はよく、あちらこちらに変なおじさんがいました。
今の時代であったなら、不審者が出たと大騒ぎですが、昔はそんな感じの変なおじさんはそこらじゅうにいました。
私は学校の帰りに、変なおじさんに遭遇しました。
友達と2人で一緒に歩いていると「ねぇねぇ、ちょっといいかな?」と知らないおじさんに呼び止められました。
少し離れた路地に止めてある車の中から、おじさんが呼んでいます。
その時の私たちは、道でも尋ねられるのかと思い、全く疑いもせず、その車に近づきました。
ワゴン車のドアを開けたまま、そこへ腰をかけているおじさんはとても優しそうな人でした。
「君たちさ、ちょっとこれを見てもらいたいんだけど」と言うと一冊の本を見せてくれました。
その本は、いわゆるエロ本と言われる物で、男性の性器が勃起した状態をモザイクなしできれいに写してある写真でした。
小学2年生の私たちにとって、大変衝撃的な写真でした。
「これを見てさ、どう思うか感想を聞きたいんだけど」と言われびっくりしてしばらく声が出ませんでした。
「何でもいいんだよ。何か感想があるでしょ?」
「今ね、こういう写真をみんなに見てもらって、それで感想を聞いて回っているんだよ」と言っていました。
「なんだかエッチ・・」と答えると「そっか。じゃこれはどうかな?」と違うページを見せられました。
女性が、勃起したペニスを口いっぱいにほおばっている写真でした。
「えっ・・」言葉が出ませんでした。
「ちょっとびっくりしちゃったかな?」
「ありがとうね。もういいよ。」
「気をつけて帰ってね。」と言われ、その場を後にしました。
家に帰った後も、この話は誰にもしませんでした。
あまりに衝撃的で、今でも鮮明にその時のことを覚えています。
男性の性器が勃起した写真、それを頬張る女性。
どうしてあんなに大きくなるのか、その時は意味が分からなかったですし、何故口にくわえるのか、その意味も分からなかったけれど、大人には、いろいろと秘密があるんだなと、そう解釈しました。
誰も教えてはくれないけれど、きっとそのうち分かるようになるのかなとそんな感じに思っていました。
またも無関係のおじさんからの情報
私は小学5年生になっていました。
ある日、家に電話がかかってきました。
雑誌社の者で、小学生にアンケートをしているんだけれど、少し時間いいかな?と言われ、暇だったので、その電話の話をずっと聞き続けていました。
親は仕事でいなかったので、電話口のおじさんの質問に、真面目に答え続けました。
最初は、勉強に関することなど、いたって普通の質問でしたが、だんだんと体の質問へと移っていきました。
好きな子はいる? 付き合ったことがある? など、どんどんと変な方向へと進みました。
自分で自分のオマンコをいじったことはあるかな?
どんな感じがする?
だんだんと濡れてくるのが分かるかな?
穴とおまめと、どっちがいじっていて、気持ちがいいかな?
など、今思えばすぐに切るべき電話でしたが、小学生の私はわけもわからず真面目に答え続けていました。
おまめが分からなかった私は、おまめって何ですか?と聞いてみました。
すると、とても丁寧に説明をしてくれました。
本当はクリトリスっていうんだけどね、穴よりももっと前の方に、おまめみたいな物がぽちってついているんだよ。
そこを触ると穴をいじるよりも気持ちが良いと思うんだよね。
やったことないのかな?どこにあるか、わからないんだね。
ちょっと、今パンツの中に手を入れて、触ってごらん。痛くないから大丈夫だよ。
わかるかな?ぽちっとおまめみたいなのが、付いているでしょ。
それを、くりくりしていると、きっと気持ちが良くなると思うよ。
だんだんと穴から濡れ濡れの汁みたいなものが出てくるんだよ。
そうすると、もっと気持ちが良くなるんだよ。
やってみてごらん。
そんな変なおじさんからの情報を得て、私は今まで知らなかった自慰行為の方法をより詳しく知ることになり、ますます自分で自分のものを、いじる楽しさを覚えていきました。