・いつも近くにいたお姉さん
31歳、男性です。
私は小学5年生の頃に精通し、その後自慰行為をするようになったのですが、そのきっかけになったのは近所に住むお姉さんでした。
その人の名前はユキちゃん。
お姉さんと聞くととても年上に思えますが、実際には私より1つ上の女の子です。
しかしこの頃は1つ違うだけでも物凄く大人に見え、ときには怖いなと思う存在でもあった気がします。
とはいえお互いに住んでいる家が目と鼻の先にあり、小学校も中学校も同じところに通っていました。
家族ぐるみで出掛けたこともありますし、振り返れば高校生になるまではいつも近くにいた存在なのです。
だからこそ、私にとって最も身近にいた性の対象だったのかもしれません。
・ユキちゃんとのお風呂事件
そんなユキちゃんのことを、性的な目で見るようになったきっかけがありました。
あれは私が小学5年生だった9月、忘れもしない出来事が起こります。
この日はユキちゃんの家族がユキちゃんだけを残し出掛けていたのですが、なんと出先で車が故障してしまい、夜になっても帰れていませんでした。
するとユキちゃんは私を頼ってくれたのか、寂しいからという理由で自宅に呼んだのです。
私の両親もすぐに帰ってきなさいよと言うだけで、全く止める素振りはありませんでした。
さすがにこの間柄で何か起こるだろうとは、決して考えていなかったのでしょう。
しかしユキちゃんの自宅に着くと、すぐにユキちゃんは一緒にお風呂に入りたいと言い出します。
1人だと怖いから入れないけど、まだ家族が帰る気配もないからと、当然のようにそう言うのです。
これを聞いて、とても驚いたのを覚えています。
私はまだこのとき、性的な興奮というのはほぼ覚えたことはなく、一緒にお風呂と聞いてもそうした感情は持たなかったです。
その代わりもしお風呂の最中にユキちゃんの家族が帰宅したらどうなるか、その情景は想像できました。
ですからすぐに拒否をしたわけなのですが、先述のようにときには怖い存在でもあったため、最終的には強引に入らされることとなるのです。
これが私のユキちゃんへの見方を変えてしまう、1つのターニングポイントになりました。
・初めて見た女の子の裸と精通
脱衣所に入ると、ユキちゃんは何の躊躇いもなく服を脱ぎ始めました。
目の前に男の子がいてもお構いなしで、きっと私のことなど全く意識していなかったのでしょう。
どのような服を着ていたかまでは、ぼんやりとしか覚えていません。
それでも徐々に見えていく素肌に、私は一瞬で目を奪われてしまいました。
胸やお尻、少しだけ生えた下の毛が露わになったときには、自然と呼吸も荒くなっていたかもしれません。
しかしそんな私を余所に、ユキちゃんはまだ服を脱いでいない私に近付き、無理に脱がそうとしてきました。
すぐに入るから先に入っていてと逃げたものの、抵抗する際に肌に直接触れたのを覚えています。
その感触と体温、何より目前に迫ってきた身体を見て、私のドキドキは止まりませんでした。
そして脱衣所に1人残った私には、別の変化も起きていました。
それが、ズボンの膨らみです。
私の性器は知らない間に勃起し、外から見ても判るくらいになっていました。
それにも関わらず、不思議と私が戸惑うことはありませんでした。
言うまでもなく頭の中は、直前に見たユキちゃんの裸と触れた肌の感触のことでいっぱいです。
気が付くと私は夢中で性器を手で触り、何度も何度もユキちゃんのことを考えました。
もっと見たい、もっと触りたい、気持ち良い、あのときの様々な快感は今でも忘れられません。
それから数分が経った頃、下腹部に押し上げるような違和感を感じたのを覚えています。
ハッと正気に戻ったときにはもう遅し、私はズボンの中で初めての射精をしてしまいました。
粘度の高い白い液体を見て、驚くよりもまずは焦りの方が大きかったです。
浴室からは定期的に私を呼ぶ声がしますが、このままお風呂に入るわけにもいきません。
途端に私は怖くなってしまい、逃げるように濡れたズボンのまま自宅へと帰ったのです。
これが私の、初めて精通した日の出来事でした。
同時に、初めて自慰行為をした日でもあります。
・精通のその後
翌日ユキちゃんから、黙って帰宅したことに怒られたのは言うまでもありません。
それよりもズボンの処理が大変で、家族には必死になって隠した記憶があります。
精通と精液のことは、保健体育の教科書で調べて納得しました。
実はあの日は焦りと同じくらい罪悪感のようなものがあり、心が落ち着かなかったのです。
当時は手軽に検索ということもできない時代で、本当に教科書があって良かったです。
・性に目覚めて変わった日常
ですがあの日以降、私の見る世界は大きく変わりました。
まずユキちゃんへの意識が変わり、一緒に遊んでいても衣服の下にある裸を何度も想像してしまいました。
更にクラスメートの女の子や学校の先生、テレビで見る女優さんなどにも興味が出てしまい、どのような胸とお尻をしているのか考えるようになりました。
それでも一番はユキちゃんの裸で、いつの間にかそれを思い出す度に自慰行為を繰り返すようになっていたのです。
何度思い出しても興奮の色が収まることはなく、まさに思春期時代の私にはこれ以上の性的刺激はなかったです。
ただユキちゃんが中学1年生になる頃には、少しずつ私たちの間に距離感が生まれていたような気がします。
きっとユキちゃん側も、何かしらそうした意識が芽生えていたのかもしれません。
相変わらず仲良くはしてくれていたものの、部屋に招かれたりお風呂の話をすることはなくなりました。
もう少し早くユキちゃんが変わっていたら、あのお風呂事件もなかったのではないでしょうか。
・今でも色褪せない思い出
31歳になった現在、それなりに女性とも関係を結んできました。
ですがやはりあのときに見たユキちゃんの裸は、少し特別な気がします。
思春期の頃に体験したエッチな経験というのは、意外と大人になっても覚えているものです。
特に男性の皆さんは、共感していただけると思います。
何より私にとってそういう女の子が身近にいたこと、今振り返ると貴重だったのだと感じるばかりです。
今ではすっかり連絡も取らず、どこで何をしているのか知らないのですが、私にとっては永遠に憧れの女性として刻み込まれています。