・ひそかな楽しみ
大学時代に付き合っていた彼女と、リモコンバイブを使って、デートをするのがちょっとした楽しみになっていました。
要は、彼女のパンツの中にバイブを仕込んで、リモコンで遠隔操作するってわけ。
例えば、彼女がコンビニで支払いをするとき。
店員さんとやり取りしている途中に、バイブをオンにすると・・。
明らかに彼女がビクッとなるのが伺えます。
体ももじもじして、挙動不審です。
店員さんもそんな彼女の挙動を見て、不思議な目をしていますが、何が起こっているのかはわからない。
そりゃそうですよね。目の前にいるのは、20前後のピチピチの女子大生。
風貌も真面目な感じで、実際彼女の成績はトップクラス。
そんな女性のパンツにまさかリモコンバイブを仕込んで、気持ちよくなっているなんて、誰が想像できましょうか。
会計を終えて、僕のもとにやってくると、顔を真っ赤にしながら、「会計中はダメだって!」と・・。
いやいや、どの口がそんなことを言っているのでしょうか。
そもそも、なんでパンツにバイブなんて仕込んでるわけよ。
彼女の性格を熟知しているので、今の発言が、気持ちの裏返しだという事は、十分わかっているんですけどね。
・バイブがパンツから抜け落ちて
他にもこんなことがありました。
駅の階段を上がっている時に、リモコンをオンにすると、気持ちよかったのか、「アアン」と言いながらうずくまる彼女。
その時、バイブが少しずれて、パンツから抜け落ち、階段をコロコロと転がっていき・・。
これはヤバいという事で、大至急、僕が拾いに行くことに。
バイブが行きついた先は、中学生くらいの男の子で、わざわざ拾ってくれて、渡してくれました。
若干湿り気のある、ピンク色の怪しげなおもちゃを、わざわざ拾ってくれるなんて、なんて優しい子なんだ、と、妙に感心する中、彼女の元へと戻ろうと、階段の方に目を向けると・・。
彼女はまだ階段にうずくまっていたのですが、割と短めのスカートをはいていたため、パンツが丸出しになっています。
2段飛ばしで彼女の元に戻り、起き上がらせて、ひとまずひと気のないところへと誘導。
この時も、顔を真っ赤にしながら、「階段を上ってるときはダメだって!」・・。
もちろん、これも気持ちの裏返し。
・担任の目の前で
一番、衝撃だったのが、中学時代の担任と街で遭遇した時。
彼女は中学時代に、成績優秀で、部活動も真面目に取り組み、なおかつ生徒会にも所属していたので、先生からはかなり贔屓されていたんですよね。
ほら、皆さんの学校にもいたでしょ。
何をやっても、おおめに見てもらえるような、先生たちから人気の生徒。
彼女はまさにその典型で、この時も、大学生活の近況を親身になって聞いていました。
ちなみに僕は、この先生とは折が合わず、嫌われているのは明白でした。
なので、僕のことは完全にスルーして(ここまで無視できるかってくらい)、ひたすら彼女を話をしていました。
そんな中でのリモコンオン。
いつも通り、ビクッとなって、顔を真っ赤にしながら、僕の方を見てきます。
先生も異変に気付きますが、まさか、お気に入りの生徒が、パンツにバイブを仕込んでいて、それを横にいる気に食わない男が操作しているなんて・・。
わかっちゃいないでしょうね。
「大丈夫?そろそろ時間だから行こうか」と、彼女を促し、解散。
彼女は、「先生と話している時はダメだって!」と、お決まりのセリフをはくのでした。