・下ネタしりとり?
彼と遊園地デートを計画していたのですが、あいにくの大雨。
家の中で過ごす事にしたのですが、何をしてもパッとしないんですよね。
「せっかくだしさ、エッチな遊びしない?」
「エッチな遊びって?」
私が言うと、彼がニヤニヤ笑いながら「下ネタしりとり」と言うんです。
「何それ?」
「そのままだよ。下ネタでしりとりすんの。んがついたら負けだし、下ネタに関係ない事を言っても負け」
「ええっ。なに、そのルール」
私が文句を言っても、彼はヘラヘラと笑うばかりでした。
「最近さ、会社の奴らとハマってんだよね」
「…会社で何してるの?」
「いーから。面白いからやろうぜ」
それで、結局はやる事になったんです。
・スタート!
「じゃ、まずはキス」
「ス?スケベ」
「ベロチュー」
と、こんな風にしりとりは続いていきました。
「あ、そういえばさ。罰ゲームあるから」
「は?聞いてないよ」
「負けたらノーパンな」
私は、一気に緊張してきました。
なぜなら、今日は膝丈ぐらいのタイトスカート。
負けたら、かなり恥ずかしいです。
「乳首」
罰ゲームについて考えていたら、彼の言葉に追いつけなくなっていました。
「えっ。ビーチッ」
叫んでからハッとしました。
「エッチな言葉じゃないから、アウトーッ」
そうして私は、ノーパンで過ごす事になったのです。
・意識すればするほど
「ほら、早く脱げよ」
彼に言われて、私は意を決してパンツを脱ぎました。
スースーして気持ち悪かったけど、見られなければ平気だと思っていました。
でも、ノーパンでいる事がこんなにも勇気がいると思わなかったんです。
彼が視線を向ける度に、見られていると意識してしまうんです。
「ゆ、夕食の準備するね」
沈黙の空間に耐えられず、私は早めに夕食の準備をする事にしました。
「冷蔵庫、何あったっけ?」
と、冷凍庫を覗いた瞬間。
しまったと思いました。
彼が、ニヤニヤしながらスカートを捲ってきます。
「いー眺め。最高」
「ちょっとっ、やめてってばっ。見せるとは言ってないっ」
私が慌ててスカートを直しながら言えば、彼が不満そうに唇を尖らせます。
「えーっ。それって、なんかつまんないんですけど」
「うるさいっ。お触り禁止っ」
私が言えば、彼はかなりしょげていました。
「だったら、バッチリ見えるポーズしろよ」
私が動く度に、彼がスカートの中を覗こうとしてかなり焦りました。
交際して2年半。
もちろん、セックスだってとっくに経験しているのに。
なぜか見られる事に、かなり抵抗があるんです。
「この角度がいいよなぁ」
フライパンで炒めものをしている時にも、彼は寝転んで私の下半身を下から覗いてきました。
「あのさぁ、アンダーヘアーの手入れとかしたら?ボーボーだよ」
「うるさいっ」
こんな気持ちで夕食を作った事はありませんでした。
・結局、エッチな遊びはやめられない
夕食を食べている間も、彼の視線を意識してしまいました。
そして、見られるもしれないドキドキ感になぜか体が反応してきたんです。
触られてもいないのに、体が勝手に反応してしまいました。
「なぁ。風呂に入りながら、もっとエッチな遊びしない?」
彼に言われて、私は頷きました。
彼とのエッチな遊びは、かなり癖になりそうでした。