・双子の彼女
付き合っていた彼女(真理)には瓜二つの双子の姉(美緒)がいました。
顔が似ているのはもちろんの事、身長や体型なんかもそっくりなので、全く見分けがつきません。
あと髪型も、よく似ていて、強いて言うなら分け目が違うくらいです。
なので、向かい合わせになると、まるで鏡に映っているかのような、そんな仕上がりになります。
そんな双子ですが、ある時、姉を紹介するということで、一緒に自宅にやってきました。
今までは写真とかでしか見たことがありませんでしたが、直で見ても、全く見分けがつきません。
さっきも言ったように、髪の毛の分け目が違うくらいです。
変な話、ゲームのように、頭の上に名前を表示してくれなければ、どっちがどっちか、パッと見では判別できません。
とまあ、そんな双子の姉を紹介されて、楽しいひと時を過ごすことになりました。
お酒を飲みながら、ゲームをしたり、幼いころの話をしたり、いや、ほんと楽しかったですよ。
・目が覚めると
そうこうしていると、お酒が回って、やたら眠くなってきた僕。
少し眠ることにしました。
しばらくして目が覚めると、2人いたはずなのに、1人いなくなっていました。
「あれ、お姉さん、どうしたの?」なんて、ぼんやりとした気持ちの中で尋ねると、「ああ、美緒ね、ちょっと今コンビニ行ってる」・・。
てことは今いるのは、僕の彼女、真理だ。
少し寝たからなのか、朝勃ちのような状態になっていて、ちょっと性的に悶々としています。
軽く彼女の体を味わいたくて、ベッドに押し倒して、胸を揉んだり、キスをしたりしていました。
最初は全くそんな気はありませんでしたが、無性に入れたくなってきて、彼女のパンツを脱がして、すぐさまイン。
コンドームなんかつけてる暇はありません。
そしてすぐさま、ピストン。
ぼんやりとした気持ちの中でも、お姉さんが帰ってくるかもしれないという焦りもあって、急いで腰を振っていました。
・ごまかす僕
と、ここで異変に気付きます。
なにかちょっといつもと光景が違うのです。
何が違うのでしょうか。
アンダーヘアがないのです。
割と体毛が薄いので、脱毛とかには全く興味がなく、というよりもする必要がない彼女。
アンダーヘアも、ナチュラルな状態で、日常生活に支障をきたすようなことはありません。
にもかかわらず、アンダーヘアがない・・。
ハッと、彼女の顔を見ると、分け目が違うじゃありませんか。
てことは、こ、これは、お姉さん!?
全てに気付いた時、お姉さんは笑っていました。
合体を解こうとすると、がっしりとホールディングされて、身動きが取れません。
いや、全力で振り払えば、解けたはずなのですが、心身がそれを拒んだ形です。
結局、お姉さんを相手にして、フィニッシュ。
それから、20分くらいして彼女が帰宅。
入れ替わるように、お姉さんも、自分のマンションに帰っていきました。
「え?どうして?泊まっていけばいいじゃん」なんて言ってますが、さすがにそれは、厳しいってもんです。
小心者の僕なんて、きっとまともに彼女と、そしてお姉さんと会話ができません。
とにもかくにもお姉さんは帰っていったわけですが・・。
2人っきりになって彼女が誘ってきましたが、ついさっきセックスしたばかりなので、思うように反応してくれません。
「はは、ちょっとお酒飲みすぎたかな」、なんて、ごまかしていましたが、内心ハラハラものでした。
ていうか、これって浮気になるんでしょうか。
僕は彼女と思ってセックスしていたわけで・・。
途中で気づいて、それでも続行したってことは・・、浮気確定ですね。