『化学実験室近くのトイレ』
私の通っていた高校は、外から見れば街中にある何の変哲もない学校。
しかし、その内情はなかなかにフリーダムでした。
表向きには禁止されていましたが、学校へのケータイ、お菓子、ゲーム機の持ち込みは当たり前。
遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングといったトレーディングカードゲームで遊んでいる奴までいたくらいです。
そんな状態だったので、もちろん性の方でもかなり派手にやらかさなければ無問題。
高校生のうちに童貞・処女を卒業する生徒は少なくありませんでした。
ちなみにどこでヤるのかというとほとんどの場合はトイレの個室。
中には倉庫やら人のいない教室というケースもあるようですが、かなり少数派であることは間違いありません。
それにトイレの個室なら鍵をかけられますしね。
特に化学実験室の近くのトイレは人気がないことが多くてセックスには人気でした。
『文学少女の万穂ちゃん』
かく言う私も、化学実験室近くのトイレにはよくお世話になりました。
ちなみに私のお相手は文学少女の万穂ちゃん。
女子としても低めの背丈、控えめなサイズの胸、ちょっぴりネクラな性格、飾り気のないショートヘアとどちらかというと男子ウケはしない感じの見た目ではありましたが、実は彼女は心を許した相手には性にわりと積極的というところもありました。
理由はBL系同人誌の執筆のため。
それゆえか、何なら万穂ちゃんの方からヤろうと持ち掛けてくることもありました。
いくらこの高校であっても、こんな女子はなかなかいるものではありません。
『個室の中の撮影会』
それに言うまでもなく、万穂ちゃんとのプレイはわりと変わったものでした。
体位自体は2人とも立った状態でする正常位や後背位などわりと普通のものが基本でしたが、ちまちまと記録を取るというのが特徴で、安くはないデジカメであらゆるものやシーン、例えばおちんちんの勃起していない時の様子や勃起した時のシーン、挿入した時のシーン(無論、あらゆる角度から撮る)やピストンをする場面、フィニッシュ後にあそこからおちんちんを抜くところなどを撮っていました。
雰囲気? ムード? そんなものなどありゃしません。
しかもその撮影会は1時間以上に及ぶこともありました。
たぶん今ならそんなに体力は持たないですね……。
『ご褒美』
しかし、そんな彼女も普通にヤらせてくれることもありました。
まあ、毎回毎回それでは男の方も大変ですし、撮影に協力してくれるご褒美だということでもあるらしいです。
ちなみに彼女はこの性癖(?)のせいで前の彼氏とは別れているのですが、まあ、そりゃそうですわな……。
ともあれ。
ご褒美の時は彼女の家でヤることが多いのですが、この時ばかりは男の方のリクエストを聞いてくれました。
まあたいていは「普通にヤらせてくれ」というものでしたがね。
もっとも彼女が自宅でヤりたがったというのにも理由はちゃんとあって、実はこの時にもこっそりちゃんと記録を……
いや、止めておきましょう。
とりあえず、その時は普通にヤらせてくれました。
突くときにまるで同人誌のように艶めかしい喘ぎ声を上げてくれるのが大変えっちで素晴らしかったですね……。
まあ、でも結局のところクセが強すぎて別れちゃったのですがね。
もしかすると彼女は次の彼氏さんにも同じようなことをしていたりするのでしょうか?
あまり考えない方が良さそうです。