☆憧れが強すぎて近づけない存在の人。
私は高校1年の頃からすごく憧れていて、大好きになった先輩はいました。
いわいるやんちゃ系の先輩は私の憧れでもありましたが、みんなの憧れでもありました。
私もみんなも何とか憧れてのF先輩に近づきたいと思いましたが、当時は有名な彼女さんがいたので、はっきり言って私の出る幕はなく、バレンタインのチョコさえも渡せない特別感のある方でした。
☆憧れはどんどん強くなる一方で近づけるきっかけがないままに。
当時は私を好きだといってくいれる男性も学校内やアルバイト先でもありましたが、私はF先輩への憧れが強くて、他の男性の事は目に入らない日々でした。
何とか先輩に自分の存在をわかってもらいたいと思った1年間でしたが、先輩に何のアピールを出来ないまま、先輩は学校を去りました。
私も2年生~3年生と進級をしていく訳ですが、私の気持ちの中でF先輩の存在を思う気持が強くなる事もありながら、どうする術もなくて、段々と先輩を忘れていきました。
☆とうとう私にも彼氏が出来ましたが・・・
私は高校3年生になると、アルバイト先で知り合った専門学校生と知り合いました。
当時はF先輩の連絡先すら知らないので、先輩への気持ちは初恋と言う形で幕を下ろしました。
バイト先の専門学生の事が何がなんでも好きだと言う感情は強くありませんでしたが、そろそろ彼氏が欲しいと言う思いもあって、彼からの告白を受けました。
晴れて私にも正規な人生初の彼氏が出来たわけです。
彼とはそれなりに楽しい日々を送って、休日は2人で映画を見たり、ウインドウショッピングをしたり、普通のカップルのデートをしました。
初めて過ごすクリスマスイブには彼とファーストキスをしました。
彼は自宅住まいでしたので、両親に夕飯を呼ばれて、その後に彼の部屋で人生で初めてのキスをしました。
凄くドキドキ感はなくて、以外と冷めている自分がいました。
その時は彼の実家という事もあり、その後は進展せずに、彼の家に遊びに行くと、キスはするけれど、その後は特に何もないという感じの日々は半年は続きました。
☆進路で揺れる私の思いと彼への気持ち。
バイト先で知り合った専門学生との彼とは半年程続きました。
しかし、お互いに進路の事もあって、なかなか時間が取れなくなっていまい、自然消滅をする形になりました。
彼は私にキス以上は求めてきませんでしたし、後になって彼とは一線を越えなくて良かったと思いました。
私は進学せずに働くことが決まっていたので、彼以外に事に対しても凄く興味があったので、特に自然消滅をしても寂しいという気持ちはありませんでした。
☆まさかのF先輩との再会。
進路も決まり、時に好きな人が居るわけでもない私は、卒業までのカウントダウンを本当にだらだらと過ごしました。
学校へは2月からは登校日だけ行けばいいので、アルバイト辞めて、ひたすら遊びに明け暮れました。
卒業式も終えて、あと1ヶ月はとことん遊びと思っている最中に信じられない再会があったのです。
まさかのF先輩を家の近所で見かけたのです。余り先輩が変わっていなくて、相変わらずかっこよくて、少し大人になっている先輩を見た時は、身体に震えを感じました。
思わず私は先輩尾行する感じで後を追いました。
☆このタイミングを逃したらダメ。
私は久々にF先輩を見て、昔のあの感じが蘇りました。
先輩は私を知らないと思うけれど、このチャンスを逃したらダメだと思った私は、思い切って先輩に声をかけました。
少し驚いてはいましたが、事情を話と、何となく私の事を覚えているような?いないような?そんな感じで先輩は当時よりもちゃくなっていて、話しやすい雰囲気がしたので、会話を止めてはいけないと話を必死で繋ぎました。
☆夢の様な日々。
F先輩との2年ぶりの再会に心ときめきましたが、夢の様な生活がそこから始まりました。
先輩から電話がかかってくるようになったり、2人で会う誘いがあったのです。
その時点では彼女がいるのか?いないのか?分りませんでしたが、私の中では決めていたのです。
初めての相手はやっぱり先輩しかいないと・・・
先輩の感じでは相変わらずもてる感じはしたので、私みたいな子供を相手にするのはきっと遊びかもしれないと言う気持ちは何となく分かっていました。
しかし、それでも良いと思ったのです。
先輩との初デートはドライブをする事になりました。
先輩らしい当時流行った恐怖ポイントをめぐると言うドライブでした。
私は本当に怖くて最後はもうやめて~と言った程に、本当に怖いスポットばかりをめぐりました。
先輩からの一言はいきなりでした。
「休憩していく?」・・私は休憩という意味がすぐに何を意味するか分りましたが、先輩と一緒の1分でもいたかったので、「はい」と答えました。
人生の初めての経験は、本当に初めてづくしでした。
先輩と一緒のお風呂に入って、先輩と一緒にアダルトなビデオを見て、先輩に優しくされて、最後は身を預けました。
正直痛くて痛くて、気持ちが良いとかムードがあるとかは残念ながらありませんでしたが、私が2年間夢見たことが実現したのです。
その以来、先輩の連絡はありませんでしたが、それも想定内でした。
今でもあの時の事は良き思い出です。