『なかなかカオスな高校生活』
私のいた高校は北海道、札幌の僻地にあります。
某マンガの元ネタになったらしいですが、有名校かといえばそんなことはありません。
偏差値は普通程度、部活はちょっと活発といった程度のどこにでもあるような高校です。
また校則は文面の上ではなかなか厳しいですが、実態としてはなかなかカオスな状態でした。
禁止されているケータイやGBA(ゲーム機)を持ち込んだり、校内でも校外でもバカ騒ぎして怒られたり……
それは今もあまり変わってないらしいです。
なので男女交際についてうるさいということは特になく、今で言う「陽キャ」の素養がある程度あれば彼女を作ることは特に難しくはありませんでした。
ちなみに私の当時の彼女はちょっとインドア派で、長い黒髪が素敵ないわゆる大和撫子。
日本人っぽいおしとやかさがあり、気遣い上手な女の子でした。
そしてそんな子と、当時は自転車で駆け回ったり、ローカル線でちょっとした遠出をしたりといったことをしていましたね。
今ではとても良い思い出です。
『2人の秘密のスペース』
しかし、もっと良い思い出があります。
それは彼女ともっとディープなことをした時のものです。
たぶん、一般的な都会にあるような高校ならそんなことはなかなかやりづらいと思います。
しかしその高校は敷地面積がとても広く、その分明るいうちからそんなことができる死角がいくつかありました。
おまけに近所にも大きな公園があったり、河川敷があったりするうえ人口密度がかなり小さいので、その手のことがやりたいカップルにとってはとても恵まれた環境だったと思います。
強いて難点を上げるとするなら周囲に目ざといクレーマーがいることくらいでしょうか。
だいたいヒマなオジサンですが。
ともあれ、それにさえ気をつければ放課後1時間以内に合体なんてことも不可能ではないと思います。
もっとも、今はどうなのかは分かりませんが……(まあ、たぶん今も同じような感じでしょう)
ちなみに、私たちはプールに近い場所を使っていました。
水泳部が無かったのでプールは夏の水泳の授業以外ではほぼ使われておらず、同じような目的で来るカップルも何組かいました。
まあ体育の教師がたまに見に来る場所でもあったんですけどね。
しかし奴が来るタイミングはだいたい決まっていたので、監視の目をかいくぐるのは簡単でした。
『ささやかな楽しみ』
そこには一応身を隠せる場所はありましたが、他のカップルや近くの建設会社の人とバッタリ出会う可能性がないわけではないので、すぐに何でもないようなそぶりができるよう行為はかなり大人しいものでした。
例えば制服の上から胸を揉んだり、おぱんつの上からクリトリスを手で刺激したり……
でも他の子なんかはがっつりズボンやパンツを下ろして挿入しちゃってたりすることも。
見つかったら言い逃れも何もできないのに下手だなぁと思いながら見てましたけどね……
え?
五十歩百歩だって?
まったくその通り!
たぶん近所の会社のおじさんなんかは見て見ぬふりをしてくれていたんじゃないかなと思います。
ともあれ。
ヤりたい盛りの高校生にとってはこんな程度のことでもものすごい刺激でした。
彼女が気持ち良くなって濡れてくると、こちらもたまらず出してしまいそうになることがよくありました。
というか何度か地面に発射してしまったこともありましたね。
私は運良くバレませんでしたが……
ちなみに、ガッツリとした性交は彼女の家で初めて経験しました。
学校だと校舎や体育館でさえ暖房はロクに入らないので下半身裸となると夏以外はなかなか寒いんですよね。
男でさえそうなのに、お腹を冷やしてはいけない女の子にとってはますますそうだったと思います。
余談ですが彼女は激しくワイルドにされるのが好きなようでした。
欲を言えば、高校にこういうことができるスペースがあれば良かったのですが……
ローションとかゴムとかピルとかシャワーとかの安全策も完備されていて、いざとなればお医者さんに相談できるというような体制ができていれば、性をタブー視する今のやり方よりずいぶんと安全なんじゃないかと思います。
まあ、そうなることは少なくとも向こう数十年はないかと思いますがね……
でも、だからこそ良い思い出になりました。