『夏といったらやっぱり海!』
最近、海にはめっきり行かなくなった気がする。
それは最近流行ってるウイルスのせいだけじゃない。
そう、ただただクソ暑いのが嫌だからだ。
もちろん俺がガキの頃だって夏は暑いものだった。
だけどここまでひどく暑くなることなんてなかったもんだ。
最近の真夏の最高気温ときたら、海沿いでも平気で35℃を超えてきやがる。
小中学校じゃ「暑すぎてプールでの授業が中止なった」なんて話まであるくらいなんだそうだ。
つい20年くらい前までは「寒すぎてプールの授業が中止」なんてことは普通だったのに……
とはいえ、夏といったら海。
これは30年後も50年後も変わらず、風物詩の筆頭格としての地位を保ち続けるだろう。
……いやさすがにそうだよな?
50年後には夏といったらエアコン、みたいな話にはなってないよな?
それはさておき、夏の暑さは変わってしまったが、言いたいのはビーチの魅力は変わらないということだ。
輝く太陽、開放的な空、さざ波の音としぶき、そして何より水着のネーチャンたち。
とはいえ地元のビーチもずいぶん客が減ったもんだ。
バブルの頃なんかはシーズンになるとビーチは人で芋洗い状態、道路は車がずっと渋滞なんて話もあったらしいが、今ではその面影もないな。
また、お客さんの”種類”も明白に減っている。
前はもっととんでもないお客さんもいたもんだがな……
『ガキだったから許されたこと』
ま、そもそも俺自身も昔ヤンチャしてたころはその「とんでもないお客さん」だったものだが。
ああ、もちろん密漁とかそういうのじゃないぞ?
あれはガチで漁師さんたちにシバかれるからな?
でも人に言えない度合いで言えばもしかするとそれ以上だったかもしれないな。
その「とんでもないお客さん」が海で何をしてたかって?
そりゃ単刀直入に言っちゃえばセックスだ。
とはいえ大人がこんなとこでコソコソ女とヤったりはしない。
そもそも密漁だって思われるからな。
だからヤってたのはガキどもだ……
好みの女の子を連れ込んで、家族やセンコーどもの目の届かないところで思いっきりエンジョイしていたわけだ。
もっとも地元の漁師さんたちは実は分かってたらしいけどな。
またガキの間でも入っていい所とダメな所の情報というのはちゃんと先輩から後輩へと受け継がれていて、基本的に危ない時間帯に危ない場所に入ることはなかった。
具体的には入り組んだ岩場とか、テトラポッドとかそういう場所だな。
あとそういうガキを見越して漁協は分かりにくいがマジで危ない場所はちゃんと柵で囲って入れないようにしていた。
ま、これは密漁の釣り人を入れないためというのも兼ねていたようだが。
で、そんな場所でどんなセックスをしてたかって?
大体が正常位だな。
外から見てすぐ「ヤってますよ」って分かるようなポーズはできないから必然的にこうなる。
もちろん動きも控えめになるが、後処理という点ではものすごく楽だったのが良かったな。
あと当然人からある程度隠れられるところでヤっているけど、屋外だから開放的。
あの頃は行為の後そのまま水遊びまでしてたなぁ……
『注意すべきこと』
それはさておき。
今ではこういう文化が残っている場所もなかなかないだろうが、もしそういうセックスをすることがあったなら、潮の満ち引きには気を付けてくれ。
脱出不能になっても誰も助けに来れない、誰も気が付かないなんてシャレにならないからな。
間違っても情報も知識もない観光地のビーチでおっぱじめようなんて考えてはダメだ。
人がいないように見えて実は結構巡回の人がいたりするからな。
あと、基本的には砂の少ない場所でやった方がいい。
また、男は比較的平気だが女の子のデリケートな部分は真水で洗った方がいいな。
俺たちは500mlのペットボトルで持ち込んでたが。
おっと、ゴミはきちんと持ち帰ってくれな?
ちなみに余談だが、一人で来てオナニーして帰る男子も結構いたな。
無論、こっちもガキばっかだが。
海とセックスとはニッチなこった。
だが自然を見ながらゆっくりとというのも良いかもしれんな。
それにしても……
大自然の中女の子の水着を横にずらしてワイルドにヤるだとかそこについた砂を洗ってやるだとか今思えばぜいたくな経験だったよなあ。
でも安全にはくれぐれも気をつけてな。
人に見せない、迷惑をかけない、それがデキル男ってやつのやることだからな。