・俺の仕事
修学旅行ってやつほど面倒なものはない。
修学旅行の引率をするたびに、教師になったことを後悔するんだ。
こっちは眠いのに、いつまでも寝ない生徒ども。
なんで生徒ごときに俺の睡眠時間が削られなきゃいけないんだよ。
殊に、女子高に赴任になったときは俺の運も尽きたと思った。
普段の生活だけでもいろいろ気を遣うし、俺の年が近いからってバカにしてきやがるし。
まして、修学旅行なんて……と思っていたら、高2の担任になっちまった。
どこまで言っても不運だぜ。
・修学旅行の夜
「22時消灯だからな。ちゃんと寝ろよ」
「はーい」
何が、「はーい」だ。
どうせ寝ないくせに。
22時を過ぎたら、起きている生徒は片っ端からりつけてやる。
何となく最近むしゃくしゃしていたから、そのストレス発散をしてやるんだ。
21時50分。
あと10分だ。
22時に就寝するなら、そろそろ歯磨きでもして落ち着いていなきゃおかしい頃だ。
よし、見回ろう。
まずは201号室。
……よしよし。
静かにしてるな。
ここはおとなしそうな女子しかいないから、問題ないだろう。
あれ、あいつ、意外と胸大きいんだな。
隣の202号室。
ここは危険だぞ。
全員が要注意人物だ。
近づく前からバタバタ聞こえてきやがる。
「おい、もう22時まで10分切ってるぞ」
「わかってまーす」
「22時に布団に入ってなかったら怒るからな」
「はいはい。このフロア、先生が見回るのー?」
「それなら何だって言うんだよ」
「別にー」
「……おい、待てよ。一人足りなくないか? この部屋5人部屋だよな」
「ユカちゃんが今おでかけしてる~」
「おでかけって何だよ。どこ行ったんだ」
「知らないけど、22時までには帰ってくるって言ってたよ」
何だよ、こいつら。
だから高校生は嫌いなんだよ。
自分勝手やりやがって。
何かあったときは俺たち教師の責任なんだぞ。
あ~イライラする。
最後がこの203号室だ。
ん、静かだな。
消灯まで開け放している扉から、中を覗いてみる。
なんだここは。
もう電気が消えているじゃないか。
逆に怪しいぞ。
ゆっくりと部屋の中に足を踏み入れてみる。
なんとなく女子のいい匂いがたちこめている。
「……寝てるのか」
回れ右して廊下に戻ろうとした瞬間、後ろから囁き声が聞こえた。
「先生?」
「サトミか。まだ起きてるのかよ」
「違うの。みんな寝ちゃったの」
「それなら一緒に寝ろ」
「ここに来てくれない……?」
「は?」
「私、誰かが添い寝してくれないと眠れないの」
「お前、もう高校生だろ?」
「でも本当なんだもん」
俺の脳裏に、少しのいやらしい気持ちが生まれた。
仕方ない、行ってやるか。
そっと布団の中に入り込む。
女子高生特有の甘い香りが鼻に届いた。
「ぎゅーして」
「お前、少しわがまますぎるぞ」
背中の側から腕を回して、抱き締めた。
柔らかい感触が手にあたるのは、もしかしてあれか?
「……先生、ちょっとたってない?」
「何がだよ」
「おちんちんたってる」
「うるせえな。お前のせいだよ」
「そのままで見回りしたら、誤解されちゃうよ?」
「じゃあどうしろっていうんだよ」
「ふぇら……してあげる」
何言ってんだ、と答える間もなく、俺のズボンは脱がされた。
布団にもぐりこんだサトミが、すぐに俺のイチモツをくわえる。
気持ちいい。
何なんだ、この感覚は。
今までの彼女なんかよりずっと気持ちいいぞ。
俺はすぐに果ててしまった。
「先生、意外と早いんだね」
「うるせえよ。満足したか?満足したなら寝ろ」
「今度、私の中に出して」
「……」
恥ずかしさも相まって、俺は即座に部屋を出た。
すると、202号室から声が聞こえてくる。
もう22時15分だぞ。
「おい、まだ起きてんのか」
「先生、今サトミちゃんと寝てたでしょ」
何で知ってんだ。
動揺を隠せない。
「ユカちゃんが見ちゃったんだって。先生もえっちなんだね」
「そうだ、ユカ。どこに行ってたんだ」
「コンビニ。ゴム買ってきてあげたよ」
「は?」
「先生をどうにか誘おうかと思ってたけど、サトミちゃんとの様子をみてたら、意外と好きなんだね」
「わかったよ。サトミのことは黙ってろ」
「口止め料として、私たちとえっちして」
まさか、サトミの口に出したばかりだとは言えない。
「絶対に他の先生や生徒には黙ってろよ」
「分かってるってば」
俺が部屋の中に入ると、ユカをはじめ部屋にいた生徒が一斉に全裸になった。
正直、夢のようだ。
ユカの小ぶりな胸が、やけにむらむらくる。
気づくとユカは俺にまたがって、俺の乳首は二人の生徒に舐められている。
これは楽園か。
気持ちよさそうに俺の上で動くユカ。
私のも舐めてとばかりに近づいてくる他の女子の真っ白な胸。
俺はそのまま、5人全員と性交した。
・最近の俺
くそっ。
あの夜のせいで、女子高生が好きになってしまった。
最近では俺は夜な夜な女子高生を食う日々だぜ。