【付き合うきっかけはテニスサークルの夏合宿】
私が20歳になったときの話です。
当時、私はテニスサークルに入っていて、サークルのメンバーと一緒に、清里(山梨県)にある大学寮まで合宿をしに行くことになりました。
ただ、ガチガチの部活ではないので、合宿と言っても半分お遊びです。
近くのレジャースポットで遊んだり、飲んで騒いだりしながら、交流を深めるのが目的でした。
残念ながら、その合宿では何も事件は起こらなかったのですが、夏休みが明けると、一緒に合宿へ行ったメンバーの中に、私に惹かれている女の子がいることを聞かされました。
私は文学科を専攻したので、周りは女子だらけ。
色恋の噂はすぐに広まります。
その話を聞かされたのは、同じ文学科にいた女友だちからでした。
それから私とその女の子をくっつけようと、その女友だちが動き出しました。
まず、その女の子と仲良くなり、講義終わりにお茶をするようになったのです。
私は、その女友だちに、今まで誰とも付き合ったことがないと告げていたので、結果的にきっかけを作ってもらいました。
何度かお茶をしているうちに、私もその女の子に惹かれていました。
どこを好きになったかと聞かれると、はっきりとは答えられなかったのですが、顔立ちも体型も私好みだったのは間違いありません。
後々、男友だちに話をしたら、「カラダ目的じゃないか!」と責められましたが…。
その男友だちの突っ込みも、あながち嘘ではありませんでした。
それは、私が20歳になっても童貞だったからです。
周りの友だちから背中を押された私は、その女の子と夜中に長電話をするようになり、人生で初めての告白をすることになります。
どういうセリフを言えば良いのか分からなかったのですが、その女の子に上手く乗せられ、気づけば自然と「好きです」と、言わされていました。
それからめでたく、その女の子と付き合うことになり、彼氏・彼女の関係がスタートしました。
当時、私は実家暮らしで、彼女は独り暮らしをしていたので、週末は自然と彼女の家で過ごすのが当たり前でした。
土曜の夜に泊まりに行き、夜は一緒に寝ることも多くなりました。
とはいえ、ただ隣で添い寝をするだけです。
童貞の私には、やさしく愛撫しながらエッチに持っていくというイメージができていません。
彼女も隣でモゾモゾしているだけでした。
【昇天するまでの記憶が吹っ飛んだデビュー戦】
そして、付き合ってから1ヵ月経った夜、「その日」はやってきました。
彼女とベッドでふざけながら、私は初めて彼女の胸元に手を当てました。
すると彼女は「ねぇ、脱いでよ」と言って、私の上着を剥ぎ取りました。
彼女の方が一枚上手でした。
私は自分から手を出しておきながら、さてどうすれば良いか、分からない状態でした。
その後、彼女に導かれるがままブラジャーのホックを外し、私はアダルトビデオで観た、見よう見真似の愛撫を始めます。
お椀型のふっくらしたオッパイを軽く揉みながら、乳首をやさしく吸っては舌で転がし、チラチラと彼女の反応を見ました。
彼女は熱い吐息を漏らしながら、見たこともない恍惚とした表情をしていました。
どうやらものすごく興奮しているようです。
彼女が穿くパンツをそっと指先で触ると、すでに陰部はぐっしょりと濡れていました。
私がゆっくり彼女のパンツを下にずらして脱がすと、彼女は熱い吐息を漏らしながら「ねぇ…、もう入れて」と、両腕を私の首に回して強請ってきました。
私を見つめる瞳は、可愛くて殺されそうでした。
私も我武者羅に自分のパンツを脱ぎ捨て、カチカチに勃起したペニスを陰部に近づけたのですが…。
彼女の愛液が亀頭に触れた瞬間、精子が暴発してしまいました。
私は必死に溢れ出た精子を片手で受け止めました。
ところが、片手では受け止められないほどの量でした。
どうやら、彼女には気づかれていないようです。
「早く入れて~」と言いながら、熱い吐息を漏らし続けています。
私は何事もなかったかのように、再び彼女のカラダを舐めまわし、すぐにカチカチに回復したペニスをそのまま陰部に挿入しました。
「温かい…」、それが童貞を捨てた瞬間の感想です。
膣の中で私のペニスは存分に温かさを感じました。
そして、やっと彼女と一体になれた気がしました。
それから二度目の昇天をするまでの記憶は、ほとんどありません。
たぶん、無我夢中で腰を振り続けたのでしょう。
そして、後から知ったのは、「エッチをする時はコンドームを付ける」ということでした。
エッチの後、彼女に言われるまで、私はコンドームの存在を知らなかったのです。
「ちゃんと付けてくれたよね?」と聞いてきた彼女に、私は何も返す言葉がありませんでした。