男性経験が実は20歳超えるまでゼロだったウブな私
私は男性経験が今でも決して豊富な方ではありませんが、セックスを初めて経験する年齢も遅めだったのだと思います。
20歳の夏に初めて経験したのですが、きっと10代に初体験を済ませてしまう人の方が多いのでしょうね。
実際に私の初体験の相手は初めてではありませんでしたから。
高校もがり勉の高校出身で、他のクラスメイトもあまり異性と付き合ったりするなんていう発想がありませんでした。
大学入試のために必死だったのです。
なので高校のときには私も多数派だったのです、恐らく。
しかし大学二年生になってからはある程度親しくなった人とたまに彼氏や恋愛、セックスの話になったりすることがあったのです、飲み会などで。
そういったときに言うことに困ったことは何度かありましたね。
段々自分が処女であることを負担に思うようになっていた時期でした。
ラーメン食べ歩きといった軽い感じのサークルで知り合った同級生男子
大学二年生のときに初めてサークルに入ったのです。
私が通っていた大学にはサークルはたくさんありましたが選択肢が多すぎて何に入ったら良いのかが分からなくて一年生のときには何も入らなかったのです。
でも何となく友達作りや人生経験のために何でも良いからサークルに入ろうと思い、好きなラーメンを食べるサークル、「ラーメン食べ歩き」サークルというものに入ったのでした。
男子が多めでしたが、大体7:3といった割合でしたね、男女比率は。
彼氏探しといった意味では女子には好都合でした。
私は彼氏ができることはありませんでした。
でもいずれはその中にメンバーと身体の関係を一度だけ持つことになるのでした…
夏休みが始まる少し前の7月でした。
サークルのメンバーたちで集まり、食べたことがないお店のラーメンを大学付近で食べた後、お別れの時間がきたのでした。
私を含めたそのうちの三人だけ残って少し話していました。
またまたセックスについての話でした。
ラーメンを食べた直後に。
ラーメンを食べた後のセックス話
「〇〇の初体験はいつ?」と率直に聞いてきた同級生女子。
「私は実はまだ…」と下を向いて答えた私でした。
少しだけ意外に思われたみたいですが、色々話して行くうちに「経験のためにセックスだけするというのもアリかもよ」と軽い感じで言ってきた彼女でしたが、実は私もその考えには少し賛成だったのです。
実はその数ヶ月前に生理痛が酷く、婦人科に行ったのです。
処女だということで内診はやらなかったのですが、本当はやった方が良い診察だったそうです。
処女でも内診をやってもらう人もいるそうですが、私は痛いのではないかと恐怖が勝ってしまい、内診は諦めました。
でも大学を卒業したら会社の健康診断などで内診の必要があったりするだろうと思い、卒業前までにはセックスを経験して内診も当たり前のようにできる身体になっていたかったのです。
残っていたもう一人の同級生は男子でしたが、「僕今付き合っている人いないんだけど高校から3人と付き合ってきたから、良かったら力になるよ、男は愛がなくても抱けるから」とわりと真剣な顔で言ってきました。
実は私のような処女を大学一年生のときに自宅で処女を卒業させてあげた彼でした。
もちろんその女の子の意志で、です。
好きでもない同級生に処女を卒業させてもらうといった発想
客観的にどう思うかはそのとき考えていませんでした。
実は大学を卒業する前にセックスを一度は経験しておくというのも一つの目標だったのです。
でもなかなか彼氏もできないままだったのでそのままだらだらと男性経験がないまま卒業してしまうのではないかと思った私は、「これからお願いしても大丈夫?」と恐る恐る目の前に立っていた同級生の男子に向かって聞いていたのです。
「いいよ、大学のすぐ近くに一人暮らしだし、シャワーも貸すから」とあっさり言ってくれた彼でした。
同級生の一人暮らし部屋で処女卒業
大学から徒歩15分ぐらいのアパートに彼は住んでいましたが、やはりワンルームマンションで決して広くはありませんでした。
しかしそういった中でもしっかりと清潔なタオルやボディソープなどを用意してくれた彼は「まずはシャワーをお互い浴びよう、〇〇が先に浴びて」と言ってくれたのでした。
私は念入りに身体を洗ってからタオルを巻いたままベッドの上に座って待っていました。
その間に彼がシャワーを済ませました。
「本当は服を脱がせたりするのもセックスの一部だったりするけど、一応これは愛や感情がない、セックスをするためのセックスだから裸のまま始めよう」と言ってきた彼はベッドを空けてくれて「そこに寝て」と言ったのでした。
本当は同級生男子に裸を見られるなんて恥ずかしくてしょうがないに決まっているのですが、とても気楽な相手であった上お互い「恋愛感情一切なし」のような、一種の「同士」のような関係だったので不思議とあまり気になりませんでした。
私は早く処女を卒業したかったのです。
「はじめは色々前戯などをして濡らして行くからね」と言ってきた彼は私の肩や首、背中などをゆっくりと指で触って行きました。
最初のうちだけピクっと飛び上がってしまいましたが、できるだけじっとしていました。
気付いたら舌で私の首筋や肩、乳首などを舐めていたのでした。
まるで動物のような彼の姿はラーメンを食べている姿に少しだけ似ていましたが、顔つきがとても違ったので少し怖くなりました。
と、彼は私の乳首を舐めて歯でいじりながら私の大事な部分を指でいじり始めました。
「いやっ!」と叫びましたが、「やめて欲しいときにはいつでも言って、犯罪行為はしないから」と言ってきた彼に対して私は気づいたら「いや、続けて続けて」と言っただけでした。
やがて頭は真っ白状態で下半身からはドロドロと何かが流れ出ている感覚でした。
おりものとはまた違う何かでした。
これが愛液というものなのだったのでしょうね、きっと。
頭が真っ白状態で何だか耳も遠くなっていたようです。
「じゃあ入れるよ、ゆっくりと入れるから心配しないで、痛かったらいつでも言って」と言った彼はペニスを私の中にそっと入れていったのでした。
緊張で固くなってしまったので「いや、ちょっと待って!」と叫んだ私。
即挿入を停止した彼でした。
「や、やっぱりいくら待っても同じだから続けて」と言った私でした。
それを聞いた彼はうなずいて再び私の乳首を舐め、指で私の下半身のありとあらゆる場所をいじりまくり、私の身体をほぐして行きました。
再びドロドロと正体不明の液体が身体の奥から怖いほど出てきたのですが、そのときにスポっ!と今まで経験がなかったような、まるでパズルのピースが二つくっついたかのような音が聴こえた気がしました。
気のせいだったかもしれませんし、気のせいでなかったかもしれません。
「全部入ったよ」とかすかに遠くに聴こえました。
あまりそのときの記憶がありません。
ゆっくり、まるでのこぎりでも引いて押しているかのような何かを身体に感じたのです。
もう言葉で説明できません。
違和感を感じながらも奇跡的に痛くはなく、気持ち良くも悪くもありませんでした。
何分ぐらいその状態が続いたのかは分かりません。
気づいたら「フィニッシュだね」と言って、彼は彼の身体から液体を拭き取り、ゴムのようなものをペニスから外しました。
あ、いつの間にか付けていたのだろう、コンドーム、と思った私でした。
「処女卒業、おめでとう」、そう言ってくれた同級生男子でした。
初めて同級生の男子の部屋に一人でお邪魔したのがその日でしたし、初めてセックスを経験したのもその日でした。
恋愛のような感情は存在しなかったものの、彼からのまるで保護者か先輩からのような愛情は十分感じた不思議な経験でした。
今でもときどき思い出すのです、その彼とのことを。
大学卒業後、あれから何度彼氏ができてもセックスをするたび必ず頭のどこかでは大学二年生のときのあの彼との不思議なセックスを思い出してしまうのです。