中だしって良いものか?
中だしは気持ちが良いと男性は言う。
基本的に男性で嫌いな人はいないと思われる。
コンドームを付けているよりも膣の中のうねうねや熱を感じられるし、その気持ちのままに放出する快楽は何物にも代えがたいのであろう。
さて、女性目線ではどうか?
正直、コンドーム装着時の方が滑りが良く、気持ち良かったりする。
しかも生で出されたといっても対して感覚に違いは無い。
むしろ中に何かびゅびゅっと入ったな、という違和感は人によって不快感と捉えられるかもしれない。
女である自分はそのように冷めたことを思っていた。
今のパートナーに出会うまでは。
誰でも良いわけではない
そもそもセックス自体、気持ち良いと思ったことが無かった。
それは相手の男性に感情が無いからであった。
女性は男性と違い、顔を隠したら誰でも良い、というわけにはいかない。
いくらイケメンでも、彼を好きでなければはっきり言って気持ち良くはない。
人間の機能として濡れるものは濡れるかもしれないけれど、オーガズムを得ることはできないのである。
それが、イケメンどころか金で買われた汚いオジサンならばなおのことである。
濡れている=気持ち良いと勘違いし調子に乗る男性が多い。
もう一度出直してきてほしい。
誰でも良いわけではない。
相手を好きだからこそセックスって気持ち良いものなのだ。
中だしもしかりである。
逆に言うと、相手がどんな醜男だろうと大好きであればセックスは気持ちの良いものになる。
愛する相手との裸ですべてを見せ合う大切なコミュニケーションなのだ。
現在の両思いであるパートナーとのセックスは、考えただけで濡れることができる。
彼に生で挿入された時は彼そのものを直接受け入れる快感があったし、中だしされると心が満たされる心地よさをはっきりと感じた。
そう、中だしによって初めてオーガズムを得られたのだ。
20代の頃は異性は遊ぶもの。30代位にならないとパートナーとのセックスの良さに気付けないかもしれない。
中だしの危険性
中だしのリスクは女性が妊娠してしまうケースである。
もちろん相手が配偶者等のパートナーであれば何ら問題は無い。
しかし、私は遊び相手とのセックスでコンドームを着けていなかった為に妊娠してしまった知人を二人知っている。
彼女らは相手と結婚など無論考えていたはずはない。
それなのにコンドーム無しに、中だしをしたのである。
男性も良く使うセリフだが、生理中は生で出しても大丈夫、なんて言われている。
しかし実際、生理中だろうが前だろうが後だろうが受精する可能性はセックスをする以上常にあるのである。
また、生で挿入し外に出せば問題ないと思っている人が多すぎる。
射精の瞬間だけ膣から抜いて外に出すというのはほぼ意味が無い。
何故ならば射精に至るまでにすでにいわゆる我慢汁が溢れているからだ。
ペニスからは精子が漏れ出ていることになる。
結果、彼女たちは結婚する予定の無い男性と結婚することになり、何だかんだで現在まで仲良く家庭を築いているようである。
外だしの危険
かく言う私も、昔付き合っていた男性に生で挿入、外に出され、妊娠してしまったという経験がある。
中だし、ないし外だしの危険性を張本人だからこそ良く知っている。
その彼とは結婚するつもりがなく、妊娠発覚する前に自然消滅してしまった。
けれど私は中絶を考えず、その時の子は現在小学生だ。
結婚には及ばない程度の相手との子供とはいえ、可愛くて可愛くてたまらないまま今の今まで大切に育てている。
子供の顔を見て声を聞いて可愛い仕草を見てしまうと、とてもではないが中絶など考えられない。
しなくて良かったと心から思ったのである。
自分の場合、たまたま出産することを決めたが、そう決断できない女性も多いはずである。
実際、妊娠が発覚した時は自分でもどうしようかと真っ青になった。
知識も無く、心の準備もできていない。
それにお父さんがいない子にしてしまうことがわかりきっていたからだ。
自分の身体を傷付けない為、またせっかく宿った命を無下にしない為には中だしは気持ち良くても、パートナーとだけにすることを強くお勧めしたい。
まとめ
女性の受ける感覚として中だしは正直なところ対して気持ちの良いものでもないが、ひとたび相手が愛するパートナーとなると一気に快楽へと変わる。
男性にとって中だしはラッキーでしかないので、求められることも多いが相手を選ばないといけない。
男性に言いくるめられそうになっても、する前はどんなに必死にご機嫌をとられようが事が終われば男性は嘘みたいに冷たくなる。
仮に女性が妊娠しようが基本的に他人事である。一時の口車に乗せられてはならない。
生理中であろうが外に出そうが、妊娠する時は妊娠するので覚悟がなければすべきではない。
また、万が一妊娠してしまった場合、余程の貧困や環境が悪くない限り、産みたければ産むが良い。
産んでしまえば何とかなる。
子供のために仕事は頑張れるし、行政から母子の免除もある。
自分は子供を産まなかった場合よりも産んだ現在の方が断然幸せである。