『理想の彼』
私はずっと奥手だった。
平凡な才能しか持ち合わせていなかった私が医者になるにはとてつもない努力が必要で、これまでずっと男性との縁がなかった。
もちろん、大学の友人に何度か誘われて男の子たちと飲みに行ったりもしたけれど、その後何度か食事には行っても交際までいくことはなく、ひそかに処女を守り続けてきた。
興味がなかったわけじゃない。
そんな中で一緒に実習を受けることになったKくんに私は一目ぼれした。
長身で笑顔が素敵で、私がバカやっても励ましてくれる優しいKくんは、きっと若いお母さんたちに大人気の産婦人科医になるんだろうな、って思いながら毎日を共に過ごしてきたとある夏の日。
同じ産婦人科医を目指す学生たちが集まったビーチでのBBQに参加した私は酔った勢いもあってKくんと意気投合した。
ビーチに二人で座って将来の夢を語り合った。
Kくんは地元で何年か前になくなってしまった産婦人科をいつか自分で開院したいんだって。
『実習後の診察室』
実習の日は朝からバタバタとしていて、いつ生まれるか分からない赤ちゃんの誕生を見せてもらうために落ち着かないね、とKくんと笑ったりしていた。
その日の見学者は私とKくんの2人だけ。
命の誕生は本当に神秘的で生まれる瞬間は思わず隣にいるKくんの手首をぎゅっと握ってしまった。
Kくんはそんな私をニコっと見下ろしてくれたっけ。
見学後、私たちは診察時間が終わって誰もいなくなった産婦人科に戻って見学で学んだことを話し合いながら先輩医師に命じられた診察室の片づけをした。
看護婦さんたちもいなくなって周りはとても静かなのに、私たちは出産を見た後でどこか興奮しているのが自分でも分かった。
「なんかまだドキドキしてる。」私がベラベラと話をしながら内診台を消毒していると、ふっとKくんが静かなことに気が付いた。
ふっと後ろを振り返るとKくんが真剣な顔をして後ろに立っている。
「何?どうしたの?」「いや、ごめん、Nがかわいくて」そう言いながらKくんは真剣な表情で私を見つめてー私の顔を両手で挟むとキスをしてきた。
「!」突然の展開に戸惑いながらも私も舌を絡ませてキスをする。
ああ、腰が立たなくなりそう。
そう思った私は後ろにあった内診台に乗る。
Kくんは私のスクラブの下から手を入れてきて私の胸を揉みながら乳首を刺激する。
「好きだよ」「んっ、あっ」思わず声がもれる。
Kくんは顔を離すと私の履いていたズボンとパンツを脱がせて、内診台に乗った私の足を広げようとする。
「いや、恥ずかしいから!」私は思わず赤面してしまう。
でももう足が固定されちゃって閉じれない。
Kくんはそんな私にはお構いなしにクンニを始める。
「ああ、ああ」クリを刺激しながら膣に舌を入れてかきまわされるとクチャクチャっていう音が静寂に響いて、私も声を抑えることができない。
Kくんて優しそうに見えてワイルドなのかもしれない。
だんだん舌の動きが激しくなって出し入れされるとどんどん愛液が出てくるのが自分でも分かる。
とても気持ちよくて思わず体がビクンとなる。
Kくんの呼吸も荒くなってる。
そんなことをボーっと考えているとKくんがいきなり私の上に覆いかぶさってきて指を入れてきた。
「んんんっ、ちょっと痛いよ」「え、初めて?」「うん・・・」初めてだって言ったせいかKくんはゆっくりと指を出し入れしてくれた。
Kくんが上になっていると勃起しているのがよく分かる。
私がKくんのパンツを下ろすと、Kくんは我慢できないというように私の中にゆっくりと入ってくる。
「大丈夫?」温かくて太い彼のペニスの感触がたまらなく気持ちよくて返事もできなかった。
Kくんは最初は遠慮がちに腰を振っていたけれどだんだんと激しさが増していった。
「はあ、はあ」「んんっ」Kくんは急にペニスを引き抜くと私のお腹の上に出した。