『初めての快感』
中学生になりたての頃、俺はまだ自慰行為というものを知らなかった。
しかし、チン毛が生えてきたり、周りの女子の体に興味を持つようにはなっていた。
また、自慰行為そのものは知らないものの、何となく自分の股間をいじっていると気持ちいいなという感覚はあった。
それが初めての快感だったのかもしれない。
精子が出ることは知らなかったので、適当にチンチンをいじるだけだ。
ある日、保健の授業があった。
その授業でマスターベーションというものを習った。
自慰行為をすると、チンチンから精子が出るということを初めて知った。
俺はまだ精通をしていない。
その自覚も持ち、周りの男子達のコソコソ話を聞いていると、中には精通済みの同級生男子もいるようだった。
『自慰行為』
授業が終わり家に帰ると、俺は自慰行為をしてみようと思った。
両親は共働きで夜まで帰ってこない。
今がチャンスだと思った俺は、トイレに行ってチンチンをいじり始める。
俺が仕入れた情報では、勃起したチンチンを手で上下に擦ってみると気持ちよくなるというものだった。
早速試してみると確かに気持ちいい。
でも今まで自分がやってきたチンチンいじりとあまり違いが分からない。
絶頂に達することが出来れば射精することが出来ると聞いていたが、そこまでは行けなかった。
30分ぐらいシコっていたが、精通まですることは出来なかった。
『オカズの存在』
俺は後日、再び自慰行為について調べていた。
調べるとは言っても、時々聞こえてくる教室の男子達の会話を盗み聞きする程度だ。
多感な時期の男子はエロい話ばっかりしている。
そんな時に聞こえてきた情報が、オカズという存在だ。
どうやら自慰行為をする際には、オカズというものがあった方がいいらしい。
それはクラスの女子の裸を想像したり、エロ本だったり、ネットに転がっているエロ画像だったり何でも良い。
確かに最近クラスの女子の体には興味を持ち始めていた。
前まで何も思わなかったのに、急におっぱいを見てしまうようになったり、女子にも同じようにアソコから毛が生えているのかが気になるようになっていた。
当時の俺はスマホを持っていなかったため、ネットの画像をオカズにするのは難しかった。
かといって、中学生なりたてでエロ本を買うのも難しい。
ここは無難にクラスメイトの女子の裸を想像してオカズにすることに決めた。
普段から、ちょいちょい女子の裸を想像することはあった。
しかし、自慰と共に想像するのは初めてだ。
俺はクラスで気になる可愛い女子の全裸を想像しながら、家のトイレでオナニーをし始めた。
初めてオカズを用意しながらシコる。
それは想像以上の気持ちよさだった。
クラスの可愛いあの子と裸で抱き合ってみたい。
キスをしてみたい。
気が付けば俺の妄想はエスカレートしていた。
想像の世界なら何をしても許される。
次第にチンチンがピクピクと脈を打ち始めた。
何かが出てきそうな気配がする。
これが精子なのだろうか?
俺は初めての感覚に少し戸惑いながらもシコり続けた。
快感のレベルは、今までの人生で感じたことの無いほどの域に達していた。
何も考えられなくなり、ただ快楽に溺れてシコる。
そして遂に、チンチンから白い液体がビュッと飛び出した。
その勢いと快感に驚きを隠せない。
気持ちよすぎて体が少し震えた。
精通した。
俺は一つ大人の階段を登った。
あの日から、オナニーに目覚めた俺は毎日のようにシコり続けている。