・キツマンである故の悩み
自分がキツマンだと知ったのは、初めてのセックスの日でした。
当時の彼は、かなり経験豊富な人で私はされるがままでした。
これで私も大人の女になれるんだと思っていたら、彼が急に戸惑い始めました。
「あれ?入んねーな」
と独り言のように何度も繰り返しながら、腰を進めてくるんです。
私はというと、ただ痛いだけでした。
「お前、キツマンだったのかよ」
吐き捨てるように言われ、なんだか自分が嫌われたかのような印象を受けました。
そのまま彼は帰ってしまい、私の初体験は不発で終わってしまいました。
彼が言っていたキツマンという言葉の意味はわかりませんでしたが、そのために嫌われた事はわかりました。
・恋愛は無理
キツマンでいる限り、男性からはモテない。
私は、そんな風に考えていました。
どれだけ好きな男性ができても、キツマンだってわかったら離れていってしまう。
でも、どうしたらいいのかわかりませんでした。
まさか、親や友達に相談する訳にもいかず悶々とした日々を過ごしていました。
・キツマンである事を告白
20代後半の時に、ある男性から告白されました。
同じ職場の人で、話すたびに好きになっていきました。
だから、本当ならすぐにOKを出したかったんです。
ですが、きっと彼にも嫌われる。
そう思い、お断りしたんです。
ですが、彼から断る理由が聞きたいと言われ戸惑いました。
そして、勇気を出してキツマンだからだと言いました。
しばらく沈黙の後、彼は爆笑しながら大丈夫だと言ってくれたのです。
私は、嫌われなかった事に安堵し思わず涙してしまいました。
・事前の準備が大切
いざ彼とセックスをしようという時になって、私はガチガチに緊張してしまいました。
ところが、彼は「ちょっと待ってて」と言ったっきりなかなか帰ってこないんです。
どうしたのだろうと思ったら、ジェルを購入してきました。
「こういう時には、事前の準備が大切なんだよ」
そう言って、彼は私のアソコにジェルを塗りたくりました。
ヌルヌルする感触は、最初は気持ち悪かったのですが、だんだん気持ちよくなってきて私は恥ずかしくて仕方ありませんでした。
「イッても大丈夫だよ」
と言われたのですが、足の間を見られながらイクなんて。
恥ずかしすぎて、恥ずかしすぎて。
それでも耐えられず、2度ほどイッてしまいました。
「俺のチンチンにも塗っておくから」
そう言って、彼は勃起した自分の性器にジェルを塗りまくっていました。
・初めての衝撃と快楽
彼の先っぽが、ゆっくりと入ってきました。
ミシッ、ミシッという音を立てながら彼の性器が奥へと進んできました。
ジェルのおかげで、そんなに痛みは感じませんでした。
お互い深呼吸しながら、汗をかきながら時間をかけて接続に成功しました。
「あ、やっぱり痛いっ。いやっ」
と慌てる私に、彼が何度も大丈夫だと励ましてくれました。
中から広げられるという、初めての痛みに私は戸惑いました。
でも、彼が小刻みに腰を震わせた瞬間。
感じた事のない気持ちよさに、ブルッと全身が震えたのです。
「息吐いて」
言われて、息を吐き出す度にズッズッと彼が腰を動かしました。
セックスって、こんなに気持ちいいんだと初めて知った日でした。