『エロマンガとの出会い』
自分が初めてオナニーをしたのは、小学校6年生のころです。
学校の帰り道に雑誌が落ちていました。
ゴミ捨て場の近くに捨ててあったものが、少し外にはみ出していたのです。
何の気なしに拾ってパラパラと読んでみると、小学生には刺激の強いヤングジャンプでした。
一目でお気に入りになりました。
まわりをキョロキョロとうかがってみると、だれもいませんでした。
ゴミ捨て場に捨ててあるものだから、怒られることもないだろうと思いました。
そこまで、汚れてもいなかったので、そのまま服に隠して家まで持って帰りました。
そんなに家も遠くなかったので、誰に見つかることもなく、無事に帰りつくことができました。
家でじっくり最初のページから読み直しました。
小学生ながら、一番興奮したのは、永井豪先生がノリにノって描いていた「花平バズーカ」でした。
地獄に落ちた主人公が、地獄のきれいな女性とセックスする回で、スタイル抜群の女性の蜜壺の部分が、怪しげな花弁で描かれていて、ストーリーと相まって、とても興奮したことを覚えています。
『股間の違和感』
永井豪先生の当時の芸術的なおっぱいのライン・腰からヒップの曲線美。
すべてが私の心をわしづかみにしました。
特に、主人公が挿入している時のズンズンという効果音の表現やそれに呼応して感じている時の女性のアへ顔の表現力は天才だと思いました。
(いい年齢になって読み返しても、小学生当時の興奮がよみがえるほどです。幼少期に植え付けられた性癖というか、興奮のツボは、変わらないものなのだなと思います。)
そのとき、興奮のあまり、股間のイチモツが大きくなっていることに気づきました。
家にはだれもいなかったので、学習机の上で雑誌を広げていましたが、机の下の方で、大きく勃起した男根がつっかえているような状態でした。
勃起したイチモツを良ーく観察してみると、皮が少しかぶっているけど、亀頭の部分も少し見えているような状態でした。
それなりにカリの部分もできあがりつつある男根だったと記憶しています。
『初オナニーの衝撃』
皮の部分を触ってみると、興奮状態がさらに増加されるような、感触を得ました。
あまり強く握ってしまうと危ないような気がして、やさしくにぎるようにしていました。
さらにチンチンをしごき始めると、気持ち良さが、下半身からジワジワ登ってきました。
皮から、亀頭が出たり、引っ込んだりする動きが奇妙な感じもしていました。
マンガで興奮している所に手でしごく効果も重なり、そんなに時間がかからないうちに射精してしまいました。
初イキは、何かが爆発したかのような気持ち良さでした。
心臓もバクバクでした。
鼻水のような白い液体が止まらなかったら、死んでしまうのではないかとも思いました。
白い液体をスペルマというのも、後で知りました。
自分の勉強部屋の学習机周辺を白いスペルマで汚してしまいました。
家族が帰ってくる前に慌てて掃除をしたのは、いうまでもありません。
イカ臭いようなにおいを消すために、窓を開け放ち、部屋の空気をあわてて入れ替えました。
悪いことをしたような、それでいて少し成長したような複雑な心境でした。
それからというもの、この雑誌は自分の宝物として、大事に学習机の中で保管されることになりました。
大事なズリネタコレクションとして、しばらく活用していたことは当然といえるでしょう。