『始まりは突然だった』
これは俺が中学1年生の時の話。
俺は4人家族で、両親と妹と共に生活していた。
家は一軒家で、割と綺麗な住宅街の並びに建っていた。
両親も妹も家に居ないとある休日に、俺は自分のベッドで寝転んでいた。
すると、不意に裸になりたくなってきたので、全裸でベッドに寝転んでいた。
季節は冬だった。
俺のベッドには、モコモコの毛布もあり、裸でモコモコの毛布にくるまっていた。
すると俺のアソコがモコモコの毛布に不意に擦れた。
その瞬間、身体中に電流が流れるような衝撃を感じた。
めちゃくちゃ気持ちいい。
今まで感じたことの無い気持ち良さ。
一瞬アソコが毛布に擦れただけなのに信じられないぐらい気持ち良かった。
気が付けば、俺はモコモコの毛布に夢中で股間を擦り付けていた。
『そして初めての射精』
突然知った世界を俺は存分に楽しんでいた。
股間を毛布に擦り付けているうちに、おしっこに行きたいような行きたくないような、何か不思議な感覚に陥った。
しかし俺の腰振りは止まらず、気持ち良さが絶頂を迎え、遂に毛布の上でおしっこをしてしまった。
最初はそう思っていたがどうやら違う。
何か違う。
股間が痛い。
おしっこをしたはずが、毛布には白くて糸をひいたネバネバの液体がへばりついている。
て言うか、股間が痛い。
しかもネバネバの液体が全然毛布からとれない。
ティッシュで何回毛布から拭き取ろうとしても白い液体は取れない。
何だこれはと俺は思った。
てかやっぱり股間が痛い。
俺は色々怖くなってきたので、乱れたベッドを整理して、服を来てインターネットで色々調べてみた。
そこで俺の頭の中で、ネットから教えてもらった知識と、学校の保健の授業で学んだ知識が重なった。
これが「射精」なのか。
俺は初めて知った。
一気に大人になったような気分になったが、射精をするのはこんなにも股間が痛いのかと思った。(結局、射精時に股間が痛いのは最初だけだった。)
それから、親が家に帰って来た。
射精をしてから数時間経っていた為、射精した事を忘れた頃、母親が俺の毛布を見て、「これ何が付いてるの?」と呼び出して来た。
俺は白い液体、すなわち精子が毛布から取れていなかったことを思い出した。
慌てて自分の毛布と母親の元に駆け寄ると、俺の精子はカピカピに固まっていた。
俺は母親に、「寝ている時にヨダレを垂らしてしまったのだと思う。」と言い訳をして、何とか逃れていた気でいたが、今考えると恐らく母親はしっかり気付いていたのだろう。
俺にとっての初射精は、こんな感じだった。
射精をしてやろうと思ってしたのではなく、事故的な感じで射精してしまった。
そして毛布に付いた精子はなかなか取れないことを知った。
これから射精する時はなるべく精子を物に付けないように気を付けようと学んだが、俺はモコモコの毛布に股間を擦り付ける気持ち良さが忘れられなかった。
その後、何回も毛布を汚しながら股間を擦り付け続けていたが、あれから時は経ち、様々なオナニーの方法を考え付いた俺は、毛布を全く汚すこと無く毛布でオナニーを出来るようになった。
しかし、オナニーを追求しすぎた結果、肝心な本物の女性のアソコに俺の股間を擦り付けることは未だに出来ていない。