・彼女と同じ授業
大学時代に付き合っていた彼女とは学部が同じだったので、科目もかぶることが多かったです。
同じ科目とはいっても、お互い友人がいますから、席を隣にして授業を受ける、なんてことはほとんどありませんでした。
授業の開始前とかに、手を振ったりして、コミュニケーションを図るくらい。
そうすると、周りの友人たちも、肘うちなんかして、「この~この~、お熱いね」なんていうベタなリアクション。
彼女が自分よりも前の席にいるときは、彼女の事ばっかり気になって、全く集中できませんでした。
本当は、隣同士で授業を受けたいんですけどね。
まあ、さっきも言った通り、友人との関係もあるので、そういうわけにもいかなかったのです。
・手がエロい
そんななか、数少ない、隣同士で受けられる授業がありました(お互い、その科目を取っている友人が誰もいなかったため)。
その授業は、広々とした階段教室で行われるので、なんというか、ちょっとだけ緊張感に欠けます。
本当はダメなんですけど、昼寝をしている学生がいたり、スマホをいじっている学生がいたりと、そういう緩い環境での授業なのです。
この授業で彼女と隣同士になるわけですが・・。
遠く離れた彼女との授業も集中できませんが、やっぱり隣に彼女がいると、ますます集中できません。
90分という、決して短くはない時間の中、彼女が隣にいるだけで妙に興奮してしまうのです。
その日は、膝上のスカートをはいていた彼女。
太ももがチラチラと見えて、なんだかエロい。
さりげなく太ももの上に手を乗せると、「コラ、授業に集中しなさい」なんて怒られる始末。
すごすごと撤退する僕。
でもやっぱり彼女と密着していたくて、今度は手を握ると、拒否されませんでした。
ただの手なのに、普段なら性的に全然興奮しない手なのに。
授業という閉鎖的な空間の中で握ると、妙にドキドキしてしまいます。
彼女の指の股を擦ったり、手の平をコチョコチョしたりしていると、彼女もその気になって来たのか、僕の指を握ってシコシコしてきます。
彼女の顔を見ると、平然とした表情で、ノートを取っています。
誰も机の下で、こんな卑猥なことをしているとは思わないことでしょう。
卑猥といっても、単に手をごにょごにょしてるだけなんですけどね。
ま、この経験があってから、女性の手に対して何とも言えない興奮を覚えるようになったのでした。
・握りながらのセックス
さて、放課後。
バイトまで時間があるというので、僕のアパートでしばらく過ごすことにしました。
そこでセックスをすることになったのですが、手に対して興奮を覚えながらのセックスを楽しむことになりました。
具体的には両手でお互いの手を握りながらセックスをしたのです。
これまでそんなことをしたことは一度もありませんでした。
手を握りながらセックスをすると、気持ちが通じる気がします。
相手の体温とか、指の動きとかがダイレクトに分かるため、なんというか情報量が多いんですよね。
視覚、聴覚、味覚、触覚・・。
いろんな感覚が研ぎ澄まされて、非常に愛のあるセックスができた気がします。
というわけで皆さんにもぜひとも、手を握りながらのセックスをお勧めしたいと思います。
おそらく、こんなセックスができるのは、地球上で人間だけですよ。