『あなたは前世を信じますか?』
姉貴はちょっと変わった女の子として有名でした。
いわゆる霊感少女だったのです。
なので姉貴には、他の家族には見えない霊が見えます。
大人たちはこのことを「科学的じゃない」と信じていませんでしたが、私はそうではありませんでした。
なぜなら姉貴が知らないはずの事件を霊視で言い当てたり、オーラを見て未来を言い当てたりということがあったからです。
昔は人の死期も視ていましたが、それはすぐに止めてしまいました。
なぜなら姉貴のせいでその人が死んだわけではないのに、ひどく恨まれてしまったからです。
また、いわゆる「あの世」の記憶があるとも言っていました。
スピリチュアルに詳しい人なら「中間世」と言う方が早いでしょう。
手っ取り早く言えば死んでから生まれ変わるまでに過ごす世界のことです。
そして姉貴は、前世では男性で狩人をしていたと言っていました。
証言を基にGoogle Mapなどで調べてみると確かにそれっぽい場所はあるので、これも幻覚や偽の記憶などではないと思います。
とはいえ、家族の下の名前は覚えていても自分自身の名前は覚えていないなどおぼろげなところが多いんですけどね。
『とてつもなくオープンな性事情』
ただし、男性器があったときの感覚というのは少しながら覚えているようです。
今の体や性には適応していないということはないのですが、他の性別の人間だったときの記憶を持ったまま異性に転生するとはどのような感じなんでしょう?
また、そうだからかどうかは分かりませんが、姉貴は性に対しては、というより「生きる喜び」全般に対しては非常にオープンでした。
前世では宗教的な理由でそれがめちゃくちゃ抑圧されていたようなので、その反動もあるのかもしれません。
(現代の感覚で言うと、宗教の教義=この世の真理であって絶対、法律という生易しいもんじゃないとのこと)
というわけで性について恥ずかしいと考えたり、いけないものだと考えるようなことはありませんでした。
そもそも前世では家族を持っていたらしいですからね……
これはつまり、経験者の記憶もあるということです。
ちなみに私は、前世では姉の娘だったようですが、栄養不良と伝染病で若いうちに亡くなったらしいです。
私にも女性器があった時の感覚があったらなと考えることはあるのですが、残念ながらそんなものは今のところありません。
(素養はあるから突然霊能力に目覚めるということはあり得るらしいが……)
『人生はボーナスタイム』
それはさておき。
それだからか家族に裸を見られるということに抵抗はなかったようですし(何なら男の子だった自分の方が抵抗があった)、性の話になれば母がドン引きするほどにあれこれ話すこともありました。
本人曰く「生きているというのはボーナスタイムなんだから、楽しまなきゃ損だ」とのこと。
(本当にボーナスタイムなのと思うことも多々ありますけどね!)
また、どうやって手に入れたのか風呂上りなどに私にコンドームをつけて、騎乗位で唐突におっぱじめるなんてこともありました。
正直なところ、エッチなことというような感覚はそんなにありませんでしたね。
下着姿でほっつき歩くことなんてことも家の中では当たり前でしたし、自分の服を弟である私に着せて喜んだりということもしていましたし。
とはいえ姉貴の服、特に脱いだままのパンツを着るというのはドキドキするものでしたし、そのままの格好でおっぱじめるなんてこともありました。無論、姉貴は裸です。
ちなみにこの光景、親が見たら卒倒しそうですが大丈夫。
なぜなら姉貴が「親が来ない」と言えば来ないからです。
ただし、妊娠しないように、それと性病にかからないようにというところにはとても気を付けていました。
その頃の性病は「防ぎようがないのにかかったら助からない」ものであったからです。
逆に言えば、その心配なく思い切り遊べるというのは姉貴にとってとても楽しかったのでしょうね。
ちなみに姉貴はその後、高校になってからぱったりと性に関する興味がなくなり、哲学をやるようになりました。
なのでこれは幼い日の変わった思い出として今も心の中にしまってあります。
昔は他の姉ちゃんたちもこうなんだと考えていましたが、今はこんな話をするとちょっと羨ましがられます。
そんなもんですかね……?
ただ年齢が年齢だからか、アソコの締まりはかなり元気の良いものでしたし、濡れ具合もすごかったですね。
もちろんとても気持ち良かったです。
後でどんなオナホを使ってもそれには敵わないと思えるくらいに……