~イントロダクション~
今から16年前。
当時中学1年生だった俺は、セクシーなお姉さん系アイドル・鈴木マリーの握手会に熱狂的ファンである姉の連れ添いとしてやってきた。
俺はアイドルや芸能人に対して、素晴らしい才能を持っているとは確かに思っているが、俺たちのような平凡な一般人には塩対応もしくは営業的なスマイルだけ見せて仕事を終わらせているのだろう……と冷ややかなイメージを持っていた。
そしてこの日、そんな悪いイメージが180度変わってしまうことを予想だにしていない俺は、握手会の会場へと足を踏み入れる。
~初めての握手会~
俺は長蛇の列の中、姉の後ろに並んで待っていた。
並んだ先はパーテーションで囲まれており、中の様子が分からないようになっているが、握手を終えて中から出てきた人は男女問わず皆幸せそうな表情を見せていた。
ここまでだと一体どのようなモノなのか俺自身も気になってきた。
そして前の姉が握手を終え、順番が回ってきた俺はスタッフの指示に従いパーテーションの中へと入る。
そこで目にした人気アイドルの容姿は、少しウェーブがかかった黒髪ロングヘアに加え、Iカップ以上は間違いなくありそうな爆乳、それでいて芸術的に引き締まりくびれているウエスト、おまけに170センチほどの高身長も兼ね備えており、非の打ち所がないほどの端麗さだった。
テレビや雑誌などで見る時以上のオーラと色気を感じ、当時思春期真っ只中な子供の俺にとって、刺激があまりにも強く緊張からか胸の鼓動が少し早くなっている。
「こんにちは〜。初めまして……よね?フフッ、今日は来てくれてありがとう。」
マリーは営業色を一切感じさせない笑顔で俺の手を握り、そのまま手の甲を優しく撫で回していく。
「あ……は、はい……」
あまりにも濃厚な握手にドキッとした俺はぎこちない返事をした。
~ファンサービス~
「ねぇ。キミ、お名前はなんて言うの?」
彼女は笑顔を崩さぬまま名前を訊ねてくる。
「あ、タイキ(仮名)って言います!」
「タイキくんね。フフッ、初めてでめっちゃ緊張してそうだけど、そんなに固くならなくていいからね~?」
「は、はい!す、すみません!」
「アハハッ、可愛いなぁ~タイキくん!」
初めて経験する芸能人との接触に緊張しっぱなしの俺に、マリーは緊張を解きほぐそうと終始笑顔で接してくる。
その優しい性格とコミュニケーション能力の高さとに圧倒されるばかりだった。
「じゃあ初めてのタイキくんに、とっておきのサービス、してあげるね!えいっ!」
「ふぁっ?!」
彼女は俺の身体を優しく包み込むようにハグをしてきた
アイドルの握手会といえば、ほんの数秒間握手だけして終わりというイメージしか持ち合わせていなかったが、最近のアイドルの握手会はここまでレベルの高いサービスをしてくれるのかと驚くと同時に、ほのかに上質な花のように香る髪の匂いや柔らかく大きな乳房の感触が伝わってきて、俺の脳内は驚愕と性的興奮が入り混じった混乱状態になっていた。
「ハハハっ、これで完全に緊張解けたでしょ~?けど、年頃の男の子には刺激が強すぎたかな~?」
緊張しなくなった代わりに興奮のボルテージがうなぎ上りになった俺を煽り、彼女は口元を俺の耳元に近づける。
「今日は来てくれてありがとうね。帰ったら私でい~~~~っぱいオナニーしてね?」
耳元で優しく厭らしくねっとりと囁いた後、唇を耳元から頬に移動させて、やさしくキスをした。
「じゃあ、ありがと!また会おうね!」
「は……はい……こちらこそ……ありがとうございました。」
別れのあいさつを交わした俺は、マリーの側近にいたはがし担当のスタッフに誘導されて、パーテーションの外へと出た。
俺の股間にある茸の弾道が最高潮に達し、ジーパンの中央がもっこりした状態になっていた。
茸の先端からは少量ではあるが漏れ出しており、シミがついていた。
姉が言うには、俺がこの場に参戦する前まで抱いていたあっさりとした握手会のイメージを払拭させてやりたいという思いで、毎度開催される握手会やイベントなどではいつもあれほどのファンサービスをしているのだという。
この日経験した色々な意味で初めての出来事に終始興奮したまま、俺は姉と共に帰路についた。
~淫夢と夢精~
帰宅した後も濃厚なスキンシップを思い出し、興奮が冷めず股間の茸も未だに上向いた状態でいる。
それでも、翌日は学校があるので早めに就寝することにした。
しばらくして、どこからか感じる生暖かい感覚が俺を眠りの状態から目覚めさせた。
するとそこには信じがたい光景が俺の目に映っていた。
「ちょ、ちょっと……!何してるんですか?!」
「あ、起きちゃった?こんばんは~!フフッ、早速だけど、気持ちよ~くさせてあげるね!」
数十時間前、刺激的なサービスで俺の握手会バージンを奪った鈴木マリー……
本人なのかどうかは定かではないが、それらしき妖艶な美女が俺の茸を手で優しくしごきながら美味しそうに頬張っていた。
服装を見ると、上半身は黒の光沢がかかっていて、胸元が谷間が丸見えになるほどざっくりと開けられたへそ出し型のボンテージのような服を着用しており、下半身はいかにも大人の女性が履きそうなデザインの黒パンティーにガーター式の網タイツを太ももまで装着している。
頭に悪魔の角のようなカチューシャをつけており、背中にも小さな羽がついている。
おそらく俺はマリーに似たサキュバスに性的搾取されている夢でも見ているのだろうと確信した。
それでも、昼間に熱い握手を交わしてくれた手で茸をしごきながら舌で丁寧に舐めまわす人気アイドルの画。
いくら夢とはいえ、まだ子供だった当時の俺には刺激が強すぎる淫夢だ。
「どう、タイキくん?気持ちいいでしょ?」
「はい……すごく……気持ちいい……。」
色気のある囁き声で射精欲を煽ってくる淫魔。
手と舌の動きが次第に強くなり、射精欲もさらに強まっていく。
茸の先端からその欲を抑えていることを示す雫が1滴、2滴と垂れ流れている。
「あぁ……ヤバイ、出るっ!」
我慢の限界に達した俺は射精欲を爆発させ、茸の先端から白く濁った欲望の液体が溢れ出てきた。
その液は勢いよく発射されて、淫魔の顔にも多少かかってしまった。
「すっご~い!いっぱい出たからお姉さんの顔にもかかっちゃったぁ~……」
「あ……ご、ごめんなさい!」
「ダ~メ!悪い子にはお仕置きよ~!」
すると彼女は俺の身体の上で騎乗位になって跨り、俺の茸を持って自身の膣内へ近づける。
「そ、それは……!」
「口答えしないの!おとなしくして!今までのよりもっと……気持ち良いから……」
そのまま膣内に茸を挿入させた。
彼女は妖艶な喘ぎ声を漏らしながら、腰の動きを激しくする。
夢の中でも彼女の膣内の感触は気持ちいいモノだった。
柔らかでぐしょぐしょに濡れた感触が茸を通じて脳内に快感として伝わってくる。
それと同時に先ほど爆発させた射精欲も再び強くなっていく。
「ああっ……ああっ……タイキくん……中に、出してぇ……」
物欲しそうな表情で精子を懇願する淫魔。
「はぁ……はぁ……じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……」
俺の茸から白い欲望の液体が淫魔の膣内で再び発射された。
同時に彼女も絶頂の聖水を思い切り噴射させた。
「はぁ……はぁ……ありがとう、タイキくん。すご~く気持ちよかったわ!またヤろうね!」
彼女は俺の唇に熱い口づけをした。
俺は絶頂射精とキスの快楽からか意識が遠のいた。
というところで、俺は夢から現実へと感覚を引き戻された。
起きてすぐに掛け布団をはがすと、小学生の時以来約5年ぶり3度目のおねしょをしていた。
敷布団には大きなシミがついていた。
ただしこれは決して小便ではなく、大人で尚且つ漢の夢と愛と欲望と興奮がこの一つに集約された勲章であると、自分に言い聞かせて漏らしてしまったことへの恥を搔き消した。
それから16年が経過した。
その間、俺は姉と共にマリーを推し始め、握手会も参加してはこの日のような淫夢を見て自慰行為をしてきた。
彼女はアイドルから女優へと転身したが、当時の妖艶な色気は変わっておらず、近所でドラマや映画の撮影が行われた際に現場へ彼女に会いに駆けつけると、アイドル時代の握手会のような神対応で応えてくれた。
そんな女優になっても変わらぬままの鈴木マリーという一人の女性を無論俺は大人になった今もなお推し続けている。