・妥協で付き合い始めた
大学時代に付き合っていた彼女がいます。
正直に言うと、当初、彼女のことは全くタイプではなく、妥協で付き合い始めた、というのが実際のところです。
美人かどうかは、人それぞれ好みがあるので何とも言えませんが、自分の美的感覚に従うと、良くて「中の下」、シビアにいけば「下の中」といった感じでした。
そんな彼女となぜ付き合い始めたのか。
周りの友人たちに彼女ができて、ちょっと焦っていましたからね。
あと、この時点ではまだ自分は童貞で、早く卒業したかったというのもあります。
そういうのもあって、たまたま手の届きそうだった彼女に白羽の矢が立ったというわけ。
これだけを聞くと、ゲスな奴だなと思われそうですが、彼女は彼女で、同じような心境だったと思われます。
つまり、お互いより良い大学生活を送るための、ちょっとした工夫。
やっぱり大学生活で、恋人がいるいないでは、楽しむべきアクティビティに雲泥の差が生じますからね。
・童貞卒業
さて、そんなこんなで妥協で付き合い始めた僕たちですが、無事に童貞を卒業。
初めてだったので、不器用な面もありましたが、自分としては非常に満足のいく結果となりました。
ところで、セックスをしてからというもの、彼女に対する見え方がかなり変わってきたのを覚えています。
当初、まったく好みではなかったはずなのに、なんかちょっとキレイに見える。
彼女がほかの生徒と楽しそうに話しているのを見ると、妙な嫉妬に襲われる。
はっきり言いましょう。
このころにはもう完全に彼女に夢中になっていました。
一度のセックスで、こんなに見え方が変わるものなのか・・。
・学校で
その日も、彼女がサークルの男子部員と親しそうに話をしているのを見かけました。
ここ数日、アルバイトとテスト勉強で全く会えていなくて、セックスもご無沙汰でした。
なので、性欲もやたら高まっていたんですよね。
そんな状況で、彼女が親しそうに話をしているのを見て、いまだかつてない嫉妬に襲われた僕。
その日は一緒に学食でランチを食べたあと、午後の授業にはかなり余裕があったので、学生があまり(というか、まったく)来ない棟の最上階の一室で、まったりと時間を過ごすことにしました。
一緒にお菓子を食べたり、ゲームをしたりして、楽しい時間だったのですが、いかんせん性欲が溜まっていた僕。
その日に限って、ミニスカートなんかはいている彼女を見て、ムラムラせずにはいられません。
太ももに手を伸ばすと、「誰か来たらどうするの?」なんて拒否られる始末。
誰か来たらやめればいいだろといわんばかりに、半ば強引に太ももを触り続け、さらにパンティの中に手を伸ばす僕。
「やだっ、ダメっ!」だがしかし、言葉とは裏腹に、彼女のアソコは湿っぽい。
作戦変更。
荒っぽいやり方ではなく、よりスマートに。
彼女を安心させるような言動と行動を心がけ、ロマンティックな雰囲気に。
そうすると彼女が呼応しました。
うっとりした表情でキスをせがむと同時に、彼女の手は僕の股間を触っています。
誰か来るかもしれない緊張感の中、学校でセックス。
コンドームを付けるのも妙にもたついたりなんかして。
服も全裸になるわけにはいかないので、ジーパンを膝くらいにまで下げたままで合体(最初ファスナーから出して、やってたのですが、痛くて痛くて)。
彼女はミニスカートのまま白のパンティを、足首まで下げた状態。
こんな状態で誰か来たら、言い訳のしようなんてなかったでしょうね。
にもかかわらず3回もセックスした僕たち。
本当に気持ちが良かったです。
セックスの後、一緒に授業に出ましたが、今しがた僕たちが3回もセックスをしたとは誰も気づかないだろう。
そして、3回もセックスしたにもかかわらず、隣に彼女を見て早くもムラムラしている僕がいることも。
・振られちゃった
当初妥協だったにもかかわらず、完全に彼女にゾッコンになってしまった僕ですが、悲しいかな彼女にはあっけなく振られてしまいました。
前述のサークルの男子部員と付き合うとのことで、あっけなくね(トホホ)。
ちょっとばかし不純な動機で付き合い始めた僕たちですから、こうなることは目に見えていたのかもしれません。
でもまあ、彼女にはいろいろといい思いをさせてもらいましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
それにしても彼女と付き合ってからというもの、女性観がかなり変わりましたね。
見た目がすべてじゃないということをまざまざと実感した次第です。
単に顔だけではなくて、もっとトータル的な面(仕草や表情、声色、リアクションとか)でドキッとするもんなんですよね。
女性は本当に奥ゆかしいです。