僕の妹は今年で18歳。
もうすぐ高校を卒業する。
そして、僕と同じ大学に進む予定だ。
2歳年下の妹は僕が言うのは何だけど、とても可愛い。
そのために学校でも、マドンナ的存在でいつも多くの男子生徒からアタックされてきた。
僕も同じ高校だったが、3年生になった時に妹が1年生で入学してきた時は、学校内が大騒ぎになったこともあった。
「今度入学してきたあの女の子って誰だ?すっごく可愛いぞ!」
確かにそうだ。
地元にいる可愛い女の子であれば、確かに中学時代から有名になったはずだ。
でも、妹は高校に入るまで顔を知られていなかったのは、隣の市からやってきたためだ。
そう僕の妹とはいえ、血の繋がりのない妹だった。
親同士が再婚をして急きょ妹になった女の子だったのだ。
そのために高校3年の僕にとっては、再婚相手であった義母が連れてきた女の子だったので、かなりドキドキしていた。
だって、誰が見てもは身体の発育が良すぎてまともに見れない。
しかも、そんな僕の視線を察知してしまった義妹もしばらくは僕を避けていた感じがした。
始めの頃はギクシャクした関係だったことは言うまでもなかった。
・ヤンキーに絡まれていた義妹
そんな関係がしばらく続いでいたが、その関係が徐々に変わっていくきっかけがあった。
それは妹が学校の帰りに地元のヤンキーたちに絡まれていたからだ。
確かに誰が見てもスタイルもルックスもいい女性なのだから、色々な男性から狙われても不思議ではない。
ただ、昔からそんな経験ばかり経験してきたのか、義妹は強気で男子生徒を追い払うことはできていた。
しかし、ヤンキーともなると、話は違ってくる。
相手は力づくでも女性を自分のものにしようとするだろう。
たまたま僕が見た時、地元でも有名なヤンキー。
しかも7、8人に囲まれていた義妹。
さすがの彼女も泣きそうな顔をしていた。
僕も面倒なことには巻き込まれたくなかったが、さすがに妹となると放ってはおけない。
「俺の妹に何をしてる!」と大声で群れの中に飛び込んだ。
というより、いきなり僕はヤンキーのリーダー格を殴り倒してボコボコにしたのだ。
これまで大きな喧嘩をしたことはなかったが、突然のことで取り巻きが恐れおののき、「コイツ、やべえよ。引き上げるぞ!」と言ってリーダー格を置いて逃げ去った。
そして、リーダー格の奴も僕の目を見て「す・すみません」と言って逃げ去ったのだ。
しかし、実のところ、僕の方が内心ドキドキしていた。
怖くて仕方なかったからだ。
・僕に身体を寄せる妹
この夜、妹が僕の部屋に入ってきた。
「お兄ちゃんって、静かで陰キャかなと思ってたけど、すっごく恰好よかった。守ってくれてありがとう」
そう言って、僕にキスをしてきた。
「ちょっと待てよ、こんなふうになるためにまもったんじゃないぞ」
「うふ、お兄ちゃん、顔真っ赤!好きになっちゃった」
その夜、両親が寝静まった頃、義妹はまた僕の部屋にやってきて、目の前で裸になり抱き着きてきた。
「好き。抱いて。お願い。そして愛して」
義妹の大きな胸をまさぐりながら、1つになった。
その妹が今年の春から大学生となるのだが、表向きは僕の妹。
そして、実態は僕の恋人でもある。
まさかこんな関係なろうとは、これからますます楽しくなりそうな大学生活なのだ。