〇えっちを胸に女子の部屋へ入ったと思ったら
高校の修学旅行。
宿泊先の旅館で、突然、女子の部屋へ行くという遊びが流行りました。
男子何人かでジャンケンをして、負けた人が女子の部屋へ行くというルールです。
ジャンケンで負けた男子が、女子の部屋へ入って行くと、女生徒らは「ワーワー」と大騒ぎをして、枕をぶつけてきました。
「なにすんのよ」「えっちなんだから」「こないで」。
いい加減、女生徒らが怒り出したところで、運悪く僕がジャンケンで負けてしまいました。
しぶしぶ僕が女子の部屋へ入ってみると、不思議なことに部屋には誰もいませんでした。
僕はホッとしながら、男子の部屋へ引き返そうとしたら、襖の陰に隠れていた女子何人かが現れて、僕に襲いかかってきました。
僕は複数の女子に体をつかまれ、身動きがとれなくなりました。
「な、なにするんだ」と僕は抵抗しましたが、彼女らは笑いころげながら、「やっちゃえ」「リベンジだ」と口にしながら、僕のジャージを脱がせ始めました。
気がついてみると、僕はパンツ一丁の情けない格好で、女生徒らに体を触られていました。
〇僕のおちんちんだけは見ないで
僕はおちんちんだけは見られたくないと思い、最後の最後まで抵抗を続けました。
というのも、女生徒らに囲まれて、僕のおちんちんは完全に硬直しきっていたからです。
僕は「お願いやめて」と、なぜかどういうわけか女子のような口ぶりで、彼女らにお願いしました。
さすがにかわいそうだと思ったのか、女生徒らは「ああ、おもしろかった」とかなんとかいいながら、ようやく手を休めてくれました。
よく「首の皮一枚つながった」といいますが、そのときの僕は、それこそ「パンツ一枚つながった」気分でした。
えっちなのはなにも男子だけじゃない。
むしろ女子の方が恐ろしいと思った僕ですが、修学旅行でのえっちな出来事がきっかけとなって、僕は彼女を作ることに成功しました。
修学旅行で僕のジャージを脱がせた女子の中のひとりが「あのときはごめんね。私あなたのことが好きなの」といって、僕に告白をしてきたのです。
僕の返事はもちろんYesでした。
〇これで性々堂々とえっちができるかな!?
彼女とのおつき合いは、高校を卒業した今も続いています。
まさに「えっち」が縁で結ばれたふたり。
これで正々堂々とえっちができるかなぁ。
いや、えっちだから性々堂々かな‥‥
なんて、そんなことを思っている今日この頃です。
僕にとっての修学旅行、それはまさに性春の思い出です。