<背景>
仕事がら東京赤坂に出張することも多く、出張と言えば赤坂界隈の飲食店で飲み、その後はホテルに宿泊するパターンがパターンとなってる。
秋深まる10月の最後木曜日夜に赤坂で同郷の友人と居酒屋で待合わせした。
話が盛り上がり、飲足りず2軒目はスナックにカラオケでもとなった。
ここでもかなりお酒が入り、時計を見ると1時、既に閉店時間も過ぎていることもあり友人と勘定して店を出た。
<ナンパ>
スナック店でママに抱きつき、出入り口エレベーター前で卑猥な会話をしながら友人と雑居ビルの外に出た。
外は人もまばらにしか歩いていない。
完全な午前様である。
友人にもう一軒、最後にラーメン屋にでも行ってしめるかと言いながらそのラーメン店に向かう事になった。
千鳥足になるほど酔っ払った。
向かっている途中で、2名の女性がこちらに向かって歩いてくる。
若いので夜の街には目立つ格好だ。
伸長は160程度、ミニスカートにハイヒール。
色っぽい。
20m程度離れた位置でも鮮明に色気をPRしてることが分かった。
すれ違う前に、向こうが足を止めてこちらに話掛けてきた。
「ねえ、お兄さん達2人、いまから飲みませんか」と。
友人と目を合わせると、友人も良いのでは無いかとの合図がでた。
立ち止まっている間にもナンパされるか、どこかの店の回したお姉ちゃんだろうと思った。
<食事>
歩きながら話をしていると、お姉ちゃん達は台湾から来ているということが分かった。
日本語はかなり流暢でとても観光で一時しのぎで来ている台湾人とは違う。
キャバクラか台湾クレブの客引きだろうと想像した。
赤坂の深夜営業の中華レストランに私と友人、お姉ちゃん2人で入ることに。
注文ではワインを1本頼み乾杯した。
はじめは4名で話をしていたが、徐々にペアになりながらの会話となった。
友人もかなりいちゃついた状態となっていたので私も触発された。
<合図>
席の隣のお姉さんは年齢は30前半から40前半。
化粧をしているのと夜なのと酒の影響で明確には言えないが見た目に申し分は無い。
徐々にではあるが、私の腕を掴んだり、自らの身体を私にする寄せて来るではないか。
合図だとなんとなく色気も出てきた。
するとテーブル下から手を掴まれて彼女の太ももに手が引っ張れられた。
その時ハッと驚き思わずテーブル上に置いた箸を床に落としてしまった。
テーブル下から友人側を除くと、友人は相方に股間を触られてるではないか。
これはと思い、私は一瞬我に帰り、自分の相方を見つめ「これって」と発した。
すると担当直入に言われた「したい」と。
<交渉>
てっきりどこかの店の営業のお姉さんだろうと思った私はどこかの店で働いているのではと確認すると、あっさり「私は今は店では働いていない」と言うではないか。
私から「ならこれって本業」って問うと返事はないが、人指し指を私に見せた。
<実行>
盛り上がったところで店を出ることとなった。
友人はしっかりと相方の肩を抱き、手をお互いに握りしめながらどこかで延長線をするつもり満々である。
友人にどうするかと問うとこれからお互いにお楽しみしたいとのことで向こうは既に合意成立模様だ。
レストランの外で友人と相方と別れ、各々違った方向へと歩み出した。
私のペアとなった彼女から「ホテル行く」と堂々と聞かれた。
私はホテルをとって有ることを伝えると、私の知っているホテルに行こうと言われた。
彼女に従うままについて行く流れとなり、10分程一緒にあるいた。
結構歩いたが一軒の雑居ビルの前で彼女が指差しここと言われた。
ビルはマッサージ店や飲食店が入っているビルでとてもホテルの様な感じはしない。
「ええっここホテル」と問うと、「大丈夫、大丈夫」といいながら手を引っ張られエレベーターに載せられた。
何階かは忘れたが、エレベーターの扉が開くと直ぐに受付らしきものがあり、店員から、「宿泊ですか、ご休憩ですかと」と聞かれる。
とっさに「休憩」というと、3000円を支払わされた。
時間は1時間で延長すると20分毎に1000円のシステムの様だ。
鍵を渡され部屋に入ると、シャワー、ベットそして二人掛けのテーブルがあるシンプルな部屋である。
小型の冷蔵庫とアダルトグッズ用の自動販売機も設置されていた。
ベットに腰掛けると彼女が「いいね」と問いかける。
そして金銭の指1本を先に払えと要求してきたので、従った。
彼女は先にシャワーに入った。その後私がシャワーから出ると彼女が部屋の電気を消した。
<本番>
ベットに男と女が入れば後の描写は不要かと思うので詳細は記載しませんが、終了後に色々と話をした。
聞くところによると、台湾クラブで働いているが、彼女は辞めて、お金稼ぎに徘徊しながら男性を探していることをしているようである。
立ちんぼは立っているが、彼女らかその発展形で目星をつけてナンパまたは店に引き込む様に男性を物色しているとのことであった。
何故、私と友人に声かけたかを聞くと、中年、二人組、お酒飲んでる条件が一番成立する確立が高い模様だ。
だから彼女はいつも相方の女性とそれぞれ行動を取っているとのであった。
また一日に2回ほど客を見つけている模様である。
割に合うか合わないかも聞いたが、ご飯食べていけるだけで現実は厳しい様だ。
中にはチップがもらえることも有るらしい。
<総括>
声を掛けられ期待したのは、ナンパで客引きでもまあ、飲み屋に連れて行かれるであろうと想像していたが、本当に商売している立ちんぼのお姉さんとは驚愕。
自らそういった目的があって風俗やその様な場所を求めて行くことはありましたが、向こうからこの様な経験をさせて頂いたのは初めてでした。
友人も翌日話を聞くと、私とほぼ同じで恐らく連れて行かれたビルも同じであることが解りました。
想像するに赤坂の様な敷居の高い場所では立ちんぼだと当局の目や地域の目でテコ入れされることもあり、恐らく、自らナンパを装いそういった商売に持っていく赤坂ならではのやり方なのではないかと思った次第です。
<その後>
赤坂に2回ほど、宿泊出張で行きましたが、彼女たちを見かけたことはありません。
短期なのか、また違う場所でやっているのか、彼女が喋った内容が作り話なのか、何が本当なのかは分からないが今の考えです。