恥ずかし過ぎた学生時代
子供の頃から人見知りする性格の私は、中学高校と周りが好きな人や彼氏が出来始めたりしてもなかなか自分の気持ちに正直になれず男の人とのお付き合いが始まりませんでした。
思春期になると意識し過ぎて余計に異性と話せなくなり、男兄弟もいなかったのが余計に影響したのか恥ずかしくて緊張して手が震える程でした。
そんな中で友達の初体験の話やインターネットで聞いたり読んだりするうちに情報だけ詳しくなって興味はあるけど恥ずかしいし、でも好きな人が出来たら付き合ってみたいしと悶々とした10代を送っていました。
留学で大胆に
そんな超が何倍にもつくくらい恥ずかしがり屋の私ですが、語学を学ぶためにアメリカ留学をしたことで、徐々に積極性が出て来ました。
今まで恥ずかしかったけど、この国では恥ずかしいと逃げてばかりいたら恋愛だけじゃなく日常生活でも頑張って主張していかないと取り残されてしまう、と焦った私は今までの恥ずかしがり屋とはさよならして興味をもったら人に話しかけたり、話しかけられたら恥ずかしがって逃げずに話を聞いてみることにしました。
知らない人同士でも目が合ったらハーイと挨拶しあうフレンドリーなところだったので、段々とシャイを克服するのに丁度よかったのかも知れません。
そんな中で今までの学生生活より急に明るくなった大学生活が過ぎていき、いつもニコニコして愛想よくなっていたせいでしょうか。
留学して2年目の21才の時にプチモテ期が来ました。
キャンパスでもかっこいい子が通り過ぎるときににこっと笑い挨拶したら、「あの子可愛いな」と言われたのが聞こえたり、行きつけのカフェやレコード店、ライブで声をかけられるようになりました。
高校生までの私には考えられない毎日です。
昔好きな人に片想いしていて、友達に告白しないとなにも始まらないと言われ「恥ずかしがりは損するよ〜」と言われた彼女の声が頭の中で聞こえました。
本当にそうだね、Kちゃん。
そんな風にシャイを卒業し明るくフレンドリーになった私はきっと男の子からも声がかけやすくなり、想像も出来なかったような楽しい毎日を過ごすようになりました。
20才過ぎて初めてのデート
私の10代は異性に関しては本当に損をしていて暗い毎日でしたが、海外で明るくなり、20才を超えて初めてデートにも行きました。
友達がその子の友達が私のことを気に入っていて一緒に遊びたいと言っているというので誰か聞いてみたら、私もいいなと思ってる人でした。
友達に私の連絡先教えてもいいよ、と伝えるとちょっとしてからMくんからメールがきました。
映画に誘われたので週末にディナーを食べてから一緒に観に行く約束をしました。
Mくんは私もよくCDを買いに行ってた住んでた街のCD屋で働いていて、私が買い物するたびにこのアーティストいいよね、と音楽の話で盛り上がりおススメのアーティストを紹介してくれたりよくCDを安くしてくれたりして、趣味も良いし大人っぽいお洒落な雰囲気だったのでちょっと好きでした。
気に入っていたMくんから誘われて、恥ずかしがり屋の私が少し復活して出てきました。
どうしよう、デートなんてしたことないし、Mくんお洒落だし何着て行こう⋯心臓が破裂しそうにバクバクしてきました。
あ〜もう恥ずかしい。
でもMくんに気に入ってもらいたい。
悩んで私はMくんの共通の友達のDちゃんに相談しました。
Dちゃんはモテるタイプのセクシーな女の子で、私をショッピングに連れて行ってくれて似合う服をコーディネートしてくれました。
身体のラインがぴっちりでる前にスナップボタンのついた可愛いワンピースを買いました。
それに合いそうなブーツをDちゃんが貸してくれて、メイクもしてくれてそのメイクを当日に向けて練習しました。
いよいよその時が来た
ドキドキしながら準備している間にデート当日になりました。
家のドアのチャイムがなり、開けるとMくんがいました。
アメリカンなクラッシックカーに乗って来ていて、海沿いをドライブして美味しいハンバーガーを一緒に食べました。
その後映画に行き、隣の席で一緒にポップコーンをつまんでいると指を絡められました。
私は初めてなのでドキドキしましたが、その後の展開もわかる気がして、怖いようなワクワクするようなでもロマンチックで不思議な感覚でした。
映画館からでて、ちょっと海でも見にいこうかと言われビーチ沿いを車で走り海が見える場所に車を止めました。
そこでMくんが好きな曲を集めた音楽をカーステレオでかけてくれて色々勧めてくれました。
アメリカンクラッシックカーなので座席が広々としていてちょっと声が聞こえにくく聞き返すと「もうちょっとこっち来て」といわれ抱き寄せられました。
そこから手を頭の後ろに回されキスされました。
Mくんのキスは気持ちよくて私は初めてでしたが身体が反応してしまいこのまま車でもいいと思ってしまいました。
Mくんが「可愛いね」と言い、車をまた走らせはじめました。
私達はMくんの家に着き、ベッドルームに連れていかれました。
またキスされて、舌が首筋に進み私のワンピースの前スナップボタンは一気に開けられてしまいました。
ベッドに押し倒されお腹のあたりを舌がはっているときに昔ネットで読んだ「ココロ的にもカラダ的にも初体験は21~23才くらいが理想」と書いてあった記事が頭に浮かびMくんとで良かった、待って良かったと頭で考えているうちにMくんの舌はさらに進んでいきました。
そしてMくんは我慢できなくなったのか中に入ってきました。
初めてなのでちょっと出血して痛かったですが、Mくんがゆっくり優しくリードしてくれて段々気持ちよくなってきました。
初めてということに気づいてくれて、Mくんはその日は途中でやめて朝まで私を労ってくれるように後ろから抱いてくれました。
え、素敵
普通にときめいちゃった