『突然訪問して来た彼女のお願い』
「お尻でヤってみたい」
彼女から唐突にトンデもないお願いが飛び出した。
「……マジで?」頭の中で彼女の言葉を咀嚼して何とか返事したのがこれだった。
好奇心が強く研究者気質な彼女の興味がそんな方向に暴走したらしい。
しかし、そんな彼女を放置しておくと無茶な行動をする可能性を否定できないため結局は協力することになるのだ。
「本当にやるなら色々と準備が必要みたいだよ?」
一応、彼女にその行為の危険性(怪我や病気など)とか安全のための準備に手間が掛かるなどを説明するがその程度で彼女の好奇心が止まるなど期待薄である。
「だから君に手伝ってもらう」
そして、こちらの反応など想定内だと言わんばかりに彼女は必要な物をすでに用意していたようだ。
現在、ジャアァーとトイレを流す音と共にすでに若干グロッキーな彼女が個室から出て来る。
お尻の中をキレイにするため注入タイプの強力な下剤を使用した結果だが、本当に大丈夫なのだろうかと足取りがフラ付いている彼女を見ると心配になる。
「やっぱ、やめとく?」
身体を支えながら彼女に尋ねるが止めるつもりは無いらしい。
「でもちょっと休憩する」
そう言うと彼女は冷蔵庫からエナジードリンクを一本持ってくると飲み干して「ふぅ」と一息吐き、自分の隣に腰をを降ろして頭をこちらに預けて休む。
大人しく甘えてくれる彼女をかわいいなと思っていたがそんな甘いひと時はすぐ終わる。
体力が回復した彼女に連れられて一緒にシャワーを浴びに行く。
彼女が浴室の鏡の方へ手を着いてお尻をこちらに突き出す体勢になる。
「じゃあ、ほぐすよ」
軟膏状の潤滑剤を指に出し、彼女の後ろの穴を弄りながら塗る。
「んぅ」我慢する声が彼女から漏れる。
ある程度ほぐれたのを確認したら仕上げに注入できる潤滑剤のストロー状になっている容器の口を彼女の後ろの穴に挿入しイッキに流し込む。
「ふにゅう!」流し込まれた潤滑剤の冷たさと感触に彼女が声を上げた。
容器の口を穴から外すと「っぷぴ」と音を立て潤滑剤が零れて垂れる。
彼女の反応や姿にこちらの股間の相棒も元気になっており、そんな相棒にゴム帽子を被せて準備完了。
相棒の先端を彼女の後ろの穴に押し付ける。
「じゃあ、イクよ。力を抜いて」
彼女の腰回りに手を回し、相棒をゆっくりと彼女の後ろの穴に押し込んでいく。
「ふわぁ~~」抑えきれなかった声が彼女の喉を震わせる。
挿れる時は強い圧迫感に抗いながら彼女の後ろの穴の奥へと相棒が突き進む。
穴を出るときは押し出される感覚と共に相棒が抜けて来る。
挿れたり抜いたりを繰り返し、鏡に映る彼女がこらえている表情を堪能していた。
徐々に彼女も慣れ始め、お尻に力を入れ緩急をつけてこちらを刺激してくる。
そして、彼女がこちらの股間の相棒を搾るように腰の動きを追加するとこちらの限界はすぐにやって来てしまった。
「う、デる!」
発射を終えて穴から相棒を引き抜く時にゴム帽子が外れた。
彼女の後ろの穴からゴム帽子が半分程垂れ下がった状態になっているのを彼女自身が引き抜く。
「ん、うーん、いつもより量が多いかも? 気持ちよかった?」
彼女がこちらを見つめて質問してくる、
「まあ、いつもと違う感触で新鮮だったよ」
こちらの答えに彼女は「そう」とだけ呟く。
「私は、思ったようにイケなかった。圧迫感で快感よりも苦しい感じが強い」
使用した道具の容器などに彼女が視線を向ける。
「準備もめんどう」
彼女が結論を出す。
「お尻でするのはコスパが悪い」
今度はこちらが「そう」と先ほどの彼女と同じ返事していたが、彼女は「でも」と続ける。
「君がシたいなら、がんばる」
彼女は自分でお尻を両手で掴みこちらに菊の花が見えるように広げる。
先程までの運動か羞恥からか或いはその両方か頬を赤く染めながら、そんな健気なことを言う彼女の行動に鼓動が早くなるのを感じた。
「でも、こっちとしても無理して欲しくはないかな」
そもそも今回のコレは彼女の好奇心を満足させることが目的であった。
それが達成されたのに自分の欲望で彼女を苦しめたいとは思えない。
などと考えていると彼女がこちらに近づき上目遣いで見つめて来る。
「君、なにか勘違いしてるようなので言います。私はまだ満足していません」
「……え?」
「自分だけダシてスッキリなんてズルです。欲求解消を要求します」
その後、寝室に連れて行かれ彼女が満足するまで突き合わされた。