・友達から教えられた自慰
中学3年生の時に、友達から自慰について聞かれました。
当時の私は、ジイという言葉さえ知らなかったのです。
友達が言うには、大人になった証なのだそうです。
なんだか、友達が経験して私だけしていないのは置いていかれたような気がしてなりませんでした。
でも、自慰って中学生がしてもいいのだろうかと不安でもあったんです。
なんだか、大人になりたいようでなりたくないような不思議な気持ちでした。
・初めての自慰
自慰をしようと決めたものの、最初はかなり恐る恐るでした。
指を綺麗に洗い、お風呂に入った後で布団の中でそっと触ってみました。
アンダーヘアーもまだ生え始めたばかりで、すぐに指は入りました。
でも、何も感じません。
友達は、最初から気持ち良かったと言っていたのに。
全然、気持ちよくないんです。
結局、この日は何分擦っても気持ちよくなりませんでした。
もしかしたら、私は大人になれないのでは?そんな不安が胸をよぎりました。
・不感症?
感じない事が不安になって、後から調べたんです。
そうしたら、不感症という文字が。
え?もしかして、私って不感症なの?
中学生の私にとっては、かなりのショックでした。
だって、不感症だったらセックスもできない事になります。
将来、好きな人ができてもセックスできなかったらフラれてしまう。
私は、中学生の時点で将来の恋愛に希望を持てなくなりました。
こんな事、両親や友達にも言えません。
友達から、気持ちよかった?と聞かれた時にも咄嗟に気持ちよかったと答えてしまいました。
私は、それから毎日のようにアソコを指で擦り続けました。
ですが、結局解決はできませんでした。
・悩み解決
後から、よく調べてみたんです。
初めての自慰でイケナイ女性というのは、意外と多いそうです。
その事に少しだけホッとしました。
そして、他の人が抱える自慰に対する悩みや不安を知る事は解決にも繋がりました。
まず、性的な気持ちがなければなかなか自慰は成功しないとの事。
確かに、興味本位でしてはみましたが、気持ち的には何も感じてはいませんでした。
そして、ただ闇雲に触っても駄目みたいなんです。
性感帯というのは、人によって違うらしくアソコを触っただけでは駄目な場合もあるようです。
私は、色々調べた結果。
もう一度、試しにしてみようと思いました。
・リベンジ
エッチな漫画や小説を読んだ私は、かなりドキドキしてきた頃を見計らい指を入れました。
確かに、前回とは違います。
ひだを摘んだ瞬間。
ピクッと反応しました。
もしかして、感じてる?
私は、ゆっくり指を動かしました。
ザワッとする感覚に戸惑いながらも、気がつくと気持ち良くなっていました。
そして、本体側の指で乳首や乳輪も弄ってみたんです。
信じられないぐらい気持ち良くなりました。
あんなに感じなかったのが嘘のようです。
私は、イクという感覚を初めて経験しました。
そして、その快楽は私を虜にしました。
毎日のように自慰をするようになったのです。
イク度に、自分が大人になっていくような気持ちになったんです。
鏡で自分の顔を見ると、ちょっと大人になったような気もしました。
そして、体もだんだん大人に近づいていくような気がして嬉しかったです。