・身体が性に目覚めたら
シャワーを下半身に当てていたら気持ちよくなってしまったり、何となくむず痒い感覚がして指などでおしっこが出るところやその下の割れ目を弄っていたら気持ちよくていつまでも触ってしまった、そんな経験はないでしょうか。
それは貴女の身体が性の快感に目覚めようとしているサインです。
性的快感を覚えることは恥かしいことではありません。
自分で自分の性器に刺激を与えて満足を得るこの行為はオナニーやマスターベーション、自慰行為とも呼ばれます。
実は日本人は自慰行為の頻度が世界一の国とも言われており、女性の経験率も六割以上です。
おそらく実際にはもっと高いでしょう。
その内の八割が十八歳までに自慰を経験していたという研究結果もあります。
・自慰行為の前にしておきたい事
出来るだけリラックスできる環境がベストです。
また騒音もないほうが良いでしょう。
オカズとしてネットなどで好みの動画を準備しておくのもいいです。
手や性器は清潔な方が好ましいため入浴後が望ましいでしょう。
また大事な部分に傷をつけないためにも、爪は自慰行為を行う前には切っておくのが無難です。
ティッシュやタオルは用意しておくと自慰行為の後で便利ですし、特にローションを使う場合は寝具を汚さない為にも腰の下などにバスタオルを敷いておくと安心です。
また自慰行為では基本的に直接性器や乳首など性感帯に道具や指で刺激を与えて行いますが、初めてでは力の加減も分からない人も多いでしょう。
うっかり傷つけてしまいそうで怖いという人はまず自分の指で、下着の上などからゆっくり刺激してみましょう。
・みんなが通る道、クリイキ
初めての自慰行為で、とにかく「イく」という感覚を知りたいならクリトリスへの刺激がもっとも一般的でしょう。
女性のクリトリスは男性のペニスに相当するとも言われ、とても敏感なので初めてでも快感を覚えやすいはずです。
やオモチャなどでクリトリスを皮の上から触ったり擦ったりしてみてください。
この時あらかじめ指や性器を濡らしておくと性感がアップします。
専用のゼリーや自分の唾液などで濡らしてからクリトリスを弄ってみましょう。
強く擦ると気持ちいい、優しく撫でるようにするといいなど感じる触り方というのは人それぞれです。
自分で自分のポイントを探るのも自慰行為では大切です。
弄っていく内に「イく」という感覚が分かると思います。
興奮したり身体が感じ始めると膣から透明で粘度の高い液体が分泌されるはずです。
クリトリスでイくコツが呑み込めてきたら膣口から徐々に中への刺激へと移りましょう。
・最初から道具を使ってもいい?
初めての自慰行為で道具を使ってはいけない決まりなどありません。
最近はネット通販でも大人のオモチャを購入できますから使ってみたい道具は手元に取り寄せておきましょう。
バイブレーターやローション、電マなどその種類は様々です。
また、使用したグッズは使った後で洗っておくのも忘れないようにしましょう。
・初めての自慰行為でディルドを使いたい
また男性器を模したディルドに興味がある人も多いでしょう。
セックスに近い快感が体験できるディルドは自慰行為に慣れてからの方が快感を覚えやすく、初心者向きではありません。
どうしても最初から挿入を伴う自慰行為をしたいなら柔らかい素材で出来たバイブから試してみましょう。
最初のディルドでいきなり本物の男性器に近いサイズのものだと内部を傷つけてしまったり痛みを感じるばかりの怖れもあります。
初心者向けに柔らかい素材で出来た小さい物から慣れていくといいでしょう。
使う時には十分にリラックスした状態でローションをたっぷりと塗してください。
いきなり奥まで全て挿入しようと思わず、膣口付近の浅い部分を抜き差ししつつ少しずつ挿入します。
痛みを覚えたら無理をしないことも大切です。
・こんな自慰行為は止めた方がいい?
基本的に気持ちよくなれれば使う道具ややり方などに問題はない自慰行為ですが、あまり頻繁に行わない方がいいやり方もあります。
そのひとつが仰向けで足をまっすぐにした状態で性器に刺激を加えて自慰行為をする、通称「足ピンオナニー」です。
この態勢は太ももや内股などに力が入りやすく、イキやすい為に行っている女性が多い自慰のやり方です。
ですがこの足ピンオナニーはやりすぎたり習慣化すると、セックスでイキにくい体になってしまう恐れがあるのです。
たいていのセックスでは女性は足を開きますから、足ピンオナニーでしかイッた経験がないとオーガズムを感じにくいかもしれません。
勿論時々行う程度なら問題はありませんが最初に覚えたやり方というのは癖になります。
自慰行為も同じです。
出来るだけリラックスした状態で足を立てて開いた状態で自慰行為を行うようにするとセックス本番でも感じやすくなるでしょう。
また、自慰行為をしすぎると性器が黒ずむ原因になるという俗説がありますが根拠はありません。
安心して自慰行為をしましょう。