高校3年のバイト
僕の初体験は高校3年生の冬でした。
本当は夏にチャンスがあったんですが、ある失敗が理由で少し延びてしまったんですね。
卒業とともに専門学校に進むことが決まってた僕は、周囲の仲間が受験勉強でたいへんな最中結構暇を持て余すようになってました。
部活も終わってるし、付き合ってる彼女は勉強で家から出られない。
仕方ないので近所の雑貨屋さんでバイトすることにしたんです。
地方の田舎でしたがいろんなファッションブランドが入ってるショッピングモールの一角で、一番歳が下の僕は周りのお店の人たちから結構可愛がってもらってました。
館内の8割以上は女性スタッフ、販売のお姉さんたちは20〜30代がほとんどで、やっぱり高校生の僕から見ればみんな大人っぽく見えます。
高校では意外に目立ってた僕はなにげに女の子受けは悪くなかったんですが、部活が忙しくて初体験もまだだったので、大人の女性にちょっとからかわれただけで結構顔を真っ赤にして恥ずかしがったりして、そんなリアクションが彼女たちから見ると可笑しくて仕方なかったんでしょう。
ことあるごとに僕のいる職場に立ち寄っては冗談半分でデートに誘ってきたり、まだ早い時間なのに客に聞かれないように下ネタで挑発されたり。。。
まあ楽しかったしむしろ興味はありましたから嫌がりもしませんでしたが。
またそれがそこそこ可愛い人たちで、思春期真っ只中の僕がいろいろ妄想するには十分なネタでした。
夏の終わりに
夏休みが終わる頃、館内のイベント終わりの打ち上げがありました。
僕は高校生ですから酒は飲めませんが、大人たちはみんなかなり盛り上がってて結局終電近くまで飲んでましたね。
電車がなくなるので帰ろうとしたら引き止められて、その日はそのお姉さんのアパートに泊まることになりました。
「一応帰るふりしな。駅裏で待ってたらすぐ行くから。」
彼女の言葉に言われた通り先に出ました。
今思うとドキドキするような展開なんですが、その時はただ終電に乗り遅れたから泊まるところがあってよかったぐらいにしか思わなかったですね。
なんて鈍感なんだろう。
彼女は化粧品売り場の30ぐらいの女性、バツイチと言ってましたがなかなか色っぽくて男好きするタイプ。
部屋に着くと何の香水だかとても良い香りがしたのを覚えています。
田舎ですから友達は実家がほとんどでそうそう女性の部屋に行く機会なんてないし、その空気だけでなんかテンションが上がりました。
自然の流れで風呂に入って就寝。
でも普段より少し気持ちが昂ってるから寝付けないんですね。
彼女はベッドで僕はその横に布団を敷いてる状態。
寝れないまま時間が経っていきます。
「まだ起きてるの?」
そう言いながら僕の横に。
これつまりそういうことでしょ?心の中で思いましたが経験がない僕は何をどうして良いのか、ただじっとしてました。
彼女に促されるようにキスをし、わからないまま胸にタッチ、もちろん彼女は僕が童貞なのは知ってます。
「これつけてね。」とゴムを渡されいざ装着。
ところがここでアクシデント発生!
初めてで暗い部屋でどちらが表かわからないんですね。
焦る気持ちとは裏腹にどうやってもうまくはまらない。
何度も被せようと触ってるうちに刺激しすぎてなんと発射しちゃったんです。
一気に吹き出す滝のような汗。
「大丈夫?すごい汗だけど。。」
「ごめん、出ちゃった。。。」
彼女は半笑いで、でも大人の女として優しく振る舞ってくれました。
つまりその日は初体験は未遂に。
秋が過ぎ待望の冬
その後なんとなく気後れしてそのお姉さんとは二人きりになることなく季節が過ぎました。
今思うとやりたきゃやらしてくれただろうと思うのでもったいないんですが。
と言ってる間に本命の彼女は無事大学進学が決まり、記念に一泊で大阪に遊びに行くことになりました。
その日は言葉にはしませんでしたがお互い初エッチになるだろうという意識はあったと思います。
泊まったホテル、もちろんそんなに余裕がないので安い旅館のような感じでしたが、二人きりになれるだけでただ嬉しかったですね。
夜ドキドキしながら同じ布団で。
夏の失敗がトラウマで内心不安しかありませんでしたが、その教訓を生かしてなんとか成功。
むしろ彼女の方が痛くて辛そうでしたね。
セックスの興奮なんて全然なくて、どうやったら早く終わるだろうと憂鬱な彼女とただ無事に成し遂げたいと思うだけの僕。
気持ちよかったなんて印象はこれっぽっちもありませんでした。
勃ってはいるけど感じる余裕なんてないからどんなに頑張っても射精まで行かないし、瞬殺で終わったあの夏の悪夢がまるで他人事のようです。
長い長い奮闘の末、なんとか終わりましたが、初オナの時の方が100倍気持ちよかった。
疲れ果ててそのあとはぐっすり。
シーツが赤く染まってるのを見て朝慌てて風呂場で洗ってた彼女が健気でした。
どう考えてもあの後ホテルの人にはバレてるでしょうけど。
まあ最初のイベントなんてこんなものなんでしょうね。
若い頃の青い思い出です。