恋愛が苦手な学生時代
私は高校時代を謳歌出来なかったタイプの人間でした。
普通高校生活というと華やかで高校デビューという言葉もあるくらいです。
しかし、私の場合は違います。
中学の頃は比較的モテていた方で他校からもいきなり『同じ学校の◯◯ちゃんと塾が一緒で教えてもらいました。』といったメールが来る程でした。
自分では恋愛や恋をする事に興味がありませんでした。
時には同級生から、そして下の学年からも告白を受けた事があります。
しかし、イマイチ付き合うという事が何なのか分からず中学生活を過ごしていました。
高校に入学したのですが、これがもう私にとって別世界でした。
というのも、僕は勉強が嫌いで学校見学をせずにとにかく入学出来そうな所を受験し入学しました。
初日の登校で自分にはこの学校が合わないと痛感させられました。
女子はメイクをガッツリしていたり、授業中に弁当を食べていたり携帯をいじっていたり。
当日からこんな授業なんて想像もしていませんでした。
中学時代、私達の先生は非常に厳しく学ランの第1ボタンを外しているだけでも怒られ、もし携帯や音楽プレーヤーを持っていようものなら取り上げられるような環境でした。
しかし、周りの子に聞くとそんなのあり得ないと言われ自分には自由が過ぎる高校でした。
男子も大人っぽく見え、話の話題はほぼファッションの事や恋愛、特に何人とヤったことがあるか等で中々話に溶け込めないでいました。
そのまま結局恋愛をするどころか女子とコミュニケーションをとる事すらなく高校を卒業してしまいました。
大学生と同時に始めたバイト
卒業後は浪人を経て大学へ進む事に。
大学入学と共にすぐにバイトを始める事に。
私は色々と趣味が多くお金が必要だった為、バイトに入る日数も多かったのですが、そこで出会った1人の女の子がいました。
その子は入って1ヶ月程経っていたのですが、その子の存在を知りませんでした。
ある日、私は深夜帯に働いており朝方上がりだったのですが、そのお店は24時間だった為、引き継ぎで次の人が来るまで働かないといけませんでした。
朝6時半頃その女の子が入ってきて初めて2人きりで仕事中に話をする事が出来ました。
彼女とは非常に好きなものが似ていて、すぐに仲良くなりました。
連絡を取り合うにつれ2人だけで遊びに行く事も増えてきました。
ある日、僕は彼女から告白を受けます。
もちろん長い事ちゃんとした恋愛をしたことが無かったので断る理由も無く付き合う事になりました。
2人の時間
私たちはごくごく普通のカップルでした。
休みが合えば買い物やご飯を食べにいったり。
そしても、お互い家が近いという事もあり時々私の家に遊びにくる事もありました。
基本はピザを買って映画を観たりといたって健全です。
ある日、いつも通り布団に寝ながら映画を観ていると彼女から私にアタックをしてきました。
僕は驚いてふざけたように『こういう事するの初めてじゃないでしょ?』と聞くと『初めてだよ。私男子と手をつないだ事すら今までなかったから』最初は驚きましたが、いざそういう事をしようとすると痛いと言って中々入れるとこまではいけませんでした。
初めての瞬間
何度か私の家にきてはチャンスはあったものの、急いでするものでもないと思いしませんでした。
ある日、いつものようにしようとすると痛いと言ってきました。
でも、その言葉の後に続けて『今日は頑張ってみる』。
私はいつでも出来るようにコンドームを着けてする事に。
初体験は一瞬のように終わってしまったのですが、お互いその気持ちよさを知ってからは家に来るたびに必ずしました。
月日は経ち、いつものようにしようとすると彼女が『ねぇ、生でやった方が気持ち良いんでしょ?そのまま入れて』と言ってきたのでさすがにそれはマズいと思ったのですが彼女の手が既に私のアレをそのまま入れてしまいました。
僕は必死に出さないように我慢しすぐにゴムをする事に。
こういった行為が何回かあった後、私は必ず最初にすぐゴムをするようにしました。
彼女にもし俺が中で出しちゃったらどうするの?と聞いても、好きだから大丈夫だけ。
それだけ好きでいてくれているのは嬉しいけど不安はとてもありました。
最悪の日
する時は初めにゴムを着けていた自分なのですが、ある時にしている最中に彼女が急に『ゴム入らない』と言い取ってしまいました。
僕も我慢して外に出せばよいと思っていたのですが、彼女があまりにも気持ちよさそうに動いていた為、自分も気持ちよ過ぎてそのまま中に出してしまったのです。
僕達何が起こったのか把握する事が出来ませんでした。
すぐにどうしたら良いのかインターネットで探すことに。
とりあえず、早い段階で避妊用の薬を服用しないとまずいと分かり、私は面識があった相手方の親に頭を下げて着いてきてもらう事に。
自分がした事の重大さを受け必死に謝りました。
相手のお母さんも2度とこのような事があってはいけないと僕たちを別れさせる事で許しをなんとか得ました。
今思うと大好きだっただけに本当に悲しい経験でした。