カレの家にいたら……
もう三年くらい前になるけど、その時私は四つ年下のカレとつきあってた。
カレは介護系の施設で働いてて、その日はちょうど夜勤の日。
私は夜勤明けのカレにおいしいものを作ってあげようと思って、今から下ごしらえしておこうと思ってカレの部屋に行った。
合鍵で部屋に入って台所に立っていたら、男の人が訪ねてきた。
それが、カレのお兄さん。
カレに借りてたゲームか何かを返しに来たって言っていた。
カレはどっちかっていうと細い人だけど、お兄さんはガタイが良くて、肉体労働者!って感じの人だった。
「おっ、何か美味そうな匂いする!」
野菜を煮込む匂いを嗅いでお兄さんがそう言って、お腹すいてるって言うから、「チャーハンとかなら作りますよ」と冗談で言ってみた。
お兄さんは「まじで!ラッキー」と部屋に上がってきて、私は冗談だから帰れとも言えなくて、本当にチャーハンを作ってあげることになってしまった。
カレのいない部屋でカレのお兄さんにご飯作ってるのはへんな感じだったけど、二人でチャーハンを食べてるうちに打ち解けてきた。
お兄さんは人懐こくて、大工の仕事をしてるって言っていた。
歳は私と同じだったので、私はいつの間にかタメ口で話すようになっていた。
「お兄さんカレとあんまり似てないねー」
「あいつひょろいもんなー。あっちの方もひょろいんじゃないの?」
「やーだ、何言ってんの」
結構楽しく話してて、下ネタとかも笑って流してた。
だけど、お兄さんの目がだんだんマジになってきた。
「彼女さん、満足させてもらってる?」
「え、えー……うーん、どうかな」
「じゃあさ、俺とあいつ比べてみない?」
お兄さんはぐいぐい迫ってきて、とうとう私は押し倒された。
「ちょ、ちょっと」
押し返そうとしたけど、のしかかられてキスされた。
抵抗しなきゃとは思ったけど、カレとは違う逞しい体の感触に、一回だけならいいかな……という気になってしまった。
カレとは違うやり方
大きな手が私の服と下着をはだけさせて、敏感な場所をいじってくる。
胸に顔をうずめたと思うと乳首に強く吸い付いて、何の遠慮もなく下半身に指を入れてかき回して……。
強引で力強いやり方は、カレとは全然違った。
だけどそれが逆にいけないことをしてる感じを煽って快感を覚えてしまう。
思わずピクピク震えながら、「ああ……」と切ない声を出してしまった。
「気持ちいい?あいつとどっちがいい?」
「お兄さんのが……上手かも」
気を良くしたお兄さんがさらに激しく敏感な部分を指と舌でいじってきて、私は「ああー……」と身をよじりながらイってしまった。
その後、舐めて、と言われるままに私はお兄さんの男性器を舐めた。
「あいつとどっちがデカイ?」
「んん……っ、こっちのが、おっきいよ……」
舐めながら、私の中で期待がどんどん高まっていく。
カレには悪いことをしてるけど……早くこの逞しいので貫かれたい……。
お兄さんに激しく犯されて……
カチカチになったお兄さんの股間が、ついに私の中に入ってきた。
「あっ!あ……っ!」
大きさもそうだけど、お兄さんは動き方がすごく上手かった。
正常位で突かれて、私はいくらもしない内にまたイッてしまった。
その次はバックの体勢になった。
激しく突かれて床に突っ伏した私に、お兄さんは背中から覆いかぶさって胸を揉んでくる。
「あんっ……ああ……!ダメえっ……!」
「なあ、あいつと、どっちがイイ……っ?」
キュッと乳首をつねられる。
「あんっ!お兄さんのが……お兄さんのがイイ……気持ちいいよお……!」
背後から私を責めながら、お兄さんは何度も何度もカレと自分のセックスのどちらがいいかを聞いてきた。
その度私は「お兄さんの方がいい」と答えさせられた。
「どんな風にイイの?なあ、俺のちんこでどんな風に気持ちよくなってんの?言ってみてよ」
「やだぁ……そんなの……!」
私が恥ずかしがって首を振ると、お兄さんは意地悪に耳元で囁いた。
「言えって。言うこと聞かないとこのこと弟にバラすよ〜?お前の彼女、自分のカレシのアニキに色目使って抱かれたがった淫乱だって」
「だ、だめえ……!言う、言うから……!」
私は息を乱しながら必死にそれを口にした。
「お、お兄さんの……おちんちん、大きくて硬くて……!私の中の気持ちいいとこ、すごい擦れるのお……っ!」
「弟と全然ちがう?」
「うん、うん……!」
「俺のちんこでもう一回イキたい?」
「イキたい……!イカせて、もっと突いてえ……っ!」
お兄さんが荒々しく腰を動かす。
「ああっ!あ……ああ!イク!イク……っ!」
私は大声で喘いで、床を掻きむしりながらイッてしまった。
そのすぐ後で、お兄さんも熱い精液を私のお尻の上に放った。
そんなことがあってからしばらくの間、私はカレと付き合いながらお兄さんとの関係も続けてた。
でもお兄さんとのセックスの方が気持ちいいせいでカレとはあんまりしなくなって、それが原因で別れてしまった。
その後お兄さんの方ともいつの間にか会わなくなった。
結局彼とは最後まで恋人同士にはならずに、セフレ止まりだったな。