私自身が幼児の自慰行為の証拠です
幼児が自慰行為をするなんて信じられないと思う方は多いと思います。
わたしも最近になって知ったのですが、実際には結構ある事の様です。
ちょっと恥ずかしい告白になりますが、事実私が自慰を初めて経験したのが幼稚園児の時だったのです。
正確には、大人になった今覚えているのが幼稚園児だった時の事なので、それ以前から行っていた可能性を考えると、初めての自慰行為としてはもっと幼い頃かもしれません。
その時の情景は割合鮮明に覚えています。
私は幼稚園の園庭にあったブランコの鉄柱にしがみ付く様にして登って遊んでいました。
鉄柱に擦り付けている性器に何とも言えない気持ち良さを感じて、鉄柱の途中に蝉の様に留まったまま、私は小刻みに下腹を動かし続けます。
やがてひと際大きな快感が性器を襲い、私はその感覚をじっと楽しんでいました。
後に自慰がどういう行為なのかを知った時に、幼稚園の時のあの行為がそうだったのだと理解しました。
自分自身今でも驚いているのは、射精こそ無いものの幼児でも射精感は有るのだという事です。
記憶に残っている幼稚園の頃の自慰行為としてはこの時の事だけで、その前後に自慰をした記憶は全くありません。
しかし記憶に無いだけで勿論実際はやっていたのかもしれません。
幼児の自慰行為は異常なの?
そんな幼い子供が自慰行為を行うなんて自分自身の事ながら信じられず、自分は少し変なのかと思っていました。
だから人とその事について話す機会も無く、わざわざ調べる事もないままでしたが、パソコンが登場した事から調べる事が出来ました。
すると決して私だけが異常に早熟なのではなく、案外幼児期の事例の多い事が分かりました。
幼い自分の子供の自慰行為を知って悩んでおられるお母さんがかなり居られる様なので、私が調べた幼児期の自慰行為について少し触れておきます。
この事で悩む方々に最初に強く申し上げたいのは、精神的にも肉体的にも、決してあなたのお子さんは変でもないし、絶対におかしくもないという事です。
子供達はたまたま何かの拍子に性器が何処かに触れて、「あれ?これ気持ちがいい」と感じて、気持ちが良いからその行為を行っていただけなのです。
大人が思う様な性的な行為とは全く意味が違います。
お腹が減ったからご飯を食べる、冷たくて甘いのが美味しいからアイスクリームを舐める、積み木が面白いから夢中で遊ぶ、眠くなったから目を瞑って眠るのと全く同じ様に、子供たちは気持ちが良いから性器を擦り付けているだけで、大人が感じる様な、厭らしい、汚らわしい、卑猥な、変態などなどの性的な感覚は微塵も無いのです。
だからお母さん方は自分の子供が性的に異常があるのかなどと全然心配するには及ばないのです。
幼児の自慰行為の注意点
だた注意しておかなければならない事がいくつかあります。
幼児の自慰行為は精神的に不安定な時に出る事があるのです。
それは指しゃぶりや爪嚙みなどと同列の行為で、例えば弟や妹が出来てお母さんにそれまでの様に自分だけを構って貰えない状態になった時に、精神的なストレスが溜まって始める事もあるそうです。
だから自慰行為だからと特別に心配するのではなく、育児の一般的な対処法で良いのです。
もう一点は、純粋に衛生面の心配です。
衛生の事について当然何の知識も無い子供ですから周囲の大人が気を付けてあげなければなりません。
さらには躾の面でも、他人の前や屋外の人目のある様な場所でのその行為は、行ってはいけない恥ずかしい行為だという事を教える必要はあります。
しかしその時に十分注意しなければならない事は、自慰行為自体が悪い事だと強く叱ったり、無理強いする形で止めさせる事です。
子供達にとっては何が何だか訳が分からないままに、罪悪感だけが心に残ってしまう結果になり兼ねません。
その事の方が将来的な精神的成長には悪影響が大きいでしょう。
遊びや食べ物や大人からの面白い何かの働きかけで、自然と興味が違う方に向かう様にするのが良い方法です。
幼児期以後の自慰行為
最後に私の恥ずかしい告白をついでにもう一つ。
その後、小学校に入ってからの自慰の記憶が残っています。
それは、大人の自慰に直結する性的な意味を持つ行為になっていました。
テレビでミニスカートのダンサーを見ながら、また友達に借りた雑誌プレイボーイのヌード写真を見ながら畳の上に俯せになって性器を押し付けていました。
完全に性的興奮と快感を求める自慰行為で、幼児期のそれとはまったく意味が違っていました。
でもお母さん、これとても毛嫌いや厭らしく感じる御自分の思いを子供達に向かって直接ぶつけたりしないで下さい。
個人の自慰に対する思いや感じ方は色々でしょうが、現在では自慰行為は決して許されざる変態的反社会行為ではありません。
それどころか現代の精神医学では自慰行為は健全な自我を育んで、精神的に大人になって行く為には必要な事と考えられているのです。
だって自慰に嫌悪感を感じる方々でも、子供が居るという事はそれ以上の性行為があったのは事実なのですから、同じ肉体を持つ人間として子供でも性行為に興奮や快感を求める事は、生物の本能として至極当たり前の無理からぬ事実なのだと認めましょう。
因みに、その行為が自慰という行為であると私が知ったのは、中学生になって初めて精通を経験した後でした。
現在私は異常性欲者でも性犯罪者でもない、ちゃんとした父であり夫である社会人として生活しております。