「中学3年生という最もムラムラしやすい時期に」
僕が中学3年生のときの話です。
僕がオナニーを覚えたのは中学1年生のときでした。
部活の先輩にやり方を教えてもらい、そこからオナニーが気持ち良くて仕方がなくなり、毎日するのが日課になりました。
両親にはバレないように、トイレや自分の部屋で行っていました。
「トイレのときはエロ本をバレないように持ち込む」
トイレでオナニーをするときは、なんとかバレないように服の中にエロ本を隠し、持ち込んで鍵をかけて5分くらいかけてしていました。
このやり方ならトイレは鍵がかかっているし、5分くらいなら大便と同じくらいの時間なのでバレることはないと考えていました。
ただ、何回もしていると怪しまれるかも知れないので、自分の部屋でしたりもしましたが、基本的にはトイレでしていました。
「ある日突然、、、」
いつものようにオナニーをトイレでしていました。
エロ本を片手に慣れた手つきでやっていました。
始めてから1,2分くらい経つと、急にドアがバン!!と開き、何が起こったのか分からず茫然としていると、目の前に母親が立っていました。
鬼のような形相をしていました。今でもあの顔は忘れられません。
鍵は閉めたはず、なら何故だと困惑していると母親の手に10円玉が。
うちのトイレの鍵は外からでも開けられるような仕組みになっており、小銭やマイナスドライバーを使えば開けられるのです。
まさか強制的に開けてくるとは思いませんでした。
片手にはエロ本、そして片手は勃ったペニスを握っていて、完全に言い逃れできない状態でした。
「元々母親は下品なことが大嫌い」
僕の母親は、下品なことが嫌いで、テレビでちょっとでも水着美女が出ていたり、下ネタが多いバラエティが放送されていたりするとチャンネルを変えていました。
そういうことを嫌う母親なので、できるだけバレないようにオナニーをしていたのですが、鍵を開けられたら終わりです。
「説教の始まり」
オナニー中に鍵を開けられたときは他に家族はおらず、母親と僕だけでした。
鬼のような形相をしていた母親でしたが、とりあえずリビングに来なさい、と冷たく言い放ちました。
あのときの絶望感たるや凄いものでした。
リビングへ行くと、まずずっとオナニーをしているのではないかと疑っていたという話から始まりました。
バレないようにやっていたつもりでしたが、トイレの中から聞こえるエロ本のページをめくる音などから母親は察していたようです。
そしてそれが最近になって確信に変わり、一度確かめておこうと、今回鍵を開けてまで確認をしたようです。
そこからは説教が始まりました。
そんな子に育てた覚えはない、なんて下品なことをしているのか、何故それが我慢できないのか等、怒号が飛びました。
僕の母親はそういうときヒステリックになるので、言い返すことも何も出来ませんでした。
「幸いなことに父親が帰ってきた」
30分位、母親は喚いていましたが、僕は一言も発しませんでした。
なんて言えば良いのか分からなかったのです。
この地獄の時間は何時まで続くのかなと思っていると、父親が帰ってきました。
凄い剣幕の母親を見て何が起こったんだとばかりに、リビングに来た父親でしたが、テーブルに置かれたエロ本を見て全てを察したようでした。
そして母親に、これは男同士で話し合った方が良い、と言って母親を落ち着かせてから僕の部屋で父親と2人で話をしました。
「こういうときには頼りになる父親」
父親にまず状況説明しました。
急に鍵を開けられたことも話しました。
父親は普段母親の尻に敷かれているような人なのであまり頼りない感じなのですが、このときばかりは頼もしかったです。
父親はまず、自分も中学生くらいのときはオナニーをしていたということを話してくれました。
だけれでも、女性にはそれは理解しづらいことだということ、そして母親はそういうことが嫌いなのもあって輪をかけて神経質になってしまうということを説明してくれました。
「両親の話し合い」
そして父親は、とりあえず母親と上手く話をつけるから、ちょっと待っていてくれと言い、母親のいるリビングへと行きました。
どんな内容の話をしたのかは未だに知りませんが、2時間位は待ちました。
そして父親が僕の部屋に戻ってきてまた話を始めました。
「やっとの解決」
父親は、とにかく話をつけてきたから大丈夫という旨、そしてこれからもオナニーをしてはいけないとは言わない、でもトイレでは絶対にするなと言われました。
そして母親が鍵を開けたことは謝っていたということも伝えられました。
長時間かけてやっと解決したようでほっとしました。
「その後は、、、」
その後、自分の部屋で母親が寝た時間帯を見計らってオナニーをするようになりました。
オナニーがバレた日からは母親もそのことに特に触れず、今まで通り生活を送れました。
多分リビングで両親が話し合ったとき、父親が母親に上手く話をつけたのでしょう。
今となってはいくらなんでもトイレの鍵を開けることはおかしいと思いますし、僕が生まれてきたのも両親がセックスをしたからなわけで、筋が通ってないように思えますが、母親に息子がオナニーをする気持ちはなかなか理解できないものでしょう。
あのときは本当に家族が壊れてしまうのではないかと思うくらいの絶望感でしたが、今となってはその一件があってから家庭が少し暖かくなったような気がします。
結果的に両親にオナニーがバレて良かった、そう思えます。