『引っ越し』
僕は、お母さんに連れられて滋賀県に行った。
お母さんが離婚して、あれから5年になる。
お父さんは、工場が上手くいかず、消えるようにいなくなった。
その後、離婚届けが送られて来て離婚したそうだ。
お母さんは、離婚後、僕を養っていくためパートに出た。
そこでスーパーの仕入れ課長とねんごろになった。
そして、僕の返事も聞く前に再婚ということになったそうだ。
『お姉ちゃんと初めて会う』
いっしょに住む前に、向こうの男性とその連れ子と一緒に食事をすることになった。
でも、中身はどうであれ、ファミリーレストランだった。
そこで、今度お父さんになる男性と高校生のお姉さんといっしょに食事を摂った。
重い雰囲気だったが、私はしっかりとお姉ちゃんになる女子高生を見ていた。
あどけない表情の仲にも、ちょっと大人の色香が芽生え始めている容姿だった。
そのあと、簡単にいっしょに住む家の打ち合わせをして、その日は別れた。
僕とお姉ちゃんはほとんど何も喋らず、話を聞いているだけだった。
でも、お姉ちゃんは、時々僕を見ていたのを、見逃さなかった。
引っ越しの日、多くない荷物をトラックに積み、滋賀県へ向かった。
住まいは、古い木造アパートで3DKの間取りだ。
部屋は三つしかない、台所兼居間、両親の寝室、そして、僕とお姉ちゃんの部屋。
僕たちの部屋は8畳の和室を真ん中でカーテンで仕切っている。
当然、隣の部屋の音はまる聞こえ、プライバシーもあったもんじゃない。
でも、贅沢は云ってられない、新しい学校での生活が始まる。
お父さんはスーパーの仕入れ課長でもあり、遅くまで仕事をしている。
お母さんもそれに付き合い、家に帰って来るのも10時頃だ。
仕方がないので、どうしてもお姉ちゃんと二人で食事、後片付け、お風呂の順番になる。
いつもスーパーの余り食材をお姉ちゃんが料理してくれる。
後片付けは二人で行う手順だ。
お姉ちゃんはいつも僕のことを「君」と呼ぶ。
僕は、「お姉ちゃん」と普通に呼んでいる。
『初めてのSEX』
今日も、食事と後片付けが終わり、テレビを見ていると
「君、お風呂先に入って」とお姉ちゃんに言われた。
なんだか、今日のお姉ちゃんの様子がおかしい。
シャワーを浴びているとスリガラスの向こう側に人影が見えた。
ガラス戸が開き、お姉ちゃんが入って来た。
僕が「お姉ちゃん、どうしたの?」
「し~っ、君、こっちに来て」と言って湯舟に一緒に入らされた。
お姉ちゃんは、胸に巻いていたタオルを取って、
僕の手をお姉ちゃんの胸に押し付けた。
まだ、膨らみかけたばかりのなだらかな胸だったが、
僕は、お姉ちゃんの胸の膨らみを手に感じた。
片方の手もお姉ちゃんの陰部に持って行き、陰部にあてがった。
ここも薄い陰毛が生えかけているところでやんわりとした感触だった。
でも、僕の息子はその動作に反応した。
僕も男として成り立っているところを見せつける様に勃起した。
お姉ちゃんは自分の陰部に指を入れ、少しこすり、
そして、いきり立った僕の息子を握り締め、
自分の幼い穴へと導いた。
僕は、どうしていいかわからない。
経験もないし、ただ、知っていたのは、友達と見に行ったピンク映画のあの場面だった。
ぎこちない動作で腰を突き出す、窮屈な穴の中で息子が出たがっているように外れてしまった。
今度は、こちらから息子をお姉ちゃんの中に入れた。
思わず、お姉ちゃんは「あっ!」と声をあげた。
そのぎごちない声に合わせて、二度、三度と腰を動かす。
お姉ちゃんは、目をつぶっている。
僕の首筋にお姉ちゃんの手が回る。
まるで、この前見た安もののピンク映画のように腰を小刻みに動かす。
その度に、お姉ちゃんはくちびるを噛みしめている。
その表情を見ていたら、思わず僕はいってしまった。
ピンク映画のように前やら後ろからとは行かなかった。
あっという間に終わってしまった。
お姉ちゃんは、洗い場で石鹸を付けて洗っている。
ひと言も言わない。
そのまま洗い終わるのを待った。
そして、静かに出て行ってしまった。
僕も洗い場で息子を洗い、初めての男子の儀式が終わったことを知ったが、なんとも、味気ない一幕であった。
その夜、お姉ちゃんと顔合わせると、指を一本口に持って行き、
「し~っ」という動作をして見せた。
僕は、ああこれが「黙っておいてね」という合図だとわかった。
『お姉ちゃんとの秘密のSEX』
それから、今日はまたスーパーの特売日、父も母も遅くなると連絡があった。
ご飯を済ませ、片付けも終わると、お風呂の時間となる。
お風呂に行こうとすると、お姉ちゃんが指一本で「し~っ」という動作をする。
お風呂に先に入った。
僕はお姉ちゃんが入ってくるのを待った。
今日も「し~っ、君、こっちに来て」と言って湯舟に一緒に入った。