あれは、私が高校に入学して間もない梅雨明けも間もない、まだ湿気を帯びた空気が少し蒸し暑い初夏のある日の放課後のことでした。
陸上部に入部して3か月にも満たない私には、練習中、どうにも変な気持ちにさせられることが、度々ありました。
それは、女子陸上部に所属する、ある先輩の、大人びた体だったのです。
彼女の名前は、鶴崎七瀬。
走高跳の選手でした。
彼女の身体は鍛え上げられ、均整が取れ、それでいて筋肉質すぎない色白の身体は、極端にくびれたウエストから大きく張り出したお尻が、強く自己主張していました。
決して小さくない胸は、スポーツブラに包まれてはいましたが、やはり細く浮き出たデコルテの対比をなす大きな膨らみを描いていました。
ポニーテールに結んだ黒髪をなびかせながら練習に励む彼女の姿を、当時、中学を卒業したてで、露出度の高い大人びたの女性の身体を初めて目の当たりにした私が、どこか性的な目でみていたのは確かです。
柔軟や、腿上げ、ストライドといった基礎練習の間、終始彼女の豊満なお尻は小さなレオタード型のウエアに収まり切らず、大きくはみ出し、動作のたびにブルンブルンと揺れるのを、七瀬先輩は気にする素振りもありません。
ウォーミングアップが終わり、背面飛びの練習が始まると、明るく、邪気のない先輩は「また失敗かあ…私、どうしてもお尻がひっかかっちゃうんだよね」などとあっけらかんと笑い飛ばしながら、ウエアのお尻の部分を治す仕草を見せます。
背面飛びでバーを越えようとする瞬間、彼女の股間の秘部をことさらさらけ出し、薄いウエアからはっきりとマンスジが見て取れるような姿勢になる光景も、私には性的なものに見えてしまい、股間の、自分のモノが硬く、大きくなるのを感じていました。
夏休みのある日、七瀬先輩から部室に呼ばれました。
地区大会の成績が悪かった私に言いたいことがあるといいます。
お説教されるとしても、日ごろから彼女に対して憧れのようなものを持っていた私は少しドキドキしながら、部室で待機していました。
30分ほど待ったでしょうか。
自主練習をしていたらしい彼女はピンク色のウエアに身を包み、やや汗ばんだままの姿で私の前に姿を現しました。
「ねえ。」
「はい。」
「中野クンきょう、なんでここに呼ばれたかわかる?」
「いえ…あの…200メートル走ですよね。この前の。8位で予選落ちですからその…僕の努力が足りないんだと思います」
「そうねえ…」
彼女は整った顔をを少し緩ませ、こう続けました。
「練習に身が入ってないんじゃないの?私のお尻やオマンコばかり見てるから」
思いもかけない七瀬先輩の問いかけに戸惑い、言葉の出ない私に、彼女はこう、畳みかけました。
「ねえ。ちゃんと抜いてるの?ムラムラしてて吹っ切れないからダメなのよ」
悪戯っぽい笑みを浮かべた彼女は、大きな瞳をキラキラさせながら顔を寄せ、私の顔を覗き込んだ後、部室のカーテンを閉め、ドアの鍵をかけました。
「どこが見たいの?ねえ。今、抜きなよ。見せてあげるから…お尻?おっぱい?私、おっぱいも大きいんだよ。」
七瀬先輩は、黙っている私の手を取り、下半身のモノを握るように指示しました。
そしてくるりと後ろを向くと、ウエアのお尻の部分を右手で食い込ませ、引き上げると、アナルから、秘所が見えるまで背中を反らせ、お尻を突き出しながら続けました。
「私のここ見て、おちんぽ握って出してみてよ。これが見たかったんでしょ?」
彼女の秘所が、蜜で濡れているのがわかりましたが、まだ女性を体験したことのなかった私は、それが何を意味するのか、その時は分かりませんでした。
私は彼女のあられもなく、しかし美しい体の魅力を見ながら、何度も何度も、自分のモノをこすり、すぐに果てました。
「うわ。早っ!」
七瀬先輩はクツクツと笑うとこう続けました。
「白いのいっぱいで汚れてるじゃん。お口で『あーん』してあげるね。
勢い良く発射し、腹や太ももの辺りまで濡らした精液を舌で舐める彼女を見下ろす自分を、どこかにいるもう一人の自分が眺めているような、
どこか不思議な気持ちになった、ある熱い夏の日の出来事でした。