『女の人が痴漢されている漫画を偶然見てしまい…』
私が初めて自慰をしたのは小学校5年生のときでした。
それも、きっかけはネットで見たエッチな漫画がきっかけです。
一応、もう学校でも性教育は受けていましたが、その漫画を読んでしまうまでは別に性的なことに特別に興味があるわけではありませんでした。
むしろ、どちらかといえば奥手なほうで、エッチなことはまだまだ遠い世界のことのように感じていた記憶があります。
背は高い方でしたが、胸はそこまで膨らんでいませんでしたし、陰毛なども生えていなかったので、発育が良いクラスメイトの女の子と自分を比べて落ち込んだり焦ったりすることは増えていました。
あるとき、社会の授業で調べ学習の課題を出され、それをきっかけに父から安いノートパソコンを買ってもらいました。
これからは、勉強をするにも調べ物ができる自分のパソコンがあると便利だろうということで、誕生日プレゼントも兼ねて買ってくれた用な感じです。
しかし、思春期の男の子ならともかく、小5の娘がネットでいやらしいことばかり調べるようになるとは、両親だって想像もしなかったことでしょう。
ネットがあっても私は調べものが苦手で、気がついたら目的とは関係のないゲームや漫画、可愛いアクセサリーなどのサイトを眺める時間が増えていて、宿題は常にギリギリに提出していました。
そしてあるとき、好きなイラストサイトを見ていたときに、サイトといってもブログに絵をアップしているようなものだったのですが、そこにアダルトな漫画のバナーが表示されているのを見つけてしまいました。
絵柄自体はとても可愛い雰囲気で、エッチな漫画のようには見えませんでしたが、どう見ても裸の女の人が痴漢され、無理やり服を捲くり上げられて胸や性器を触られているところが描かれていました。
もちろん、嫌悪感は湧いてきましたが、同時に好奇心も同じくらい湧いてきて、私は考えるより先にそのバナーをクリックしていました。
今思うと、まだ自覚が無かっただけで、それが人生で初めて感じた性的興奮だったと思います。
『嫌がっているけど本当は気持ちいいのかな?と好奇心が勝ち…』
最初は興味本位でしたが、いつの間にか夢中で無料のエッチな漫画を読んでいました。
そのとき家族は皆出かけていましたが、部屋のドアと鍵を閉め、息を潜めて初めて見るアダルトな世界に見入っていたと思います。
「セックスは愛し合っている相手とするもの」と教わりましたが、漫画の中では大体、可愛くて胸も大きい女の人が、知らない男性や嫌悪感を抱くような男性に無理やり触られたり舐められたり、挙げ句の果てにはされていました。
よく、「痴漢に注意」と書かれている看板を見かけたりもしましがが、痴漢ってこういうものなんだということも初めて具体的に知りました。
しかも女の人が嫌がりながらも、「気持ちいい」と叫んでいるような描写もあり、私はつい、嫌なのに気持ちいいものなの?と疑問を持ってしまったのです。
おまけにあろうことか、男の人が女の人の性器を触っているのを見て、私も自分でしたら気持ちよくなるのかな?と思い、気がついたら指が自分の性器に伸びていました。
いつのまにかそこはヌルヌルと湿っていて、今までに感じたことのないジンジンと痺れるような感触が走りました。
少し指を滑らせるようにすると、中指が小さな突起に当たり、そこが一番気持ちがいいこともわかったので、そこばかり擦っていると、だんだん暑いのか寒いのかよくわからない感覚になり、身体全体がビクビク震えて放心状態になってしまいました。
しばらくボーッとしていましたが、ふと「これが気持ちいいってことなんだ…」と理解し、それ以来私は親が留守のときにネットで成人向けの漫画を読みながらクリトリスを擦ってオナニーをするようになってしまったのです。
それがきっかけで性癖が歪んでしまったのか、痴漢と聞くといまだに内心興奮してしまったりもしますが、このことは誰にも話したことはありません。
これからも当然自分から誰かに話すことは無いと思います。