『安産型な彼女』
彼女はよく安産型だと言われます。
それはきっと、お尻がひときわ大きいせいでしょう。
おまけに胸も中の上くらいのサイズはあります。
とはいえ、決して太っているというわけではないのです。
ちゃんとくびれだってありますしね。
しかしそう言われるのはおそらく、物腰柔らかな性格も大きく影響しているのだと思います。
女性らしい性格で、誰に対しても優しいのです。
そんな彼女はとある出版社に勤めていて、いくつかの本や雑誌の出版に携わっています。
また、趣味は温泉巡り。
普段ハードに頭を使わなくてはいけない分、休みの日くらいはお外でぼーっとする時間を作りたいのだそうです。
『穴場のお宿で……』
この間、そんな彼女と草津温泉に行きました。
草津温泉といえば日本三名泉の一つ。
有名どころの中の有名どころです。
とはいえ、その時に泊まったのは有名なホテルや大きな旅館といったゴージャスな所ではありませんでした。
お部屋が5つしかない、小さなお宿といった雰囲気の場所。
しかし中はとてもきれいで、全ての部屋に専用のお風呂が付いていました。
しかも嬉しいことに全てが源泉かけ流し。
おまけに必要なアメニティも全て揃っていました。
こういう穴場を知っているとはさすが編集者。
また、これは2人だけでゆっくりと温泉を楽しむことができるということでもあります。
『アソコの穴と、もう一つの穴と』
そのお宿は、温泉だけでなく料理も一級品でした。
牛や海鮮のうまみがたまらないお鍋、山中のお宿の定番であるお刺身、優しいお出汁の味が懐かしい煮物、サクっとした食感が小気味よい天ぷら……
食べ物だけでなくお酒も素晴らしいものでした。
辛口ながらもフルーティーな雰囲気で、女性にも飲みやすい上品なタイプ。
あっという間に私たち2人はいい感じに出来上がってしまいました。
こうして温泉も楽しみ、料理も楽しみ、お酒も徹底的に楽しんだとなれば……
カップルがやるべきことというのはもう1つしか残っていませんよね。
むしろ、男としてはここからが本番でしょう……そう、おセックスです。
浴衣に身を包んだ彼女を、私はワイルドに抱きしめました。
そしてしっかりと頭のてっぺんから足の裏までエロティックに刺激しまくる前戯を、つとめて長く行いました。
非日常を感じる宿で酔っているからといって欲望のままに彼女に襲い掛かるのでは男として失格。
むしろこういう時ほど、彼女に普段ではなかなか感じられないほど素晴らしい雰囲気の前戯というものを感じてもらいたいものです。
そして、彼女の準備が十分に整ったらいよいよ挿入の時間。
私はいつものようにギンギンに勃起したムスコを彼女のアソコに入れ、最初はゆっくりと、そして次第に激しくパンパンと突きまくりました。
だんだんと荒くなる互いの呼吸。
声を押し殺しつつも少し漏れてしまっている彼女の喘ぎ声。
そしてムスコを通して伝わってくる彼女の温もりと凄まじい快感……
こんな中、ドピュドピュと思い切り出してしまうのに時間はかかりませんでした。
とはいえただの1回で満足して終わるわけがありません。
少し休んでさっそく2回目に突入……したのは良いのですが、酔って疲れていたためか、なぜか私はアソコではなく、彼女のお尻に挿入していたことが分かりました。
とはいえ、酔っていたせいかそんなことはあまり気になりませんでした。
……普段とは少し違う、新しい感覚。
しかし、意外にもそれは不快というものではない……
こうして、偶然にも新しいプレイの方法を開拓してしまったのです。
もちろん、こっちの穴にも思い切り出してしまいました。
彼女のお尻の、とてつもない感触の良さと柔らかさが印象的でした。
とはいえ、その後聞いたら彼女はどちらかといえば普通にやる方がお好きな模様。
しかしプレイの方法は多いに越したことはないものです。