『センシティブなさくらちゃん』
俺がさくらちゃん(仮名)のことを知ったのは、イラスト共有サイトのPixivでのことだった。
さくらちゃんはエッチなイラストやマンガを何本も上げていて、しかもそのどれもがハイクオリティだったので定期的にいいねをしたり、ブクマをしたりしていた。
しかし、ある時彼女のTwitterを見て驚いた。
彼女はエッチなイラストだけでなく、エッチな自撮りもたくさん上げていたのだ。
さすがに顔出しはしていないが、下着の写真、ブラジャーの写真、そしてアソコがギリギリ見えるか見えないかくらいの写真などなど……
あまりのセンシティブさに、垢BANを喰らっていないのが不思議なくらいだった。
もちろん、フォロワーが万単位でいたことは言うまでもないし、俺が速攻でその垢のフォローを決めたことも言うまでもない。
しかし、この時はまだ思ってもいなかった。
まさかそのさくらちゃんが、俺のすぐ近くにいただなんて。
『近所の公園にて』
それに気づいたきっかけは、Twitterに上がったある屋外自撮りの写真だった。
清楚な雰囲気の白パンツの後ろに見える背景の公園は……なんと俺の家の近所の公園だったのだ。
俺は目を疑った……
何度か確かめてみたが、確かにそうだ。
そこは少し大きめの公園で、山に面している自然豊かな場所ではあるが、その規模に反して人気はいつも少ない。
そう考えると、屋外露出を撮影するにはちょうど良いポイントなのだろう。
これに気づいてしまった俺は、ある悪いアイデアを思いついてしまった。
同様の自撮り写真は何枚かあったが、日差し等々の様子を見るにどれも昼に撮られたもののようで、しかも場所は遊具のある広場の部分と遊歩道のある林間部の境界あたりで撮られたもののようだ。
そこで俺は昼間に、定期的にその公園の広場や林間部をぶらつくようになった。
昼間にこんなところを1人出歩いている俺も俺だが、そういうことをしようとする女性はきっと1人で来ているはず。
目立たないはずがない。
そして、その目論見は当たった。
そうし始めてから約一か月後、俺はそれらしい女性を見つけることができた。
林間部を散歩するには似つかわしくない服。
周りをきょろきょろ見渡す不審な挙動。
それに何より、Twitterで見覚えのあるカバンやワンピース……
残念ながら、彼女は俺の気配に気づくと足早にその場を去ってしまった。
『青空の下で』
だが、俺は勇気を出してその女性に声をかけた。
彼女はやっぱりネットで知る人の多いさくらちゃんだった。
ここまでやっておいてなんだが、俺はさくらちゃんに会ったとき、あれをしようだとかこれをしようだとか具体的なことは何一つ考えていなかった。
実際に彼女を前にすると無難な会話を繰り返すだけで精一杯。
しかし、彼女にはハプニングを逆手に取るだけの企画力があった。
なんと俺も使って青姦の撮影をしてみないかというのだ。
俺はもちろん了承した。
しかし、ちょっぴり不安でもあった。
誰か人が来たらどうしようと。
しかし、そんなスリルも青姦のうち。
俺とさくらちゃんは茂みの中で下半身裸になり、それから虫除けスプレーを使った。
た、確かに蚊とか羽虫とかいろいろ来てるしなぁ……。
それから局部をデリケートゾーン用のウェットシートで拭き、やることの説明や打ち合わせをして……
そうして彼女と話をして、俺は思った。
ああ、彼女はただのエロい女じゃあなかったのだと。
彼女は自分の性欲や承認欲求を満たすためだけに動いているのではない。
そんなことは二の次三の次で、彼女は観衆や作品のことを第一に考える一人のプロデューサーなのだと。
その後は完全に女監督の言うがままだった。
青空をバックにビンッビンに勃起したペニスを撮り、撮影外で薄型のゴムをつけて挿入。
そしてゴムが外からは見えないところでまた挿入中のシーンを撮影……。
なんだか変な気分だった。
さくらちゃんの中に挿入して気持ちいいという気分もあるが、なんだか「この様子が全世界に発信され、世界中の人に見られるんだ」ということからくる背徳的な気分もある。
そして、それは「青姦を直接見られたらアウト」というスリルと合わさって大きな興奮へと変わった。
俺は女監督が言うより早く、大量かつ長時間の射精をしてしまった。
「撮影」を経験してから、俺はあれが才能のたまものだということを強く感じるようになった。
ありゃあ誰にでもできるものではない。
しかし、あれから時々あの女監督の撮影を手伝っている。
普通にヤるよりもずっと刺激的なセックスに、それから何より彼女の素晴らしい能力に、俺は虜になっているのかもしれない……。