『趣味』
こんな事を表で言ったらバッシングの対象になるかもしれないが、あえて言おう。
私はSEXが趣味である。
私が使っていたのは、マッチングアプリのWeb版。
完全なる身体目的なので身バレしないためにも顔を全て晒すわけにはいかず、写真は全て目元などの部分的な写真。
Web版にしかない日記の機能などを使って、より素人感などをアップさせて業者じゃない事をアピールしていた。
これはあくまで自分の趣味であり、相手もただ発散する相手が欲しいだけのお互いWin-Winな関係。
パパ活や援助交際でもあるまいしトラブルになりかねない自分が抱かれる事に対する金銭のやりとりは一切しなかった。
(ホテル代とゴム代だけ自腹で払って貰い、自分から頼んだ事はないが人によっては事前にご飯を一緒する事もあった)
そんな私が出会ったのは、不動産会社で営業の仕事をしているというKさん(仮名)。
これは、私が体験した「ミンティア男」の話である。
『初対面』
去年の夏頃の事。
さっそく初めて会う事になった私は、都心のある場所で待ち合わせ。
Kさんと合流してパスタを食べ終えてから15分ほど歩いた細めの路地裏にそのホテルはあった。
(食事中なぜかKさんの会話がツボにハマり、スープパスタを吐き出してしまった女をよく抱こうと思ったなこの人。大丈夫か?と今になってもしみじみ思う)
ソフトSMと言ったらいいのだろうか。
ホテルで顔面騎乗位やスパンキング、肩を思いっきり噛まれるなどをされつつ2回ほど体験した後、今日はそれで終わりかと思えば途中レンタルルームに手を引かれてまさかのそこでも1回。
帰り際は噛まれた肩の痛みに会話に集中できず「元気だなぁ、この人」とぼんやりと思っていた。
『青姦』
次に誘われた時、「野外プレイしたい」との事でその人の家の近くで待ち合わせする事になる。
初めて行ったところだったので10分ほど迷ってから合流した(方向音痴)。
そうして閑静な住宅街歩きながら、何か所かある公園に向かって歩き出した。
私はその時Kさんの隣を歩いていたが、我慢できなかったのかそれともプレイの一環なのかは分からないが、歩いている途中で人がいない事をキョロキョロと確認しつつスカートを捲り上げてお尻を揉んできたりパンツに手を入れようとしてきた。
しかし住宅街とはいえ都心。
人がまったく周りにいない事などほとんどなく、素直に歩行の邪魔だったため少しばかり苛立ちを感じながらその手を弾いた。
そんなこんなしてるうちに、人気のないちょっとした公園へ到着。
Kさんはベンチに座ると、膝の上をポンポンと叩き跨るように指示する。
私が指示通りに跨ると彼は服の下に手を入れて、前戯をある程度終えるとゴムをつけて対面座位の状態で致した。
個人的にはそのまま2回ほどしていたかったが、夏の青姦あるある事「蚊に刺され」によってKさんの方が断念。
(Kさんは10か所くらい刺されいてた。私は一か所も刺されていない)
「家でやろう」と言われて渋々彼の上から退いて、パンツを履きなおした。
『噛み癖』
公園から5分ほど歩いて彼の家に着いたのはいいものの、片付けるからと10分ほど外で待たされてから入る。
上がってThe 男の一人暮らしという感じの部屋をキョロキョロと見ていると「暑かったでしょ。シャワー浴びて良いよ」とタオルを用意してくれた。
途中覗こうとしてきたが、全力で阻止したのを覚えている。
そして上がってから交代するようにKさんが入り終わると、そのから2回戦目突入。
立ちバックや正常位、いろんな体位で2回致した。
さすがにちょっと疲れて「帰る」というと、送っていくというので断れず送ってもらう事になった。
なったはずなのだが、何故か帰り道の途中にあった公園へ手を引かれて寄り道する事に。
『例のブツ』
無言でお互いベンチに座っていると、彼がポケットからあるモノを取り出す。
そう……「ミンティア」だ。
不思議そうに首を傾げていると、彼はこういった。
「前にも使った事があるんだけど、スース―してイイらしいよ?」
「?…何に?」
彼は私の問いに言葉で答える事はなく、一粒のミンティアを掴んだ手をスカートの中につっこんでくる。
驚いた私は慌ててその手を遮ろうとするが男の力に敵うわけもなく、なんとミンティアを情事の名残りがある股に直塗りしてきたのだ。
正直触られている事に関しては素直に気持ちいいと思ったが、それ以上に男性が初めてスカートを履いた時によく「スース―する」と言っている謎の不甲斐なさを感じてしまい快感とか言っている場合ではなかった。
私は抵抗をする事をやめて好きなように触らせていたので最初は楽しそうなKさんだったが、無言でなんとも言えない微妙な表情をしている私に気付き「あー、そんなんでもないかも?」と言って手を引き抜いた。
そうして私は気まずい雰囲気の中、23時に彼と別れてスース―する股に不甲斐なさを感じながら帰宅するのであった。