恥ずかしい話だけどさ、俺ってずーっとモテなかったのよ。
奥手だし、オタクだし、引きこもりだし。
だからずーっと童貞。
周囲から心配されるって情けない奴だったんだ。
だけどさ、俺だって男だ。
ヤリタイ欲求はあるしオナニーに関しては、そこらのアニキと比べてもプロレベルだと自負してる(悲)。
けどやっぱり生身の女子を知らぬままじゃいけないと、ギリギリ30手前で童貞卒業を試みたんだ。
あー言っておくけど、彼女を作るとか合コンで相手を見つけるとか、そんな途方もないハードルに挑むことはしないよ。
フツーにお店に行くわけだ。
けどな、当時の俺にとってはお店すらも高い壁だったんだ。
選んだのは田舎のデリヘル。
まあ身バレ防止ってやつだ。
田舎のラブホってどうやらガレージタイプが多くて車で部屋までそのまま乗り付けられるらしいって情報を得てとのことだ。
そして相手よ。
やっぱり30手前での初体験を目論んでるからさ、出来れば年上が良い。
年下だと馬鹿にされる可能性もあるしな。
それで熟女デリヘルを利用することを決めたんだ。
チェックインするとこから山あり谷あり。
ホテルに電話で問い合わせだよ。
だってシステム知らんもん。
無事チェックインしてからデリヘル店に電話。
本来ならチェックインする前に予約しとくのが基本だわな。
だって知らんもん。
でも熟女デリヘルの嬢がたまたま待機中で即OKだったのは運が良かったわな。
ただ即案内してくれるって言っても、30分は待つんだよ。
ピザじゃないんだから。
エッ長い。
ドキドキも段々不安に変わるころ部屋のチャイムが鳴ったんだ。
コーフンしたね。
正真正銘の女性が来た。
エッチしに来た。
このコーフン分かる奴いる?
嬢は40手前の熟女を指名してたんだけど、どう見ても40後半に差し掛かってるとしか思えなかった。
ルックスもアレ?だったし、体型も崩れかかってた。
思ってたのと違うってことになるな。
だけどそんなのは二の次。
俺は女性との触れ合えるってコーフンが完全に勝ってたから。
オッパイを触っても怒らないし、お尻を触っても何なら股をグイグイ触っても怒られない。
そういうお店だと分かってても俺にとっては感動ものだ。
なんなら「あ~、あぁ~ん」とエロい声まで出してくる。
シャワー前から大ハッスルだよ。
次なる経験としてチンポを舐めてもらった。
フツーに俺の前に屈みこみズボンとパンツを下ろしてきて、チュッチュからのチュパチュパ。
おぉぉ~。
感覚はこんな感じかってのだったけど。
女性がチンポを舐めて咥える絵力よ。
これにやられたね。
ただ咥えられると勃起してるのかしてないのか、正直分からなくなる。
オナニストの弊害ってやつかもな。
嬢との会話で俺が童貞だってことをサラッと匂わしててさ。
そういうのがあって挿れたいって言ってみた。
嬢はにわかに信じがたい様子だったけど、本番は実際のサービスでもやってたみたい。
すんなりとベッドに横になって股を広げてきた。
その時、初めて女性のオマンコを見たことになるな。
熟女のそれは想像以上にアレだった。
そして俺は違和感を感じた。
このまま挿れると生でってことになるよなと。
妙なドキドキに大丈夫なんだろうかという僅かな不安。
そして理性を押さえつける欲求。
流れのままにってこと。
嬢も何も言わないし。
一応これにて初体験ってことになるわな。
それで結局、中出しもさせてもらって初体験は無事成功って訳だ。
少々イク時手こずったことでセックスって思ってたより難しいなって思ったね。
嬢とはそれっきり。
だけど俺の思い出の一ページにしかと刻み込まれた女性である。