・父が部下を家に連れてきます
営業部で働く父は、「営業部の会議」と称して家に数人の部下を頻繁に家に招待をしていました。
高校三年で受験を控えていた私は「また連れてきてる、うるさいな、私が受験って分かってないのかな」と内心呆れていました。
そんな私でも珍しく父達がお酒を飲み始めた客間にお酒の追加を持っていってあげました。
私は、活発な少し生意気な女子高生でした。
お酒の席を覗くとまだ飲み始めたばかりのせいか「えっ、部長のお嬢さんですか、可愛いですね、奥様似ですかね、ホント、可愛い」と褒めまくられました。
満更でもない父は、「お前ら危ないからな、手出すなよ」と笑っていました。
父が連れてきた部下の人たちの中に私が大ファンの俳優さんにそっくりな人がいました。
その時、顔には出しませんでしたが、心の中で「カッコイイ、わあ、ラッキー」と叫んでいました。
父が連れてくる部下の人たちは入社2年から3年目の人たちで、父は部長としてそれなりに考えて連れてきているようでした。
・また連れてきている
週末、「営業部残業」とかいってまた数人の部下を連れて父が帰ってきました。
母も心得ていて手際よくお酒の席を用意していました。
喉が乾き何か飲み物をと思って下に下りて行った私と出くわしました。
「お嬢さんですか、可愛いですね」を連呼していた調子のいい部下の人もいましたが、私が心の中で「お父さん、またあの人を連れてこないかな」と思っていた俳優さん似の部下の人もいました。
私は母に「お母さん私も接待、手伝うから」と手伝いなど絶対しない私が「手伝う」というので母は、「珍しいね、カッコイイ人でもいたの」と鋭いことをいっていました。
お酒を持っていくと調子のいい部下のAさんが「お嬢さんいつ見ても可愛いですね、部長心配でしょ」というと父は「お前みたいな男がいるとな」と笑っていました。
横をチラッと見ると俳優似のKさんもニコニコ笑っていました。
「今度のイベントお嬢さんにコンパニオンで来て貰いましょうよ」とAさんが続けます。
「バカ、未成年だぞ」とみんなで笑っていました。
入社2年から3年の部下の人たちなので学業の方もまだ現役に近い人ばかりです。
このとき私はいいことを思いついたのです。
・勉強おしえてください
夏に会社で大きなイベントが予定されているとかで毎週のように父が部下を家に連れてきていました。
「勉強分からないところがあるんですが、どなたか教えてくれませんか」とわざと客間にいってみます。
調子のいいAさんが「僕、教えますよ」とすぐに立ち上がりましたが父が「お前危ないからダメ、Kくん悪いけど教えてやってくれる」と大成功です。
Kさんが私の部屋で勉強を見てくれました。
さすがに有名私大を卒業しているだけあって分かり易く教えて貰いました。
Kさんを部屋に招き寄せる作戦は「一席二丁」でした。
マセタ生意気な高校生の私でも部屋に憧れの男性が来てくれただけで本当に夢のようでした。
Kさんの前では素直な可愛い女の子でした。
これだけの人ですから彼女もいて高校生など相手にしようなどとは露程も思ってなかったそうです。
・Kさん彼女いるんですか
次の週末です。
例のごとく父が仕事と部下を家に持ち帰って来ました。
「こんばんは、ご苦労様です」と挨拶をするとAさんが「今日は僕が後で勉強見ますからね」というので「分からないところ今のところ無いんでお仕事頑張ってください」といい部屋に戻りました。
父はAさんに「振られてやんの」と親ばかもいいところです。
しかし、この日もチャンスを逃すまいとKさんに部屋に来て貰って勉強を見て貰いました。
「Kさんの彼女ってどんな人ですか」いきなりの質問でビックリしていましたが「いないんだよね、欲しいんだけど会社いそがしいでしょ、それに毎週部長の所に来てるから彼女作る暇もないよ」と笑っていました。
どこまでホントか分からなかったですがそれを聞いて嬉しかったのを覚えています。
・彼女いないんだ
段々Kさんと冗談が言えるようになった頃、「彼女いないんですか、私がなってあげましょうか」とKさんの顔色をみました。
立派な社会人です、小生意気な高校生など相手にしてくれません。
「ホント嬉しいな、どうしよう、嬉しくって困っちゃうよ」と全く女性と意識もされていませんでした。
・「あっ、ヤバイけど嬉しいかも」最後まで一気にいってしまいました
Kさんにその日も勉強を教わっていました。
間もなく受験日です。
私も真面目に勉強を教えて貰っていました。
一生懸命教えて貰っているうちに体も顔も至近距離です。
息づかいまで私の体が感じるほど体は密着しています。
横を向くと唇が頬に自然と触れてしまいました。
勉強を見て貰いながら段々と自然に私の体には緊張めいた感じがし硬直してきています。
Kさんの感じも何か変わってきた瞬間、Kさんに私は押し倒されてしまいました。
唇を重ね腕を首に廻し片方の手は私の胸を服の上から優しく強く揉んでいます。
そしてこれが私の「処女」の卒業になりました。