・確認したかった
私の方から、彼に中だしを頼んだのは、彼が本当に私の事を好きかどうかを知りたかっからでした。
彼はいつも避妊具をつけていて、どんなに私がピルを飲んでいるから大丈夫だと言っても、彼は頑なに避妊具を使っていました。
もしかして、彼は彼なりに理由があるのではないかと思ったんですが、一度ぐらい良いじゃないかと思ったんです。
ですが、どうやって伝えれば良いのだろうという悩みもありました。
それに何となく、女性からこういう事を話すのは、嫌われるんじゃないかと思ったんです。
でも、友人達に聞いても、やはり中だしを経験していました。
私は、どうしても彼を直接感じたかったのです。
やっぱり、避妊具越だと体温とか感じ方が違うし、何となく義務的にセックスをされているような気がしたんです。
もちろん、妊娠や性病の事を考えてくれているという事は、それはそれで大切にされていると思ったのですが、男友達が、好きなら絶対に中だししたくなると言った言葉が、ずっと引っ掛かっていたんです。
中だしをしてくれないという事は、もしかして本気じゃなかったのかなと、思い始めました。
・彼との話し合い
私は、別れる事を覚悟して、彼に直接聞いてみる事にしました。
彼は私の質問に驚いたようでしたが、質問に答えてくれました。
彼がまだ高校生の時に、初めて中だしをした相手が妊娠をしたらしく、相手の人は一人で生んで育てているそうです。
その時の事があり、彼は絶対に中出しはしないと決めているそうなんです。
ですが、それは互いに気を付ければ大丈夫なのではないかと思いました。
私は、なんとか彼を説得して、調べる事にしました。
まずは排卵日の期間を調べる事にしました。
私は、少し排卵日にバラつきがあり、定まってはいませんでした。
そこで、必ず大丈夫だという日を割り出すにも大変でした。
ですが、ピルは処方してもらっていたので、ピルを飲んでいればある程度は守られるという事は、彼も納得してくれました。
それに、何度か射精をしておけば、ある程度精子の数は減るので、少しは安心出来るという事も分かりました。
彼も理解してくれて、中だしをしてくれる事になりました。
・初めての中だし
話し合った結果。
お風呂場で行う事にしました。
理由は、すぐに洗い流した方が良いからというもので、彼からの提案でした。
お風呂場で行為をするのは初めてで、そういう意味でも緊張したのですが、彼がすべてリードしてくれました。
彼は私より先にお風呂場で自慰行為を行って、何度か射精をしてから、私を呼んで行為に及びました。
何度か射精をした後というだけあり、かなり滑りがあったので、比較的スムーズに入りました。
そして、そのあまりにも熱く、圧迫感が普段とは全然違い、その違いに戸惑いました。
避妊具をしている時は気がつかなかったぐらい、鼓動を膣内で感じて、すぐに絶頂を迎えてしまいました。
私の締め付けが激しかったのか、彼も瞬く間に絶頂を迎えたのです。
そして、膣の中に彼が出したものが溢れ、その感覚も私にとってはとても幸せな気持ちになりました。
そして、肉体的な快楽はもちろんですが、これでやっと彼と一つになれたんだと感じる事が出来ました。
残念だったのは、何度か射精をした後だったので、彼との行為が一度で終わってしまったという事でした。
彼も、まだしたかったらしいのですが、さすがに体がついていかないと、笑っていました。
想像以上の快感を感じたのは、彼がとても私に気を遣ってくれたので、行為そのものの快楽もありました後が、先ずは彼に愛されていると感じる事が出来た事が嬉しかったんです。
それに、行為の後は彼が膣の中を綺麗にしてくれて、シャワーで洗い流してくれたので、安心しました。
さすがに、彼に中を覗かれて恥ずかしかったのですが、自分では確認が難しいし、奥まで入れるには、やっぱり指が長い方が良いと彼に説得されて、確かに、私の指よりは彼の指の方が長いので、任せる事にしました。
彼が、私の中を綺麗にしながら、かなり気持ち良かったと言ってくれて、心も体も満たされました。
それから、しばらくして、妊娠検査薬で調べた所、妊娠はしていませんでした。
中だしを経験してからというもの、彼との関係は、かなり良くなりました。
自分でも驚くぐらい、彼に対する僅かな壁みたいなものがなくなったんです。
・2度目の中だし
そして、2度目の中だしは、彼からの要望でした。
排卵日もきちんと調べて、次はベットで行いました。
彼は笑いながら、こんなに気持ちが良いと分かっていたら、もっと早くにすれば良かったと言ってくれました。
彼にとっても、今まで中だしは、良い思い出ではありませんでした。
でも、私の中に出した事で、彼の中でもイメージに変化があったようです。
今度は、いつが良い?なんて聞かれて、こっちの方が戸惑ってしまいました。
避妊具をつけての行為も大切ですが、時には直接感じるのも大切だと思いました。