突然ですが、女性に多い性の悩みといえば何があるでしょうか。
身体を見られたくない…。
イケない…。
相手に興奮しない…。
なんかセックス自体好きじゃない…。
そんなさまざな悩みがあるかと思いますが、実はひそかに多いのが
『性行為自体が好きではない』という悩み。
相手がしたいと言うから、無理に合わせているーーそんな女性、多いのではないでしょうか。
今回はそんな『セックス嫌いな女性』のための解決法を書いていきたいと思います。
なぜ彼女たちはセックスが嫌いなのか
女性が性行為を嫌いになるのには、さまざまな理由があります。
・相手が下手
・相手に興奮しない
・自慰行為だと気持ちいいけど、挿入されるとあまり気持ちよくない
・そもそも興味がない
・性行為をする自分が嫌い、罪悪感を感じる
など。
セックス嫌いな場合の解決方法
①性行為に関心がない場合
セックス自体に関心がない場合、もっと相手とコミュニケーションをとることで改善される場合があります。
もともと女性は、男性よりも性に対して興味がありません。
『別にしなくても生きていける』なんてことを真顔で言い切れる人も少なくないのではないでしょうか。
だからそれ自体は不思議なことでも、責められるようなことでもないのです。
近年では、若い男性の間でもあまり性行為に関心がなくなってきているようですが、大半の男性はそういう女性の価値観がわかりません。
将来を考えていないような人ならそのままでもいいかもしれませんが、もし何らかの未来を一緒に見ている人であれば、たとえ嫌われてもいいという覚悟で”自分はそこまで性行為が好きじゃない”と気持ちを打ち明けましょう。
そして、少しでもこの気持ちをわかってもらいましょう。
もし貴方のことをちゃんと好きな人であれば、”じゃあ別れる”という人は少ないと思います。
やり方を改善したり、数を減らしてくれたり、貴方に合わせようと努力してくれるはずです。
なので、恐がらずにコミュニケーションをとりましょう。
②相手のテクニックが原因の場合
相手のテクニックが原因の場合も同じで、コミュニケーションが良い解決策です。
ただ、ここに関しては相手のプライドもあるので、真っ正面から伝えることは避けましょう。
なるべくプライドを傷つけずに、『こうした方がいいよ』と優しく教えてあげる形で言うのが大切です。
それでも改善されない場合は、強く言うしかない時もあります。
回数を減らしたり、自分の苦痛な体位は避けるなど、できるだけ無理に合わせることはやめましょう。
③性行為に罪悪感を覚える場合
では、もっとも一番厄介な理由である『性行為をする自分が嫌い』という理由についての対処法を書く前に、それがなぜ一番厄介なのかを今から説明していきたいと思います。
男女に一定数いる性嫌悪症
『性嫌悪』という言葉を知っていますか。
これは、簡単に言うと性行為や性的表現(つまり下ネタなど)に対して嫌悪感を感じる人たちのことで、彼らはたとえ性行為自体を”気持ちいい”と感じていたとしても、心の中でいつも罪悪感に苛まれてしまうのです。
つまり、どんな時も100パーセント快楽に身を預けられないのです。
これは相手のテクニックの問題でも、自分のセックスへの関心のなさが原因でもありません。
家族や社会の手によって、生きてきた中で植え付けられた、セックス=タブーという間違った価値観や幼少期のトラウマが原因です。
これは女性に限らず、男性の中にもいます。
性嫌悪症の対処法
これが原因の場合は、恐怖心や嫌悪感を取り払うための治療やカウンセリングが必要になってきます。
しかし、通院したり、意識を変えたからといって1ヶ月〜2ヶ月で治るのは稀です。
大抵は改善するまでに1年〜数年といった長い時間がかかります。
なので自分だけではなく、パートナーも含めて、焦らないことが重要です。
この場合も、ちゃんとコミュニケーションがとれていないと、セックスレスが原因で別れてしまう場合があります。
日頃からきちんと自分の気持ちを伝えて、『あなたが原因ではない』ことをわかってもらいましょう。
そして、必要な場合は手助けをしてもらいましょう。
・過剰なボディタッチは避ける
・慣れるまでは性行為を我慢してもらう
・下ネタなどはやめてもらう
そうしてゆっくりと、性に対する意識を変えていくことが大切です。
まとめ
セックスが嫌いな女性はたくさんいて、それに悩んでいる人も多いでしょう。
しかし、付き合ったからといって『セックスをするのが当たり前』ではありません。
挿入しなきゃいけないという決まりも、よくあるセックスの平均的回数というものも、実際には存在しないものです。
確かに性欲は時間とともに溜まっていくものですが、だからといって月に何回は必ずしなきゃいけないなんていう決まりはありません。
そういった世間の数字と照らし合わせて悩む前に、それぞれのカップルが本音で話し合い、無理のない方向で決めていけばいいと思います。