私の初体験は中学3年生のときです。
一度は振られたクラスメートに付き合おうかと言われたことをキッカケに付き合い始めました。
初めはあまりデートもせず、お互い部活も違うので一緒に帰ることもありませんでした。
夏が過ぎた頃から遊び始めましたが、エッチに関して私は本当に無知で興味すらありませんでした。
キスするだけでドキドキして、それ以上のことは望んでいませんでした。
ですが、彼は男の子なのでそれ以上のことにとても興味があったのだと思います。
何も言わずに触るということはありませんでしたが、メールで付き合ってそろそろ経つからそれ以上の関係になりたいと言われ、私の気持ちもあるだろうからどこまでなら平気かを細かく聞かれました。
いつそういうことをするか等は言われなかったので、普段から会うときは彼の家で会っていたので毎回彼の家に行くときは、今日かな。今日かな。と不安でした。
初めて胸に触れた日
その日もいつも通り、彼の家に行きました。
何事もなく、一緒にテレビを観ていましたが、ふと沈黙になり、ゆっくりキスをされました。
小さい声でいい?と聞かれ頷くと軽く胸に触れながら痛くない?と気遣いながら優しく触れられました。
見ても平気?と聞かれ、少しずつ服を脱がされました。
でもお互い初めてということもあり、私は彼の下半身に触れましたが、彼は私の胸だけに留まりました。
焦っても良くないので、ゆっくり2人のペースでやっていこうと優しくしてくれました。
それからは会うたび、多少は触りつつもそれ以上の関係にはなりませんでした。
そして本番。
これも事前にメールでそろそろ良いかと確認がありました。
私もその頃には興味は持ちつつもどうして良いかは分かりませんでした。
彼を信じているから、彼に任せると決めました。
しかし、いざ本番となるとなかなか挿れることができませんでした。
力を抜いてくれと言われても力の抜き方が分からず、彼に触れられて体が熱くなり、とても気持ちいいのに、入り口で拒んでしまっているかのように、すんなり入りませんでした。
当時は彼は濡れてないのかなと唾液をたっぷり付けて、行ってくれましたが、それでもダメでした。
今思うと、唾液を付けてもらわなくても十分濡れていたんではないかと思います。
私が緊張と少しの不安から力が入ってしまっていたのではないかと思います。
時間にすると1時間くらいは挑戦してたのではないかってくらい、長々と諦めずに挑戦していました。
今日はもうやめようということになり、気まずさは残りつつ、最後まで出来なかったので、後日挑戦しましたが、それでもダメでした。
結論から言うと1ヶ月後くらいにちゃんと入ったのですが、それまでの間、もし出来なかったらこんなに好きって言ってもらえてて、私も大好きなのに振られちゃうかもしれないという不安と焦りがありました。
そんな不安や焦りがあるということを彼には言えずに悩んでいました。
彼とそういう雰囲気になる度、今日も出来なかったらどうしようと暗くなりました。
彼はそれに気付き、したくない?別れたくなった?と聞いてきたことがありました。
正直に話して、強く抱きしめてくれました。
その日は何もせず、次に会ったとき、やっと結ばれました。
結ばれた日。
どちらからともなく、キスをし始め、ゆっくり首筋から胸の方を舐められたり、触られたりしているうちに私自身、今日は出来るかもと思いました。
正直に振られるのが怖いと話したことがキッカケとなり、気持ちが軽くなったのだと思います。
そんな風に思っていたのに、気持ちとは裏腹に出来ませんでした。
今日はこれくらいで辞めておこうとなったとき、いつもなら私はそれに従いますが、服を全て脱ぎ(寒かったので直接肌を触れていましたが、服は着たままでした)彼に後ろから抱きつき、辞めないでと言いました。
普段そんなに積極的ではないので、彼は凄くびっくりしていました。
彼が座っている状態で後ろから抱きついたので、そのまま彼の物に触れながら、どんな触り方が気持ちがいいのか確認していました。
そのうち彼が私をもう一度ベッドに寝かせ、再挑戦をしました。
すんなんりとは行きませんでしたが、少しのだけ入ったのが分かり、痛くないか確認されながら全部が入ったとき、感動して泣いてしまいました。
初めて胸を触られた日から2ヶ月以上が掛かってやっと結ばれました。
お互いぎこちなく、初めはうまく出来ませんでしたが、それよりも何ヶ月も掛けて、気遣いながら、私のペースを考えてしてくれたことに今でも感謝しています。
毎回、今日はもう辞めておこうとならずに、無理矢理されていたとしたら、きっと私の初体験は苦い思い出になっていたと思います。
初めての人は忘れられないと良く言いますが、こんなに私のことを考えてしてくれた彼のことを私は今でも大好きです。
あれから15年が経ち、彼とは恋人同士の関係ではありませんが、今でも彼が大好きで、あの日のことは私だけの大切な思い出です。
彼は照れ隠しなのか、本当に忘れてしまったのか分かりませんが、悲しいことに覚えていないそうです。