~出会い~
私が処女を卒業したのは高校2年生、17歳の時。
相手は3歳年上の大学生で20歳の男。
初めての彼氏。
そいつがとんでもなくクズ男であった。
そんな彼との出会いは何とも現代っ子的でネットだった。
当時配信などで話題となっていた某サイト。
彼はそこでアコースティックギターの弾き語りの配信をしていた。
冬休みに入ったばかりで毎日暇だった私は生配信一覧から彼の配信を見つける。
当時アコギを始めたばかりの私から見ると彼はとても魅力的に見えた。
イケメンでギターも上手く声も良い。そして何より彼のオリジナルの曲に私は惚れこんでしまった。
彼の歌声に惚れ込んだ私はさっそくコメントを打つ。
するとすぐコメントを拾ってくれ挨拶を交わしてしばし歌を聞きつつ雑談。
これまた当時流行っていた某チャットを彼はやっていて凸待ちとして公開していた。
私もやっていたので思い切って彼のIDを追加。(凸待ちはしなかった)
当時JKだった私はプロフィール画像をプリクラにしていたのだが、これがまた功をなしたのか彼が一目惚れをして猛アタック。
男性とのお付き合い経験0の私は当然パニック。
初めての異性との電話にドキドキが止まらなかった。
寝る前に電話をして切らずにそのまま寝たり、ひたすらチャットやテレビ電話。そして可愛い可愛いと褒められる。
彼の顔もどちらかと言えばタイプだったので、初めて尽くしの処女はすぐ落ちた。
好きだ付き合おうと言われてコロッと落ちた。
今となっては恋とも呼べないがJKの私は突っ走っていた。
知り合って1週間弱であっただろうか。
彼と会う約束どころかお泊りの予定がたった。
~対面~
初めての遠出。
初めてのデート。
初めてのお泊り。
そして初めての親への嘘。
親には友達の家に泊まりに行くと嘘を吐いた。
彼の住んでいる場所と私の住んでいた場所は離れていたので、これまた初めての一人での新幹線。
3時間弱であっただろうか。不安と緊張でいっぱいの道のりだった。
もしも変なオヤジが来たらどうしよう。
そんな不安もあったが彼にどうしても会いたかった。
駅に着き連絡をし彼を探す。
・・・いた。
正直なところ想像よりだいぶチャラい人が来たので私は一瞬後悔した。
しかし話してみると彼だった。
私の大好きな彼だった。
当時まだ男性慣れしていなかった私には男の人の隣を歩くだけでいっぱいいっぱいだった。
荷物もあったのでひとまずバスで彼のアパートの近くまで向かった。
~初めての二人きり~
アパートに入り荷物を置き少し雑談。
すると不意に沈黙が訪れJKの私テンパる。
その隙にファーストキスを奪われる。
正直めちゃくちゃ恥ずかしかった。
そして幸せだった。
一度してしまえば彼のペースに。
キスをしながらゆっくりベッドに押し倒された。
この時の私本当に口から心臓が出そうなくらい緊張していた。
何度目かのキスの後に唇をペロッと舐められた。
ついにアレが来てしまうのか。
「舌出して」と言われ少しだけ出す純情な私。
ここでありがち「もっと」と数度言われたのち初めてのディープキス。
ドキドキと心臓の音がうるさすぎて死にそうだった。
キスをしながら彼の手がゆっくり胸に伸びてきた。
ちろん胸を触られるのも初めて。
服の上からゆっくりとEカップを揉まれてゆく。
徐々に服を脱がされ「スタイル良すぎ」の言葉に私また恥ずかしくなる。
~1度目の挑戦~
服を脱がされ恥ずかしがる私を楽しそうに見ながら完全に彼のペース。
いや、年下処女の私のペースになることはあり得ないのだが。
ブラを外され直に胸を触られた。
正直ここらへんは恥ずかしすぎて覚えてない。
この日のために用意したセクシーな下着も全て外され生まれたままの姿に。
初めて自分のデリケートなあの部分を触られた。
最初は優しく触られて徐々にいやらしい手付きへ。
そろそろいけるかなということでいざ挿入・・・出来なかった。
先端を入れたところで痛すぎて断念。
文字のごとく裂けるかと思った。
今日はやめようかと彼は言ってくれそのまま二人でお昼寝をした。
少し寝てから近所のスーパーへ買い物へ。
食材やお菓子、ジュースなどを購入して帰宅。
ご飯を作って食べ、テレビを見ながらイチャイチャ。
~ついにその時が~
テレビを見ながら手を繋いだりキスをしたり。
そしてまた彼のペースになり気づいたらベッドに押し倒されていた。
今度もゆっくり解して貰い、いざ2回目の挑戦。
しかしやはり痛くて痛くて苦しかった。
だが彼も若く限界だったようで、私の願いも空しく半ば無理やり挿入。
あれは本当に痛かった。
世の男子よ。
処女にはローションを使ってあげましょう・・・
しかし痛いのはどうにもならないが、それでも幸せだった。
初めて大好きな人と繋がれた。
一つになれた。
胸がいっぱいになった。
気持ち良いとか痛いとかどうでも良くて単純に幸福感で満たされていた。
した後は例に漏れることなくお腹の中と膣に違和感。
ついにしちゃったね~なんて笑い合いながら手を繋いで一緒に寝た。
~その後~
冒頭の文章で皆さんお察しの通り彼はクズ男だった。
1回すれば私への興味も薄れたのか扱いが段々雑になっていった。
テレビを買わされ(w)家事をし私は自分の家へと帰った。
結局2か月も経たないうちに別れてしまった。
彼に会いに行ったのは2回だけ。
今思えば彼はどう見ても立派なヤリチンクズ男である。
なぜあんなにも惹かれたのか今の私には疑問である。
初彼氏って恐ろしい。
そんな彼は恐らく私と付き合っていた時から二股していた幼馴染と、私と別れた直後に付き合い出したらしい。
今となってはそんな事もあったな~なんて女子会の飲みの席の笑い話となっている。
そんな私も大人になり、今では11歳年上の主人と4年ほど付き合い結婚し、毎日とても穏やかに暮らしている。
自分に娘ができたらこんな男とは出会って欲しくないと思う反面、避妊さえきちんとしてくれるなら少しくらいこういう悪い経験をしてもいいかな~なんて思う。
とにかく世の女子たちは自分を守るために避妊だけはきちんとしようね。