・小学生からエッチなことに興味津々
ランドセルを背負って無邪気に男女混じって鬼ごっこをしていても、家に帰って一人で読む漫画の中でキスシーンからのベッドシーンを見つけたり、流行りのドラマのラブシーンを親と気まずい空気で見たりと、何かとエッチ分野に接する機会がありますよね。
自分の中でエッチとは、画像や映像からだけの想像でまず普通のキスをして、舌を入れられて、おっぱいを触られて舐められて、裸になって抱き合うだけだと思っていました。
だけど小学6年生の時、クラスの男子に「男のアレを女のアソコの入れる」という事を聞かされ、「アソコってどこ?」「女の穴」「穴???」まだ生理が来ていなかった私に膣という存在の認識がなく、その日誰もいない自宅に帰ってすぐ、パンツをぬいで鏡をまたいで見たのを覚えています。
そして、初めて発見した自分のオンナの穴!恐る恐る指をあててみると、ゆっくりと入っていき、気持ちいいとかは全く感じられず、どこまで入ってしまうのか怖くなりすぐにやめました。
クラスの男子の言っていた意味がすべてわかり、とにかくその日は衝撃的な一日でした。
・中学生になって大人なエロ漫画
ある程度エッチの内容を知ったものの、自分にはまだまだ先の話だという感覚は変わらずでした。
だけど中学生になり、男子の会話も変わってきて「マスをかく」「勃ってきた」など、またまた謎のワードが飛び出すようになり、ちょっとイケイケのクラスの女子に教えてもらうことが多くなりました。
「エッチとは、男のおちん〇んが固くなって大きくなり、女のアソコが気持ちよくなると濡れてきて、お互いの準備が整えば挿入。前後に動かしてこすれる感じが快感で、最終的に男が発射する」
という感じに認識を改めました。
そんなエロ知識で頭がいっぱいな当時、母の友達が本屋さんでお勤めだった絡みで、家の中には女性週刊誌が三種類ぐらい常にありました。
その中に漫画もあり、エッチという域を超え「エロ」がかなり盛り込まれているもので、誰もいない時を見計らって毎回食い入るように読んでいました。
その漫画の中で、女性が山伏の首かざり(数珠の大きいバージョンのような)を股間にあて、前後に滑らせるように動かしてあえいでいるシーンがあり、自分でこんなことをして本当に気持ちいいのかな…という疑問がわき、その日から数日そのシーンが頭から離れませんでした。
そしてふと自宅のリビングに居るとき、似たような物が何気にぶら下がっていることに気づきました。
木製のボディマッサージャー。
丸い木製ボールがいくつか連なっていて、両端には持ち手がついていて肩などをコロコロするアレです。
頭の中のシーンとリンクした私は、家族が寝静まった夜中にこっそりリビングに行き、それを手に取りました。
漫画では下着も脱いで直接あててこすっていましたが、ちょっとそれは痛そうで怖かったので、服の上から漫画と同じように股間にあて前後に動かしてみました。
最初の数回は恐る恐るだったのもあり何にも感じなかったのですが、こすっても痛くないことがわかって少し強めにやってみたら、どこかのポイントを通過するとき感じたことのない気持ちよさがあることに気付きました。
その頃、クリトリスのことは知らなかったのですが、股間の前の方をこすると気持ちいいことがわかりました。
その時は本当に気持ちよくなるという事が確認でき、なぜかいけないことをしているような気になってそこでストップしました。
両親が隣の部屋で寝ているスリリングな状況での、私の初オナニーでした。
・健康器具で初イキ
それからは、昼夜かまわずチャンスがあれば健康器具を股間にあててコロコロしていました。
穴ではなく外の部分で気持ちよくなり下着が湿気ている感じがしていたので、直接触れての確認はしませんでしたが「濡れる」ということかなぁと思いながらやっていました。
そしてある日、いつも気持ちよくなるはずがなかなかならず、普段以上に長い時間コロコロしていました。
すると気持ちよさが波のように押し寄せてきて、なにかに達したような感覚に襲われました。
多分あれが「初イキ」だったんだと思います。
一旦イク事を知ったカラダは、毎回毎回それを求めるようになりました。
だけどいつでもリビングにおいてある健康器具を使えるわけもなく、自分の部屋で悶々とするようになりました。
「道具を使わず自分でこすれば出来るかも」という発想がいきなりわき、ベッドに入って服の上からアソコをこすってみました。
最初はなかなかうまくできなかったけど、健康器具の感覚を思い出しながら、自分の気持ちよくなるポイントを探し出し、初めて手マンでも感じることが出来ました。
その時に初めて自分の膣を触ってみました。ヌルヌルしてる!濡れるってこういうことなんだ!と実感しました。
そのまま指を入れてみましたが、やはり気持ちいい感覚にはなりません、
あれから数十年たちますが、ほんとのエッチを知った今でも中イキが出来ない私は、あの頃から外イキ派だったようです。